2014年07月14日

世界最大の木造教会がこんなところに

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コリ国立公園(と、楽しい森の奥女子会の繰り広げられたヨエンスー滞在)からローカル列車を乗継ぎ、次に降り立ったのがケリマキという街。ほとんど無名のたわいない小さな田舎町なのですが、なぜかそんな街に、「世界一」を誇るものすごい歴史遺産があるのです。

それがこちら、

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「世界一の木造キリスト教会」であるケリマキ教会!この写真では手前の鐘楼のほうが威勢を張っている用に見えますが、世界一なのは奥の礼拝堂。

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こちらです…手前に腰掛ける老夫婦とくらべて、このスケールの大きさ、わかっていただけるでしょうか。なんとこの教会、平面が45メートル×42メートル、高さ27メートルという、フィンランドで伐り出される木材の全長を考えても驚くばかりの規模なのです。完成したのは1848年。

さあ、なかをご覧に入れましょう。

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暖房装置付きの骨太な四本柱を中心に支えられた、超がつく巨大な空間!!バルコニー席はなんと三階席まで!もはやこれは教会というよりは劇場やコンサートホールの域。実際、この教会の最大収容人数はなんと5000人に登るのだとか!ケリマキは街自体は小さいけれど、教会区としては周囲の村々を束ねた要所で、これだけ大人数の集える教会造りがどうしても必要だったのだと。でも、石造りにするには予算が足らず、ならばええい木造でなんとかしてやれーー!と棟梁たちが奮闘して見事に組み上がってしまったという、この目を見張る空間。よくやってくれました。余所ものの知識と技術で石造りするよりずっと意味のある、誇り高き教会ではないですか。

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ぱっと見れば色合いからも鉄筋コンクリート製?と疑いたくもなりますが、このとおり、どこもかしこもれっきとしたmade of wood。

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継ぎ目や装飾もほれぼれ見とれてしまいます。

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天井の角ばったドームは、天井よりさらに10メートルも高いのだとか。

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天井からさがる優美なランプがドームにぴったり重なった神秘的なアングル。

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入り口扉の取っ手の装飾もさり気なく凝っていて素敵。
ひさびさに地方ならではの「根性入り」木造教会をじっくり堪能しました。ああやっぱりフィンランドの教会探訪は面白い!

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…ちなみに…フィンランドの鉄道駅やバス停って、町の名前を冠している限り「ふつうは」そのまちの中心街付近、遠くても5キロ以内にあるものなのです。で、今回も急遽立ち寄りを決めたケリマキ、きっとケリマキ駅から歩きもしくなんらかの手段でたどり着ける距離なのだろうと思い込んで、とくに位置関係すら調べてなかったのです。
そしたら、駅に降り立った先に看板もなく先に続くのは森と一本道。ちょっと不安になって、写真に映っているグループ…帰省してきた娘とお孫さんとの再会に湧く老夫婦たちに、セントラルへ向かう方法を訪ねてみると、「え、アンタ、ケリマキは中心街から15キロも離れたフィンランド一うら寂しい駅なのよ!!」と…!そのうえ、駅と中心街をつなぐバスすら通っていないというじゃありませんか。。。

呆然とする私を、「もちろんそんな哀れなアナタを取り残して出発はできないわ…」といって、実際やや方向がちがったのに、親切にも中心街の教会ど真ん前まで車で送ってくれたのでした(涙)フィンランド一うら寂しい駅で、人の愛情に触れることのできた私は幸せ者ではないですか。
いきなり車に乗り込んできた私にたいする孫の坊やの反応は、これまで現地の子どもたちが初対面のアジア人に一様に見せてきた戸惑いと照れのリアクションとはまるで別で、「はじめまして、ボクの名前はミッコです!ようこそ僕達の車へ!」とハキハキ挨拶までしてくれたのです!!嗚呼ミッコJr!!!キミの温かいもてなしを私はずっと忘れないよ!短い便乗ドライブのあいだも、いろいろ夏休みの計画のお話を聞かせてくれて楽しかったよ、ありがとう。

ayana@kerimäki.fi


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今日、うちに夕食を食べに来た韓国人の友達がなんと明太子をたらふくくれた!!久しぶりの味にご飯が何倍でも食べられてしまう…♡



posted by こばやし あやな at 05:52| Comment(2) | Kerimäki-ケリマキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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