2015年12月28日

メリーキノコクリスマス&地球の声

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のんびりするほどあっという間のクリスマス休暇が終わり、ユヴァスキュラへと帰ってきました。今年はユヴァスキュラやレイヴォンマキでもまさかまさかのブラッククリスマス。
窓の先の景色も、

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相変わらず美しいのだけど、なんだかちっともクリスマス感の湧いてこない平凡な光景…。まあ実際、どうせ日中も大半の時間が薄暗いし寒いし、クリスマスはとことん室内で食っちゃ寝して過ごすわけですが。。
実はミッコのご両親が今年も腕によりをかけて振る舞ってくださったクリスマス惣菜メニューのなかに、スッピロヴァハヴェロ(一番遅いシーズンまで収穫できる風味豊かなキノコ)の甘酢漬けなるものがあったのです。聞けばこれは、両親が作ったのではなく、ご近所さんから分けていただいたもので、なんでもそのご近所さんいわく「このキノコは一週間前にたまたまその辺の森で大量に見つけて慌てて収穫したものだ」というではありませんか!ええー、いくら暖冬とはいえ、一時はそれなりに降り積もった雪もすっかり溶けて今に至るとはいえ、まさか12月のクリスマスシーズンにまでキノコが採れてしまうものなのか!?

ともあれ、この話題が出てからキノコ狂のミッコと、そんな息子にやや張り合う傾向のある(笑)元祖森の男のミッコパパは、「どうせ暇だし、明日の日中は森に繰りだそう!!」と意気揚々。私はもちろんキノコがあるならそりゃ行ってみたいけど、まだある確証もないのになにもこんな寒いシーズンまで森に出て行く「甲斐」はあるのかと、その時点では半信半疑であまり乗り気じゃありませんでした。でも結局翌日アツい森の男たちに説得されて、いつものキノコ狩り用具一式+防寒モードで久々の森に入ることに。
でも秋にたくさん収穫をあげた森に立ち入って早々、

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唖然とするくらいにスッピロヴァハヴェロが、あっちにも、こっちにも!
うおお、ご近所さん情報にあやかって良かった〜思い腰上げてよかった〜

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というわけで、3人で小一時間摘みまくって、このとおりどっさりと収穫。クリスマスの寝る飲む食う以外これといって何もないモードに少し飽き始めていたタイミングで、外に出て自然の中で体を動かすいいきっかけになっただけでなく、その日の夕食(例によってクリスマス惣菜の残り物)には、ミッコがさっそく作ってくれたキノコと玉ねぎのクリームソースという新たな味のアクセントが加わったので、ハムやサーモンもまた新鮮に味わうことができたのでした♪こんな奇妙な雪なしクリスマスは、また来てくれと願うのは違う気がするけど、でもまあ今年に限っては悪くなかったかもね。
余談ですが、今日はクリスマス後恒例のラーメンディナー。なぜって、この時期必ずまだ良質なチャーシュー(クリスマスハム)がたくさん余ってますからね(笑)半熟卵とネギと一緒に軽くつけダレに漬けておいてトッピングしたら、それはもう立派なチャーシュー麺。嗚呼これはもはやクリスマスメニューのシメの一杯であります。


話は前後しますが、クリスマス音楽紀行観ていただきましたか?私はまだいただいた動画は最後まで見られていないのですが、OAの数日前にマッキーファンの友人がわざわざ、槇原さんがDJを務めるラジオ番組(番組放映日前の回)で、彼がすごく細かいことまで思い出しながらフィンランドで見た景色や感じたことを始終語っていたよと教えてくれました。ご丁寧に、某動画サイトに早速アップされていたトーク音源のリンクとともに(笑)
そちらはクリスマス帰省前に拝聴したのですが、本当に、「えっそこまでネタバレしちゃっていいの!?」って言うくらい、サーミの人たちや暮らしの印象とか、私が旅の合間にちょいちょいお教えしていたフィンランド語会話のポイントとか、シベリウス音楽の魅力とか、とても温かい目線で丁寧にお話してくれていて、これはただただコーディネーター冥利に尽きるというのか、あの楽しかったロケの思い出も蘇ってきて胸にじんとくる嬉しさでした。番組中にはなんとシベリウスの作曲したクリスマス曲までもOAしてくれたのですよ!!槇原さんと中島美嘉さんのナンバーに挟まれて(笑)

そんな思わぬサプライズもさることながら、同じ番組内で槇原さんが紹介していた高橋幸宏さんのウィンターソングがまた素敵で、それと同時に、そういえば私も一枚だけ昔高橋幸宏プロデュースのシングルCD(8センチCDの時代ですよ!)を買ったことあったなあとふいに思い出したのですが、いかんせん曲名とアーティスト名まで思い出せなくて。私が小6だか中1くらいのころ(だから20世紀の終わりごろだなw)に、これまた8センチCD並に懐かしい、今はなき「関西セルラー」のCMソングとして結構長い間かかっていた曲です。CMには確か反町隆史と鶴田真由が出てました。メロディーやCDジャケットのデザインは頭にすぐ浮かぶのに、結局最後までタイトルが浮かばず検索に頼って、ようやく、ストン。
Soonという男性二人組のユニット(feat.高橋幸宏)の"Voice of the earth 地球(ほし)の声"という曲でした。きっと同世代以上の関西圏の人は(関西セルラーといえども実は全国区だったのか?)Amazonサイトから部分視聴すれば、「ああ〜これか!」とピンと来る人も多いのでは?

当時私は単純にまずCMでこの曲をいいなと思って、番組のクレジットに高橋幸宏さんの名前があって(あくまでSoonの名はスルーだったはず…)、購入を真剣に検討するほどじゃなかったはずなんだけど、なんとなく記憶に刻んでありました。その後、別のCDを求めにショップに行ったとき、ふいに高橋幸宏ってどんなアーティストなんだろうと思ってコーナーにふらっと寄って、確かそのときたまたまVoice of the earthのCDジャケットを見つけたんです。不思議なもんで、そのCDを見たりタイトルを確認したところで、このCDの曲があのCMソングだという確証は一切なかったのに、あの歌の声とジャケットに写っていたSoonのお二人とその背後でなぜか天使の羽を背中につけて写る高橋幸宏のトリオを見て、そこから歌の声を連想してなんとなく直感で、あ、きっとこの人達の歌な気がする、と思ってそのままジャケ買い(というのか?この場合)して帰ったんです。そしたらまさしくビンゴ(笑)なんか今思えば、中1そこらのお小遣いの額も限られた貧乏少女が、よくこんなリスキーながら面白いCDの買い漁り方をしていたものだといささか驚き呆れる部分もあります。あと、周りがアイドル系シンガーにお熱な中で、よくこんな渋いタイムレス路線がお気に召したものだとも(笑)

