




バルセロナ5泊はちと長すぎるかも?と思っていましたが、あっという間に最終夜を迎えてしまいました。今回、とにかくお天気に恵まれすぎるくらい恵まれていたのと、なんのトラブルに巻き込まれることなくひたすら自由に、気持ちいいとこ歩いて刺激的なものを見て美味しいもの食べて…で、まさにパーフェクトな気晴らし旅行となりました。でも多分これ以上居過ぎたら、街の人との共通言語の乏しさに異国情緒通り越してイライラしはじめそうだし(スペイン、思いのほか英語が通じずびっくりした…)、日本並みのうだる暑さで夏バテ起こしそうなので、期間的にもちょうどよかったように思います。
観光情報にはならないけど、何気なくも印象にのこったシーンとして…
○3年ぶりにセミの声を聞いて、日本ではよく四六時中この宇宙を感じさせる騒音に耐えてたものだと驚いた。
○チュロスはかりん糖みたいに短くて塩っ辛いのが普通のよう。ディズニーランドのがデフォルトと思ってはいけない。ホットチョコとのコンビネーションは抜群でした。
○スペイン人、もはやモラルとか親切心とかのレベルを通り越して、電車の中ではお年寄りや妊婦さんが乗ってくると誰もが反射的に席を譲らなければ気が済まない文化があるらしい。停車駅で人が乗ってくるごとに誰もがぱっと出入口に目をやって、席が必要そうな人が乗ってきていたら即座にみんな立つ。これ圧巻。
○初めて利用した地下鉄改札が、日本ではまずお目にかからない左利き用(左手で切符操作)でこれまたびっくりした。自分左利きといえども、改札は不自由のほうに慣れてしまっていたので、ありがたいけどもとまどってしまった。けどこれは100%このタイプでもないことがあとでわかる。各駅の改札マシーンのタイプによりけりみたい。ちなみにフィンランドには地下鉄でも列車でも改札というものは存在しないので、このシステム自体ちょっと久しぶりだったり。
さあて、そして今、良い感じにフィンランドが恋しくなりつつあります。この旅を決めたのは、最近ちょっとフィンランド生活における新しい刺激の少なさにうんざりしていたところだったから。いや結局、暮らすという観点ではフィンランドは自分にとってこの上ない環境なので、心は必ず戻ってくるのです。ただ、やっぱりときに非日常を取り入れないと、私自身もつまらなくなりそうだし(笑)このバルセロナ旅行はフィンランドにとどまっていては絶対にもらえないいい刺激をいっぱいくれたので、これでまた心機一転、明日から頑張っていけそうですな!
というわけで、明日ヘルシンキに帰郷、その足で一件新しいプロジェクトに向けたビジネスミーティングに向かい、来週一週間は連日予定みっちりの取材旅行が続きます。実はもう今日の朝ごろからは頭はすっかり来週の密着取材モードで、リゾート海浜でもそのシュミレーションや文章試作ばっかりしておりました(笑)よし、待ってろフィンランドーー!!
ayana@barcelona.es
ヘルシンキはだいぶ寒く感じるやろか?