関西セルラーの歴代CMって、それこそマッキーとか、氷室京介とか、ザ大御所シンガーたちの歌が使われていたなかで、この曲は歌手の知名度で言えばかなり異例の抜てきだったのでは。現にクレジットに高橋幸宏しか表示されていなかったし。Soonって、今改めて調べようとしてみても情報が少なすぎて。。決してヒットチャートを賑わすようなバンドじゃなかったよね?どうやらすでに解散しているみたいだし。爽やかで穏やかで、いい声してるのになあ。それでも、私は今改めてこの曲を聞いても、余計な表現や主観的な誇張がなにもなくて、ニュートラルな歌声とアレンジで、テンポや譜割りもすごくいいなと思う(ちなみに全部聞きたければニコ動で検索してみてね)。もともと携帯のCMソングとして依頼されてこうなったのか、たまたま歌詞がぴったりだったから選ばれたのか経緯はわからないけど、サビの歌詞はともかくCMイメージにピッタリはまってたし。



ちなみにこれも今日探していて知ったんだけど、高橋幸宏さん自身もこの曲を、歌詞だけカスタマイズして、タイトルも変えて自分の曲として歌っているみたい。こうして本人メインで聞くと、ああいかにも高橋幸宏の曲〜〜ってオーラが強い曲ですね。こちらもありなんだけど、個人的にはSoonのほうがより歌詞が心地よくさり気なく耳に入ってくるし、瑞々しい声がアレンジとぴったりで好きかなあ、というのが率直な趣向であります。

J-popばかりを聞いていたうちは、結局これといって特定のアーティストに入れ込むこともなく、深夜ラジオやTVCMなんかで気になる曲を摘んで、でもいいなと思ったものはしっかりシングルCDでも買っていた。今や、海外にいても聞きたい曲はとりあえずネットから探しだして手軽に聞けてしまう。といってもやはり普段接触するメディア媒体が変わってしまったことで、自発的であれ偶発的であれ耳にする機会を失ってしまった類の曲はたくさんあるし、殊に日本の歌謡だともう、結局懐メロを懐かしむくらいにしか楽しむこともないのかなあ…と思うと少し寂しい。でも、たまたま振り返って再び心を動かしてもらえる音楽がいろいろ記憶のなかに眠っていることは、ちっとも悪くない。

ayana@leivonmaki.fi


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さあ明日は仕事納め向けてラストスパート



posted by こばやし あやな at 05:04| Comment(0) | Suomi×音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

Hyvää joulunaikaa!

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明日からいよいよお待ちかねの、クリスマス休暇。この間は何が何でも休む!という日の直前は、怒涛の事務処理メール処理などで毎度涙目になりながら夜更かしするはめになるのですが、今回は、先ほど最後のメールも送り、記事執筆も終わりはしなかったけど一区切りはでき、HPの達成業務の更新もようやく終えられて、まずまずゆとりをもって収めることができました!!この余裕、とてーも嬉しい。。

昨年は熊本城にのぼったあと博多行ってモツ鍋食べてぬくぬく過ごしたクリスマス。なんだか、フィンランドでハム食べまくってのほほんと過ごすクリスマスも久しぶりな気がして、純粋に楽しみです(ミッコは「嗚呼またあのハム地獄の日々か…」と既に萎えているw)。そもそも、この夏秋はやたらと忙しかったので義実家(=私のリフレッシュ場所のシンボル)への帰省も意外に久しぶり!
普通嫁はこんな時こそ、せっせとお姑さんを手伝い率先して季節行事の準備に励むものなのでしょうが…スーパーチャキチャキホストのミッコママ&パパは、「あなた達は普段よく働いてるんだからこんなときくらいゆっくりしてればいいのよ」と、毎度子どもたちが手伝う隙を与えぬスピードと手際であらゆる準備を整えてくれるので、本音と建前を探る必要のないこの国でそう言われてしまえば、ありがたく気兼ねなく、そうさせていただきます(笑)

既に今年もこんなにバラエティ豊かで見ていて飽きない、素敵な絵柄のクリスマスカードが続々届きつつあります。ミッコはノルウェーにも親戚が何人かいるのですが、毎年国際郵便の所要期間を考慮して早く投函しているのでしょう、一番乗りはいつでもノルウェーのあちらこちらから。さすがに今から出しては間に合わない…という方からのカードには、申し訳なくも電子郵便バージョンでお返事します。

さてそれでは、今年は明日24日から27日日曜日まではきっちりお休みさせていただきます。年末をまたいですぐにやってくる締切りや出張もあるので、28日からはできるだけ平常モードに戻りますので、メール返信などしばし滞りますが、ご容赦ください!あ、明日24日21時10分からは、ぜひ槇原敬之さんのフィンランド音楽紀行観てくださいね〜。それではみなさん、Hyvää joulunaikaa!(素敵なクリスマスを!)

ayana@jyväskylä.fi


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クリスマス休暇中はできるだけ携帯も遠ざけてリア充に専念したい。
posted by こばやし あやな at 05:39| Comment(0) | Suomi×歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月17日

己の努力の限界を知る

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上の写真は、スーパーのフィンレイソン・ムーミンファミリーバスタオル売り場で思わず二度見して隠し撮りまでしてしまった衝撃ワンシーン。。ただでさえ破廉恥な出で立ちのムーミンママのチラリズム(←まだこんな言葉あるのか?)を、さらにここまで恥じらいなく拡大トリミングし陳列するとは。ムーミンパパもこれには赤面しちゃいそう。。商魂たくましいと讃えるべきなのか、なんなのか…(全体像のデザインは左下のイラストです)

さて話は真面目なほうへ。昨日、ようやく、ユヴァスキュラ大学へ提出した修士論文の最終評価と、主査はじめ担当教官たちからの長〜い講評文を賜りまして、なんとうちの大学評定における、ちょっとレアな最高評価をいただいてしまいました!!あああっようやく報われた!!!
評定は、漠然とした総評というよりはいくつかの観点からの評価の総合値から与えられます。言語ハンディがある時点でまあどれだけ頑張っても到達点には限度があろうから、とにかく講評文で内容や論証だけでもそれなりに評価してもらえば良いや…という目標設定でこの半年余りあがいてきたので、さすがにこれは良い意味で意表を突かれた結果。正直、直後は「なあんだ、結局文章表現力は最初から目をつむったのね…」と穿った受け止め方をしそうになりましたが、この観点においての講評としては「多少筆者の母国語に成り立つ表現や論法が散見されるが、論文としての簡潔さや説得力の上では障壁になるものではなく、むしろ文章全体が生き生きと自分の言葉で語られていて良い」のだそうです(笑)さすがフィンランド教育の要、ポジティブシンキング〜!!非母国語の世界で「生き生きと」、という評価は、書き物やさんとしては素直に嬉しいですね。

あとは、(これは多少自信があったけど)きめ細かい論証と、一見シンプルな表象に対する洞察のオリジナリティや深さ(執念深さ?笑)が特に評価されたのと、一回目の主査からの講評会のあとに、言われたこと+自分でも気になっていたことをためらいなくがっつり修正・改良して、目次からして別物レベルの改良作を最終作とした点が(驚きを持って)好く受け止められたようです。記事でもレイアウトでも論文でも同じなのですが、一度自分で「こんなもんでいいだろう」と思って完成させて提出したものから、内心自身でもしっくり来ていなかった小さな違和感・矛盾を、ちまちま直して辻褄合わせようとするのは返って時間と労力を消費するやり方なので、私は好きではありません。昔はそうだったんですけどね…。既にあるものにしがみつかず、他者の意見やアドバイスを素直に聞きつつ、前作を大胆に覆して別物に作りなおす勇気と突貫工事力は、やはり編集者時代に得た一番の財産だと思っています。結局そっちのほうが時間がかからず、何より潔く割りきって新しさを追求できるので、最終的に、最初より絶対満足のいく、堂々とした成果に対峙できるものなのだと信じています。今回もこの方針に救われたと言えるかな。

さて、こうして「終わり良ければ…」な今だから、このフィン語での85ページに及ぶ論文執筆作業という人生の一大チャレンジをなんとでも呑気に振り返られるわけですが…笑

素直に吐露すれば、今回の論文執筆で、私は自分自身の「努力の限界点」を身を持って知りました。つまり、今後の人生では、何であれもう絶対に今回の論文以上に身の丈を越えたことを必死に頑張ることは止めよう、というストッパーとしての限界点です。理由は明快、今回以上に何かを頑張ったら、そのときは確実に体壊すから。大学一年生が、まもなく自分の酒の限界を身を持って知るように、私も今回ばかりは、途中何度も身体のきしみと訴えにはっきりと気づき、以前のブログに書いたようなあらゆる対処法の合わせ技で、まさに寸止めでどうにか最悪の事態を回避できました(ちなみに、自分の酒の限界はまだ知りません…記憶なくすどころか吐いたことも一度もないのでw)。たとえその先に大きな達成感や評価やキャリアをちらつかされても、もう後の人生でこんな無茶チャレンジはしないことを、ここに誓います(笑)私は二十歳すぎまで海外に出たこともなかった大和撫子なのだ。考えることは好きだけど、何も2つの言語文化に心身引き裂かれるような苦痛に見まわれながらなおも未熟な非母国語で思索したり長々文筆したりする必要も意味もなかろう…

とはいえ、フィン語で文学部の論文を一本書ききる、というのは、5年前に自分が自分に課した「フィンランドでこの先やって行くための判定課題」でした。自分は在フィンランド歴もフィン語歴も浅く裏付けになるような資格も何一つ持たずにフィンランドに乗り込んでいくんだから、せめてフィン語で論文一本書いて、それをキャリアにし、またそのプロセスを血肉として、それから現地ジャーナリストの道の未来を見極めよう、という思いで、大学院を受験したのは本当です。結果的に思いがけず早いタイミングで仕事のほうが先に軌道に乗ってしまい、大学の先生方には大いに迷惑をかけ続けてしまいました。それでも、とりわけ今回こんなにも身に余る最終評価を下してくださったパウリーン教授は、「外国人がここでやりたい仕事に就けるなんて本当に恵まれているんだから、(学業も仕事も)どちらも焦らず頑張りなさい」と、私がこれまでどれだけ仕事を言い訳に授業スキップしたりレポートの期限延長を懇願に行っても、ずっと笑顔で許して励ましてくださったのでした。また、ここまで長々論文提出を引き伸ばしても小言さえ言われず、生活に困窮することなく学びの機会を得られ続けたのも、ひとえに学生一人ひとりの多様性と将来性を受け止めてくれるフレキシブルなフィンランド大学教育の恩恵あってのこと。これらの恵まれた環境に加えて、ネイティブたちに混じってなぜか常にあくせくしている私の不可思議な奮闘ぶりに最後まで理解を示し支えてくれた恩師たちやゼミ仲間、オケや日本語サークルの友達などなど、月並みですがこの大学で出会ったすべての人のおかげで、人生最大のチャレンジをひとつクリアすることができました。もちろん一番大きく感謝したいのは、ときに私の心のなかまで覗いて(笑)いつもより良い表現を提案してくれる人生最高の専属ネイティブチェッカー、ミッコですよ〜。


…この流れで、「というわけで私こばやしあやなは間もなく大学を卒業し、長かった学生生活に幕を下ろします!」と宣言できれば良かったのですが…

論文はこうして無事に受理されたものの、斯く斯く然々な事情で、私はもう少しばかり、しがない大学院生を続けることになります…まあ、そのあたりのことは、真の卒業宣言のときに弁解させてください(笑)

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明日からは、今年最後のヘルシンキ出張!
posted by こばやし あやな at 05:39| Comment(3) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月13日

冬の主役は保存食

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昨日はとなり町で小さな撮影取材があり、身体も休みたがっているところをなだめ鞭打って、カメラと三脚かついで外出。家に帰ってきたら写真整理に手をつけるまもなく一眠りしてしまって、次に目を覚ました時には、家中に香ばしいいい匂いが充満しているではないか!正体はもちろん上の写真の、ミッコ作キノコパイ。キノコには、秋に採ってから冷蔵庫で塩漬け保存をしてあったムスタロウスク(和名ウグイスチャチチタケという見た目や食感がシイタケによく似た肉厚キノコ)のざく切りをふんだんに投入してあって、クリーミータルトでありながらの噛み切る時の歯ざわりがたまりません。
キノコの保存方法は、やはりその種類によって向き不向きがあり、このロウスク類には乾燥よりも塩漬けや酢漬けが推奨されています。この秋はとにかくいろんな種類のキノコを幅広く採取したので、保存方法もいろいろ勉強できました。当然ながら我が家は今、冷蔵庫を開けてもキノコ、冷凍庫を開けてもキノコ、棚にもキノコ…笑

陽光に恵まれない冬のフィンランドの食卓には新鮮なものはほとんど何も揃わないので、恵みの季節にせっせと採りだめて保存しておいたものを、こうしてちょびっとずつありがたくいただきながら食いつないでいくライフスタイルは必須。もちろんそれはそれでお腹も心も満たされるし、悪くはない。悪くはないけど、でもやっぱりカニとかブリとか大根とか白菜とか…冬の味覚に恵まれた国がとりわけ恋しくなる季節なのも、間違いありません(笑)

ayana@jyväskylä.fi


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クリスマスまでに雪は間に合うのか…?

posted by こばやし あやな at 20:02| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月11日

遠く 近く

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ふう。ともに一週間を超える北方ロケ帯同2連発を無事に終えて、ユヴァスキュラに戻ってきました。体力気力が持つかな…と心配していたけれど、なんだかんだでロケ中のほうが睡眠時間が規則正しくなるし、パソコン前に向かわなくていいし、毎日ちゃんと食べて、適度に飲んで、気分よく母国語で喋って笑って、出発前に最悪だった肩こりもお通じもすっかり良くなって帰ってきました(笑)

さて、もう公式番宣も出ているので暴露してしまうと、実は今回お手伝いしてきたのは、クリスマスイブの特別番組、歌手の槇原敬之さんの世界音楽紀行フィンランド編の収録でした。槇原さんは3年前から年に一回、ご自身の今後の曲作りへの新たなインスピレーションや音楽観を求め、さまざまな国へと「音楽紀行」に繰り出していて、その様子はTBSチャンネルで放映された後、毎度DVD化もされています。そして嬉しいことに、第4回目にあたる2015年度の旅先に選んでくださったのが、冬のフィンランド。私自身は、今回は通訳コーディネートだけでなく、なんと槇原さんの旅の案内役として、ちょいちょい出演もさせていただきました。
奇しくもこの旅の間には、98回目の独立記念日、そして150回目のシベリウスの誕生日という、ある意味フィンランドの音楽シーンやその歴史背景を知る上ではかかせない2大イベントがありました。それらがどう影響を与えたのか、どこの街で槇原さんがどんな体験をし、どんな音楽に触れたのか…ああ、もう思い出話を語りたくてしょうがないところですが、ここはぐっと我慢し、皆さんにはイブに番組で楽しんでいただくということで!!まだ見ぬ槙原さん、まだ知られないフィンランドの魅力がたーっぷり詰まっていることは保証いたしますよ! CSの見られないお宅ではぜひ後日発売予定のDVDでお楽しみあれ。

「クリスマス特別番組 槇原敬之フィンランド音楽紀行」
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/v2398/


この大きなお仕事はさすがに一筋縄ではいかないことも多く、思わぬ成り行きや自分の至らなさに、少なからず悔しい思いももどかしい思いもしたのですが、それでもとにかく楽しくて、楽しくて、今後またこれに匹敵する充実感の得られるお仕事にめぐり合うことができるかしらと心配になるくらい、撮影クルーのメンバー、景色、現地での出会いと体験…すべてに恵まれすぎるくらい恵まれていました。
私のブログを昔から読んでくださっている方はひょっとしてこれを読みながらすでに頭に浮かんでいるかもしれませんが、実はこのブログではこれまでもちょこちょこと、マッキーの歌の話題が出てきているんですよね。何を隠そう、私が今の夫であるミッコと付き合うことになったのも、Each one teach oneという、ユヴァスキュラ大学にある単位つき言語交換プログラム(自分の母国語と学びたい言語がマッチングする相手を校内で見つけてお互いの言語を教えあったら単位がいくらかもらえるシステム)のパートナーとして、互いに翻訳に興味があったことからいろんな歌の歌詞や詩を訳しあっていたとき、最初にマッキーの「遠く遠く」を選んだころのことでした(笑)いつか本当にこの場所でジャーナリスト活動ができる日が来るんだろうか…と、まだ先行き不安で、そもそも学校にもついていくのに精一杯で、故郷に後ろ髪引かれる思いも強かったあのころ、「遠く遠く」の歌詞にはたくさん前向きな気持ちをもらったし、それを美しいフィン語に訳してくれ、まさに歌詞が代弁してくれていた私の立場や心情を頼もしく支えてくれたミッコへの思いも強くなっていきました。
このお話はもちろん挨拶代わりにご本人にも報告し、それから世のしがないビオリストのまさかの応援ソング「ビオラはうたう」を作ってくださったことへの感謝の気持ちも、全世界のビオリストを代表してしっかり伝えてきましたよ!(笑)(この隠れた名曲を知らない方はコチラをチェック)

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槇原さんは、あの素敵な歌の数々の作り手だというイメージをなんら裏切らない、愛嬌と正義感と万人への慈愛に満ちた素敵な方で、何気ない会話でつむがれる言葉の数々までもが温かく美しかったのが特に印象に残っています。北摂や丹波地方にゆかりのあるもの同士、カメラの裏ではつい関西弁に戻ってキャッキャと楽しいジモトークで盛り上がったのもよき思い出ですし、あの淀みない歌声は極北の凍てついた大気をやわらかく震わせ、そして私や周りの人たちの心を震わせてくれました。
前回の日記では、ただひとつひとつの目の前のお仕事をまっとうしてゆければそれでいいはず…というようなことを書きましたが、今回槇原さんとご一緒にお仕事をさせていただき、撮影の合間にもたくさんお話を交わして、そのおかげでひとつ、「このお仕事をするからには、こうしてゆくべきだ」という自身の専門性への新しい視点も得られました。

日本に留まっていたら、絶対出会うこともなかったであろう人生の恩人と、日本を離れてから出会うことができる、それどころか互いの専門性を交わらせて一緒にものづくりができる…人生って、まさに軌跡の連続で、本当におもしろい。次はまたいつこれほどまでに心からわくわくできるようなお仕事にめぐり合えるかわからないけれど、そのときを夢見て、またこつこつと、お仕事のしりとりを続けてゆきたいと思います。

ayana@lappi.fi


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実は明日も日帰り取材〜

posted by こばやし あやな at 23:44| Comment(0) | Suomiで出会った人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月03日

生き方への小さな手応え

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ロヴァニエミ、クーサモ、ルカ、そしてヴオカッティとフィンランド国内のスキージャンプ名所のオリエンテーリングのようなロケ帯同の旅から戻ってきてはや3日。報道でご存知の方もいるでしょうが、スキージャンプ、ノルディック複合のW杯ルカ大会は、2日とも風が強く、まさかの途中中止となってしまいました…ランキング順に飛ぶため、練習飛びも力温存のためにスキップした葛西選手は結局まったく飛ばずして強制終了…無念の結末となってしまいました。
そんなわけで私も大会中は本来の役目を十分に果たす場もありませんでしたが、ご本人たちにご依頼いただき急遽フィンランド国内メディアのインタビューの通訳をさせていただいたり、全日本チームの突然のおつかいに走ったり、予定外の形ではあったけれど少しは貢献もできたかと思います。葛西選手や全日本チームを支える、多くの素敵な方々との出会いもとても刺激的で、わが身を振り返り考えさせられることも多く、また、来年のひとつの明確な目標も見つけた…というか、与えてもらいました。

もちろん、フィンランドでの密着取材が続いたこの半期、練習でのジャンプは何度も拝んできたとはいえ、大会での勇姿を見ずして終わり、というのはやっぱり辛い!!けれど、W杯自体は2月に再びフィンランドのラハティ、クオピオに戻ってくるので、その時はもちろん一観戦者として応援に行くつもりです。

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ルカ滞在前半はこんなおばけ樹氷の世界だったのに、後半はすっかり溶けちゃった…

考えさせられることが多かった…と書いたのですが、具体的に今回の出張では、私自身の生き方…おもにワーキングライフについて、変な話ですがある種の小さな自信や手ごたえを与えてもらったよう気がしました。私には葛西さんや選手の皆さんのようにこれといったゆるぎない武器もないし、才能も情熱も目標もないし、先の見定まらないすごく散漫とした人生のように思えるけれど、そのスタイルにも何かしら意味や希望がある、というような。

今も昔も漠然とメディアの仕事に関わりたいというくらいの思いしかなく、とりわけ秀でた分野や語学力、経験があるわけでもなく、こうして今はフィンランド在住ライター、コーディネーターとして生活をつむいでいるわけですが、シンプルに捕らえれば私のここまでのワーキングライフはしりとりのようなものだったし、これからも基本的にはそんな感じで細く長く続いていくのかなあ、と。まだまだ学業が忙しいのもあり、これまで自分から仕事を探して捕りに行く、という積極的な動きは某総合情報サイトのライターオーディション応募の一度を除いて、まだまったくできていません。それでも、ひとつの仕事を通じた何気ない出会いや成果が、どこかで必ず次の仕事、次の出会い、次の世界へとつながり絡まって、一本の細長いこよりのように一続きで今日まで伸びてきているのは確かで、それはまさにしりとり遊びのよう。私自身も、次はどこへ向かうことになるのか、何をすべきなのかまったくわからない。運命と出会いだけが道しるべとなり、次の場所へと運ばれていく人生。でも行く先々に待っている世界はいつでも、自分自身も一緒にどきどきワクワクしながら、学びながら、それでいて誰かに必要としてもらえる。もちろんいつ尻字に「ん」がついて先が途絶えてしまうかわらかない不安もあるけれど、幸いいまのところ、どうにかなっているし、どんどん面白い方向に運んでもらっているし、これからもまあどうにかなるかな、という予感もしている。基本的に楽観的かつ運はいいほうなので(笑)

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ルカのサブウェイ(サンドイッチのね)は、よそにはなかなかなさそうな絶景店舗でした!

これまで出会って感銘を受けたアスリートやその道の一流の人たちとはまるでスタンスの違う生き方だけれど、でもこれもまた価値のある在り方なんだと、今回出会った方々とのお話や交流を通して実感することができました。だから私にできることは、とにかくひとつひとつ目の前のことを丁寧に誠実に、一緒に楽しんでこなしていくのみ。過去や未練や一時的な感情に流されず、淡々と、前向きに。そしてもちろん、これはやり遂げたい、挑戦したいと自分から思えることが見つかったなら、そこには全力を注いで成果を出したい。

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ルカで最も感動したのは、スキー村の中にある唯一の日本食店(こちら)のクオリティの高さ。日本人経営のお店を除けばヘルシンキにもここまで日本人をうならせる寿司レストランはないし、おそらくフィンランド一番なのではと思う。でも、なぜにルカで…というか、ルカでできることがなぜもっと海に近く物流盛んな都会でできない…!?

明日からはまた全く別のTVロケ帯同で、再び極北を目指します。こちらはもうジャンルも趣向もガラッと変わり、クリスマス・イブに、日本の皆さんにクリスマスの本場フィンランドから最高のクリスマスプレゼントを届けるためのお手伝いです。私にとっても、まさに今年一年の仕事の集大成と呼べる、どきどきする大仕事。どうぞその成果を楽しみに待っていてください!!

ayana@ruka.fi


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荷造り〜



posted by こばやし あやな at 05:12| Comment(0) | Ruka-ルカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

最終試練は暗号解読?

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こちら、先日近所の湖畔でとらえた逆さオーロラ。こんな絶景が手軽に楽しめる初冬もいいけれど、そろそろ湖も凍り始めて、雪も降り始めて、もう少し冬らしい気候に落ち着いてくれてもいいのにな。。なんていいつつ、実は今年も残すところあと50日にして、年内にはあと3往復、ラップランド出張が入っております(笑)先月の今頃論文執筆が一息ついて以来、自分でも鬱憤を晴らすように出張仕事をじゃかすか引き受け続けてしまった結果、もはや年内はクリスマスの義実家帰省も含めれば自宅にいる日のほうが少ないという有り様…食生活管理をしっかりしないとなあ。ひとまず明日からは先月に続いてエストニア再上陸、そして週末はそこから一気に北極圏へと飛びます(…が、実はまだ搭乗便やそもそも向かうべき街が定まっていないという…リアル桃鉄ワールドにをガタゴト奔走してる気分)。

…と実はその傍らで、昨日にようやく教授から論文初稿の査読が終わったからと部屋に呼ばれ、小一時間ミーティングを持ち、全体的な構成から細部の表現にわたるまでびっしりコメントと改善課題をもらってきました。母国での論文諮問のように後で泣き腫れるほどケチョンケチョンにダメ出しされるということはもちろんなく、非常に和やかで気楽なムードの中で、コーヒー片手に談笑交えて、という感じ。先生にはやはり、私のフィン語がノッてるときとそうでないときの文章レベルやテンション?の差による全体的ないびつさをきっちり見ぬかれていた上、しかもしょうもない文法ミスなどの訂正にまでわざわざ手こずらせてしまい、そりゃ返却までにこれだけ時間かかっても文句言えない…と反省しきり。でも議論内容や構成に対しては身に余る好反応をいただき、その点ではようやく報われた安堵感を得られました。それで最後に、先生が私の全論文の出力用紙に手書きで訂正や要最検討箇所を随時書き込んだものをワンセットいただき、これらを元に修正を終えて今月中には最終稿を出してね、ということなのですが…

先生の手記が、まったく読めない。

…まあこれって留学あるあるだとは思うんですが、ネイティブたちの書く手書き文字って、日本人の眼ではうんざりするくらい判読が大変なんですよね。これだけは、4年彼らの輪の中で勉学に励んでてても未だにまったくダメなまま。だけど、先生の走り書きは、正直これまでにらめっこしてきたどの人の文字よりも、推察すら働かない。。。これがなんだか、いろんな意味でちょっとショックだった…国内でも由緒ある学者家系の令嬢で、スウェーデン系ならではの整った顔立ちのうえすごく上品に美しく歳を重ねてらっしゃる、ただただ憧れウーマンだった先生の字が…字が……
どうにもわからないところに至っては、夫や友達に見せても、これぞという自信を持った答えをだれも導き出せない有り様。でもとにもかくにも、これら書かれた内容修正を解読し、きちんと反映して最終稿を完成させねばならないなんて…こりゃ最後の最後でまさかの大試練です(苦笑)今日もペーパーとにらめっこしてる時間が大半でなかなか進まず。明日もフィンランド人が酒盛りに明け暮れる陽気なフェリーの中で、もくもくと判読&論文修正作業、は免れなさそうです…
仕事も学業も、とにかく無事に乗り越えて穏やかなクリスマスと年越しに辿り着けることを祈りながら、ラストスパートですな。うむ、がんばろう。みなさんも、ラスト50日がんばって!

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おやすみなさい。

posted by こばやし あやな at 08:57| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月31日

文化と文化の境界のあいまいさ

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先々週は、住宅建築を扱う専門雑誌の取材コーディネートでヘルシンキとユヴァスキュラを往復。先週は、(私のお得意様でもある)夫の勤める会社のウェブコンテンツ最新作のため、エストニア南部のヴォルというエリアに住む、独自言語を喋る民族の生活文化の取材撮影にサポート帯同。修論初稿提出からまったく間を空けられずにこのダブル出張…という過密スケジュールだったので、今週はまた次なる任務や締切り迫るレポート課題に追われながらも、気分的にはすっかり腑抜けで、さすがに調子があがりませんでした…。今年も残すところあと2ヶ月。11月、12月はそれぞれ、これまで自己流でどうにかやって来たメディアコーディネート業の有難き集大成とも呼べる大仕事も入っていて、その合間に論文最終稿も提出せねばならないので、休めるときにはしっかり休んで、クリスマスまでもうひと頑張りですな。


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今日は、ここ最近のワーキングライフのなかでひしひしと感じていることを、少しばかり吐露してみたいと思います。

まずひとつめは、文化・民族性・言語といったものの、出どころや実態や境界の曖昧さ、一方でそれらと、「先に認知されたもの勝ち」な観光PR・イメージ戦略との間に介在する、ありのままの現実の捉え方の難しさです。実はエストニアの奥地をわざわざ訪ねたのは、昨年にエストニアのこの地方のサウナ文化が無形文化遺産として世界遺産に登録されたからでした。フィンランド人や、おそらく日本や世界の他の国々の人にとっても、「え、なぜにフィンランドを差し置いてエストニア!?」という思いを隠せないでしょう。多くの人がSaunaはフィンランド語だと信じているし、サウナこそフィンランドの独自文化だと、観光局もこれまでに大々的にPRしてきました。けれど、今回の取材や論文執筆をきっかけに私自身も(サウナ文化研究家として)いろいろそのルーツや語源や諸外国の様相について文献を紐解いたのですが、結論から言ってしまえば、やはりこの文化や言葉を「フィンランドのもの」として独り占めしてしまうのは非常に危険なことなのです。

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そもそも、フィンランド人やフィンランド語のルーツですら、未だに専門家たちの間でもコレというひとつの結論は出ていません。邪馬台国がどこにあったか…の議論と同じです。ただ言えるのは、フィンランド語は、フィン・ウラル語族というヨーロッパでは希少言語扱いされる言語ではあるけれど、バルト海沿岸の諸地域に存在する(した)、現在一国の国語となっていない希少言語や、話者がすでに居なくなってしなった絶滅言語のなかに、類似する言語や影響を受けた言語がかなりある、ということです。たとえばフィンランドの景色を象徴する「白樺」という単語「Koivu」すらも、実はもともと現在のラトビア付近で話されていた言語が元になった外来語なのだ、という記述を以前見かけました。そしてどうやら、Saunaもしかり、です。

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現在のエストニア全体の公用語はエストニア語で、これはフィンランド語の兄弟言語として知られていますが、実は今回訪れたヴォル地方では、エストニア語の方言…と言えなくもないけれど、単語や発音体系がかなり異なることから一般的にはひとつの別言語と見なされている「ヴォロ語(ヴォル語)」が主に話されています。
このヴォロ語、いざネイティブの会話を耳にしてびっくり、驚くほどリズムや口調がフィンランド語にそっくりなのです。けれど、何を言っているかは分かりそうでわからない。。まさに中川家の礼二の外国語コントを聞いているかのようです。ただ、実際にはフィンランド語に近い、あるいはほぼ同じ単語なども少なくなく、不思議なもので分からないなりに少しずつ相手の意図が汲み取れるようになってくるし、こちらがフィン語で話すほうが、英語よりもよっぽど推測がはたらくようで意思疎通がそれなりに可能になるのです。
例えば(タリンなどで話されている)エストニア語も、フィン語話者なら書き言葉を見れば理解や推測可能な単語やセンテンスもそれなりにありますが、話しているのを聞く限りでは韻やリズムはまた別物で、聞き取れるには至りません。なのになぜ、フィンランドに近いタリンの辺りよりもずっと南で、フィン語にこれほどまで通ずる言語が話されているのか…その訳の実証は不可能に近いだろうし、ましてどちらが「先」か、なんて議題がふっかけられたらそれこそ水掛け論になってしまいそうです。
言語だけでなく文化も同じで、現にサウナという行為や建物は古くからエストニアやラトビア、ロシアのほうにもあったし、フィンランドがその発祥だ、なんて根拠は実際どこにもありません。

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今回ヴォル族の人たちが、世界遺産登録への動きの中でとても大人で立派だったのは、サウナ文化の「ルーツ」や「建築的な様式のオリジナリティ」がここにある、と主張したのではなく、「サウナ文化のひとつのあり方」として、彼らの日常文化や信仰と結びついてこんな独自のサウナ文化が根付いているんですよ、という視点からアピールしたことです。これがもし、「うちの地域のサウナが最古だ/最も素晴らしい!」なんて主張していたら、それこそフィンランドとプライドを掛けた争いが勃発していたかもしれません。ただこのことは逆に、これまでのように有無を言わさず「サウナはフィンランドのもの!」とアピールすることの危うさに気づかせてくれます。
ヴォル族の皆さんとの交流以来、国や地域を問わず、私達の身の回りにあるあらゆる物事において、そのルーツや優位性の決めつけには危うさや虚しさが潜んでいる…という認識をするようになりました。そしていちジャーナリストとしても、この点は今後も常に意識しながら、フィンランドPRに勤しむがためにその本質や影の立役者をないがしろにしていないか…と気を配れるようにせねばと思います。

実は年末のお仕事に向けても一件、ちょうど同様に絶妙なとある文化のルーツに切り込む企画が進行していて、正直、本当の現実と求められているイメージとの落としごころを見つけるのに今まだ苦労をしているところです。さて、最終的にどんな形で実現となるか…楽しみでもあり、今はまだヒヤヒヤしています(笑)


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ふたつめは、全然そんな高尚な話でもなんでもないのですが、出会って気づけば4年になる我々夫婦間の、立場関係しかりコミュニケーション言語関係しかり、なんか急激にぐんぐん変わっていってるなあ…という懐古?と驚きです。4年前の今頃は私のフィン語もまだまだ使い物にならず、ミッコに至ってはほとんど日本語を喋りもしていなかったのに、言語交換指導や留学、勉学といった経験を経て、たくさんもどかしい思いをしながら、今じゃ互いに仕事でもプライベートでも互いの言語を使い、(フリーランサーか雇用されているかの違いはあれど)お客様なり企業なりメディアの間で、人をもてなしたりコミュニケーションを助けたり…といった同類の仕事を、それぞれフォローし合いながらこなしているのですから…誰よりも自分たちが一番驚きを隠せません(笑)この間のエストニア取材のように2人揃って必要としていただいたり、2人セットで贔屓にしていただいている企業や関係者というのも日本フィンランドそれぞれに少しずつ増えているこの現実は、さすがに数年前には想像だにしていませんでした…。
あとやはり仕事が絡んでくると、笑ってごまかしたり放棄できないシリアスな物事も当然増えてくるので、それを発端にした小真面目な議論や言い争いも少なからず増えたかも。こういうのをやはりご飯の時間やリラックスタイムには持ち込みたくないのですが、それも今はまだなかなか難しいです。特に締切りせまった仕事の前などは。長年揃って完全に同業・自営業をなさっている世のカップルや夫婦の皆さんは、やがて公私うまく気分や接し方を切り替えるのがうまくなるのでしょうか。子どもができるとまた変わるのかな?

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そんなふうに一部行き過ぎた進化もしてしまったけれど、基本的には今では、お互い「喋りたい内容や気分に合わせて無意識に言語を選ぶ」ことがうまいこと日常化しています。共に疲れているときは私が延々日本語で喋ってミッコが延々フィン語で返すのもまったく違和感がないし、オモロイことを語らうときは関西弁、フィンの時事ネタを語るならフィン語、相手がしんどそうだったり不機嫌なら相手の言語…などなど。少し前まではやはり基本事項は日本語、小難しい話はフィン語と、能力重視で言語を選択せざるを得なかったのですが、このおかげでオフ時間が真の意味で楽に、楽しくなったとつくづく思います。

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かなりの頻度で、日フィンのカップル間のコミュニケーションの秘訣を尋ねられるのですが、これは状況や相手の話せる/話したい言語環境で千差万別なのでなんとも言えないけれど、私達がやってきた努力で言えば、まずは「(最初のうちは楽だけど、お互いにとっての非母国語である)英語を封印すること」、そして「どちらかの言語や文化背景に偏らず、バランスよく双方の言語や文化を理解し利用すること」だったかと思います。図らずしもひとつめの話にも続く教訓ですが、結局確固たる境界にこだわらず、しなやかに立場や姿勢を変えながら、曖昧でも双方が心地よく感じられる地点を探っていくのが、何事においても大切なのだと思うのです。グッドバランスの落とし所を見つけたり、そもそも互いの言語をストレスなく話すようになるまでは苦節も続くのですが(笑)、その努力のなかでやがてその二人ならではの心地よいバランス感覚が培われていくのかなあ、と個人的には感じています。そしてこれから更なる時間とともに、どんな方向へと自分たちが変わり続けていくのかもまた、楽しみ。

ayana@voru.ee


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今日は祝日。家に留まるのも退屈なので、ミッコのボクシングからの帰りを待ってボウリング行ってきます!



posted by こばやし あやな at 20:22| Comment(0) | Viro-エストニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月13日

移住後もっとも苦しかった一ヶ月

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もはや最近のブログ更新の枕詞となっておりますが、「皆さまご無沙汰しております」。

いきなりタイトルの内容に突入しますが、実はこの一ヶ月間、すなわちタンザニアから帰郷後から昨日までの日々は、初めて推進力&鈍感力だけが売りのこの私が心身ぽきっと折れる寸前まで苦しみもがくことになりました。なんとか寸止めですみましたけど(笑)

要因はただひとつ、修論のファイナルアプローチです。それに加えて出張こそなかったもののそこそこ大きな仕事の事始め、そして家では夫が同タイミングで仕事の山場を迎えていおり絶賛ストレス体積中で痛みを分かち合わねばならなかったことも大きかったか…(ということは、ぜんぜんひとつじゃありませんでしたw)
曲がりなりにも文学部提出用の論文なので、アウトプット以前にとにかく思考&推敲勝負です。当然、こんな長大な論文を一度日本語で書いてフィン語訳するわけではないので、そうなると頭で不可視的なことを思い巡らしたり、ロジックを考える作業も、やはり「全力フィン語モード」であることが強要されます。そして先生には、9月前半なんてタイミングで夏休み旅行に旅立つ代わりに、今日10月12日までに必ず初稿提出することを宣言していたので、帰国してからは、まさに一日の寝て起きてご飯作って食べて学校までチャリこいで…の時間以外のほとんどをパソコン前で費やさなければならなくなりました。
この負荷だらけの日常を続けていた結果…まず最初に異変が現れたのが、ある日から頚椎あたりから背中、そして両腕にかけて。そこら一帯の筋肉が、何かの激しい運動をしたかのように筋肉疲労を訴え始め、やがてがっちがちにこった状態で起き上がるのもしんどくなったんです、さらには長時間キーボードタイプ後に指先の神経がぴりぴりとしびれた感触まで残るようになって。

そりゃまあ運動不足とストレスとでこうなったと十分説明はつくんですが、精神的にかなり弱気になってた私は、もしや重大な病気の前兆なんじゃないか…(ちょうどこのころ川島なお美さんの訃報などもあり)と思い悩んでしまい、病院を予約しようとしました。ところが、フィンランドの病院は基本的に緊急性を訴える病状でない限りは、何週間何ヶ月先にしか病院(というか最初に行くべきヘルスセンター)の予約を入れてもらえないのです。そんなの無意味。そこでミッコに頼みネイティブパワーで症状&緊急性200%盛りで訴えてもらい、どうにか即日予約をとりつけました。まあ当然だけど、問診だけじゃ何がわかるわけでもなく。「とりあえず、ストレスと過労だと思うけど…」としか言ってくれないところに「もう金はいくらでも出すから血液検査でもレントゲン診断でもなんでもやってください!!」と嘆願し、どうにか血液検査だけはやってもらえることになりました。ただ、これがまた結果が出るのが10日待ちとかそんなので、しかも電話で判定結果を伝えてくるのみ。即日に詳細がばちっと出ていた日本の病院の優良さ、ちっとは見習っておくれよフィンランド…

結果的には、血液検査の結果がかかってくるまでにトライした、さまざまな病状自己改善&リハビリによって肉体的な各種症状はほぼ完治し、今更…なタイミングで言い渡された血液検査結果もとくに問題なさそうだったので、そのままになってるのですが、良いのかなあ。。。

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病状改善やリハビリというのは、単に毎朝登校前に早朝からあいている市民プールでひと泳ぎするようにしたのと、ミッコに紹介してもらった、街の武道場の一角に施術室を借りているスーパーマッサージ師ユルッキの上半身マッサージ(彼は間違いなくこれまで出会った中で最強のプロマッサージ師だと思う!おすすめ!!)、それからこれまたミッコの格闘仲間の理学療法士ニコに症状や姿勢などをチェックしてもらって処方してもらった個別ストレッチプログラムを続けているうちに、その後もパソコンに向う時間が減ったわけではないけれど、身体的な症状はどうにか抑えこむことができました。

だが、悪影響はそれだけでは終わらなかった。。。さっきお話したように、日中の大半の時間を「全力フィン語モード」で遣り繰りするうち、簡単に言うとアイデンティティ崩壊のような心理現象が起きてきたのです。。。

私、いうても日本語のもの書きが本職だし、家庭内も日本語優勢、お仕事でやりとりするお相手も半分が日本人、で、なんだかんだで思考回路もアウトプット法もぬるい日本語ベースの生活をずっとしてきたのに、論文作業以外のシーンでも気づけばフィン語でなんか一生懸命小難しい考えをまとめようとしてたり言葉を探していたりで、とにかく気が休まらないしイライラ。一番ひどいのが寝付く前で、暗室で目を閉じていたらどんどん非母国語の思考の波が押し寄せてきて、寝落ちする瞬間にハッとゆさぶり起こされるような錯覚が何度も。結局最近は日本語のラジオや音楽やバラエティの音を無理やりイヤホンで聞きながら眠りにつくようにしています。

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執筆作業自体はやっぱりなんだかんだで楽しいので(じゃなきゃ研究者になる気もないのに人生で二度も文学部の論文書くなんてマゾな道選ばんわな…)もうやめたい…とはどうしても思えず、いろいろな欲求や衝動やらに方方からを引きちぎられそうな肉体&精神状態のなかで、結局最後まで離脱の道に逸れることなく、ついに昨日どうにか初稿を書き上げ、今朝ぶじに教授に提出することができました。昨晩は、この瞬間の喜びのためにとその前日からフツフツ煮込み続けていたラム骨スープベースの自家製醤油ラーメンでお祝い!あいにく夫は週末からヘルシンキ出張だったので、ごめんよ〜と南に向かって叫んで、一人でずるずる。

まあ、こんな赤裸々に辛辣さをアピールしておきながらも、

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夕方や週末はせっせとキノコ狩りや別荘のような義実家邸に羽根を伸ばしに行ったり、

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先週の金曜日は地味に結婚一周年だったので、街のオサレレストランで贅沢ランチを食べたあと、披露宴を開いたお茶カフェを2人で来訪し、偶然お茶しに来ていた参列友達も交えてみんなで思い出話にふけったり。オーナーのアンネさんが、お茶菓子やフォーチューンクッキーを無料サービスしてくれただけでなく、帰りがけにサプライズで、一年前のパーティのときにお客さんに振る舞った日本の桜緑茶を一袋、メッセージシールつきでプレゼントしてくれたのでした…涙 イントロ写真はそのお茶と、瓶に指していたら見事にドライフラワーとなった、式の日にミッコが胸に指していたバラの花。確か本物は真紅色だったけど、いつの間にか紫のバラになっちゃいました…嗚呼ガラスの仮面!田辺誠一!!。。。ちなみに夫の最近のブームは、あの日以来ネット上に氾濫するさまざまな福山雅治の宣材写真の無造作キメ顔のモノマネです。顔の方向性が違いすぎるけど、妙に特徴を捉えてて、書き疲れたら「ちょっと雅治やってや」と訪ねていっては爆笑してプチ休憩していました。

それから、例のフィン全土オーロラ祭りの日は、ご近所さんたちとスキー場のてっぺんまでのぼって光の渦をみてはしゃいだり。。

とまあ、こんな感じで、「ストレスたまって参ってます…」と言ってもあまり信じてもらえないかもしれないくらいに、レクリエーション時間もとってはいました。
ただ、夏の後半からは涙を飲んでもろもろの帯同系のお仕事は自粛していたので、ようやく論文もかたがついたということで、明日からようやく本格仕事復帰、早速来週末まで連続2本立てで取材コーディネート業に行ってきます!!一本は一応海外出張、しかも夫との共同事業!あるものの「聖地」を求めてとある無名の片田舎に赴く…という、相変わらずわくわくする企画モノです。今年はなんだかんだで近隣国に出向く機会が多くて嬉しいなあ。

ちなみに論文の方はこうして初校を出して終わり。。。とはならず、このあと指導教官らのチェックとコメントを受けて再度書き直し、さらに最終バージョンを教授経由でUrkundというスウェーデンの盗作や著作権侵害発見システムに登録診断してもらって、問題がなければ大学に受理される…という経緯です。初校と正誤表出したら泣いても笑っても修正不可で地獄の口頭試問行き…だった日本の大学のときと、どっちがいいかと言われると難しい。。笑 まあとにかく、年内には受理されるよう、ちょっと外回り仕事でリフレッシュしたらまたもうひと頑張りします!

ayana@jyväskylä.fi


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明日はスーツケース転がして登校して授業でてからヘルシンキへ。。。

posted by こばやし あやな at 06:12| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月29日

タンザニアにて、人生の気分転換。

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相変わらず、ブログにはなんの帰国報告もせぬまま2週間がたとうとしていますが…、おかげさまで、9月頭から半月ばかりユヴァスキュラを飛び出しての夏休みは、毎日本当に充実していて、出会いだらけ、刺激だらけで、今でもほぼ毎晩夢の中では異国の中をさまよっています。メインはタンザニアで過ごした二週間だったのですが、初めてのアフリカ旅を経て考えることは多分にあるものの、とりわけ強く強く感じたのは、人がどこでどんな生活を営もうと、「水」と「教育」がいかに大事か、ということでした。フィンランドでは空気のように意識せずとも満足に享受できるこのふたつの要素が、どれだけ人間一人ひとりの生活を支え、輝かせ、向上させるかということばかりを、訪れる先々で実感したのでした。

なにせタンザニアという国は、電気と水は十分に供給されないくせに、携帯の電波(SIMカード経由でのネット環境)だけはべらぼうによくて、サバンナの真ん中でも無人島の上でもふつうにネットが通じてしまったがために、夏休みといえどもごく普通に仕事のメールにも応対し、どころか白い砂浜の上でスカイプ会議をし、そしてSNS(おもにFB)のほうに逐一出来事や考え事コラムにしてをポストしていました。ですので、今回はそれらのリアルタイム・ポストのリンク一覧と、これも一般公開にしてある各アルバム全3編のリンクをここで一括公開することで、タンザニア帰国報告に変えさせていただきます。

【Suomiのおかんサイト・コラム】

ダルエスサラームのタンザニア布問屋街めぐり

ティンガティンガの前衛アーティストは北欧デザイン志向?

本場タンザニアコーヒーのオシャレな焙煎カフェ

カオスを極める長距離バスターミナル

ムルゲ家におじゃまします

キリンの前でフィン語を話すタンザニア人と日本人

アフリカ情緒たっぷりのエピソード集

プリスクールの子どもたちの驚くべきポテンシャル

なんと見事なまほろばの街、イリンガ

障がい者に生き甲斐を与えるものづくりの工房

プチ・キャニオンのイシミラ遺跡でマサイとはしゃぐ

みんなで子守が当たり前の優しい社会

オーダーしてた服が仕立て上がりました!

ローカル目線で迷い込むストーンタウン

ザンジバル島だけに棲む幻の猿を探しに

プロペラ機の助手席からの眺め

無人島なら治安も気にせずのんびり

無事帰国、ヘルシンキ空港駅の今…

【アルバム集】

タンザニア100景

タンザニアで出会った人々

サバンナ&ジャングルサファリ


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まあこの他に前半は毎年恒例のシベリウス音楽祭へ、そしてストップオーバーを利用してちょっとだけスイスにも立ち寄ったりしていたのですが、回想記はとりまご勘弁ください…。

なにぶん、帰国してから久々に猫の手も借りたいほどの多忙な日々が続いています。論文完成はもう何が何でもの急務、そしてやりがいのあるお仕事の話をたてつづけに戴いております。おそらくこれが今年最後の大仕事になるかな…というタイミングの縁談が先日まとまったのですが、これは本当にこれまで在住コーディネーターという仕事をやって来て一番願ったり叶ったりというのか、こんなに幸せなお仕事はもう後にも先にもないんじゃないか…という予感がすでにしていて、これを無事に終えられたら、年の瀬でもあり激しい燃え尽き症候群になってしまうのでは…という気すらしています(苦笑)とにかく無駄にそわそわせずに、ひとつひとつ、丁寧に誠実に。
もうこんなお気楽な一人旅も今後できるかどうか…という十分すぎる充電をして来たので、ここから年末まで一気に駆け抜けます!

ayana@dar_es_salaam.tz


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最近は朝練のある中学生並みの早寝早起きしてる
posted by こばやし あやな at 15:09| Comment(0) | Tanzania_タンザニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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