2015年02月25日

気まずいけど不思議とまた行きたい忍者村

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今更、二ヶ月も前の一時帰国のエピソードを掘り起こすのも何なのですが、ちょっと愉快な縁?もあったので、お付き合いください。

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一時帰国中に、大学時代のビオラ弾き仲間たちが、結婚祝いとして2泊3日のプチハネムーンパッケージをくれたのです。ただしそれは文字通りのミステリーツアー。出発日の前日に大阪で執り行われた同窓会で、旅のしおりと各所予約情報などが手渡されたその時に、初めて詳しい目的地やら滞在ホテルやらが告げられたのでした。結局そのミステリーツアーのメイン舞台となったのは、九州は佐賀県。何があるのか予備知識が限りなくゼロに近い県を推してくるあたりが、いかにもマイノリティ楽器奏者らしいチョイスでしょう…

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ただ、この佐賀旅は思いの外(?)すんごく楽しかったのです。有田焼だとか唐津城とか、ああこれもあれもフロム佐賀だったのか!という発見も多かったし、料理も新鮮な海の幸から山の幸までなんでもござれで大満足だったし、観光だ集客だと気張ってないおだやかな感じに、帰国早々就職面接やら豪雪中の強行北上やらですでに少々お疲れ気味だった自分たちのペースを乱されることもなく、のほほんと癒やされてきました。

そんな佐賀旅の最終目的地は、嬉野温泉の温泉街にある「肥前夢街道」という謎のアミューズメント施設。旅行時にはあえてまったく前提知識を取り入れず、しおりに書かれているがままに動きまわっていたのでこれはあとから仕入れた情報ですが、この肥前夢街道はもともと嬉野温泉のとある老舗旅館(なんでも島津藩のご一行の行きつけ宿場だったそうで、確かにこの温泉街には十字に◯の家紋を掲げたグループ旅館が散見された)が経営を始めた観光施設で、当初は江戸時代の長崎街道の情緒や建物を再現したパークだったそうです。でも、ある時から忍者村にリニューアルされ、集客にも成功しているんだとか。

ただ、この忍者村が、(ネタもの大好きな我々にとっては良い意味で)胡散臭く、脱力系なのです。まず敷地の麓にでかでかと掲げられた看板がこちら…

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提訴する気力を萎えさせてしまう、なごみ系パクリ…

さらに忍者村を謳っていながら、園内には

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馬がおり、

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二重のきれいな豚もおり、

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アルパカもおられます…。江戸時代の肥前にはすでにアルパカが輸入されてきてたのか?長崎に着いた貨物船に迷い込んでたのが佐賀でようやく見つかり捕獲されたエピソードがあるとか??

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嬉野名物のお茶畑も、なぜか敷地内に。

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園内のあちこちにある顔ハメデザインも、ツッコミどころが難しいボケの連続…

…とまあ、とにかくそこかしこが如何わしさに満ちた忍者村なのであります。しかもウェブサイトでは(たぶん)根拠なく、「元祖・忍者村」と熱烈アピール。元祖ってアンタ、つい最近別施設をリニューアルして忍者村になったのだから、国内有数の新星忍者村だと思うのですが。。。
そもそもなぜに此処へ忍者村??、の弁解に至っては、「忍者といえば、伊賀、甲賀、ならば佐賀も…」だそうなので…もうここはひとつすべて鵜呑みにして素直に巻き込まれるのが、楽しむカギといえます。

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手裏剣修行のブース。この手裏剣は、ちゃんと鉄で出来た本格派だった。
けど、その隣の吹き矢ブースの吹き矢は、爪楊枝にチラシを巻いてある超お手製感満載のシロモノでした…

でも、なかで見られる忍者ショーやからくり屋敷などは笑い要素もありつつなかなかの本格派で、けっこう興奮させられましたよ!いいね、この気合を入れるところとスカすところの絶妙なバランスが。それと、(これは真相がつい最近になって明らかになるのですが)、園内の忍者スタッフはぜったい顔で選んである!!!みんな、方向性はバラバラだけど、世に云うイケメンお兄さんカテゴリー内の人ばっかりだったもん。園内ではずっとテーマソングがBGMとしてかかっているのですが、これがまた初期ジャニーズ曲を彷彿とさせるようなノリで…今だときどき無意識に口ずさんでるくらい、頭にこびりついています。

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実はこのミステリーツアー中、入場料の要る施設などでは、しおりと一緒に預かってきた、釣り銭いらずで渡すだけでOKの各種入場料…のはいったご祝儀袋を、あえて二人とも日本語がわからないふりをして受付の人に押し付け、対応してもらう…という、恥のかき捨て指令をクリアせねばならない場所が何ヶ所かありました。(佐賀の前に立ち寄りが指定されていた)広島の原爆資料館では、入場料1人50円ということで、きらびやかなご祝儀袋の中に100円玉がコロっとはいっていて、よりによってこの場所でこの祝儀袋で渡すのは不謹慎さに勝てず中の封筒で渡してしまいまたしたが。。。

で、例によってこの忍者村でも、入場料および忍者のコスプレ代が二人分納められた祝儀袋を握りしめ、園内ではフィン語オンリーで会話することにしようと誓っていざ門をくぐると…

ようこそでござる、にんっ!!

と、さっそく忍者の格好をしたスタッフたちに手厚く迎え入れられる…私が先陣を切ると確実に相手は私を日本人だと悟って私にばかり話しかけてくると思ったので、あえてミッコが真っ先にその忍者たちににじり寄り、得意の「アメリカ人がしゃべるカタコト日本語モード」で、「ワタシタチ、ニホンゴホトンドワカリマセン〜コレ、オネガイシマース」と、祝儀袋を無理やり押し付けました。
きょとんとする青帯の忍者さんはまだヤングマンだったので、そもそも祝儀袋の開け方すらわからず、苦戦しているところを横で見ていた年配忍者に助けられてようやく開封。「この二人にコスプレ付き一日フリーパスをお願いします。お代はここに入っています」というメッセージを見て、嗚呼そういうことなのね…と、まずは我々を無事入場させてくれました。ところが悲劇はここから起きる…

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(私の忍者服を選んできてくれた忍者さんも動揺してたのか、絶対もう少し私向けのサイズあっただろう!といいたくなる…ものの、それも言えない状況に…)

受付の奥に通され、忍者コスプレに着替えることになったのですが、なんせ我々の対応を任された青帯忍者さんはおそらく複雑な英語なんて喋れないのでしょう、どう言えばいいんだ…?そもそもこの黒髪の女、ほんとに日本人じゃないのかよ??という疑いの態度が笑顔の奥にありありと感じられ、ともかくまず私の目ばかりを見て、「貴女は日本人ではないのですか?」とは聞かないまでも、さり気なく日本語で喋りかけてこちらの反応をうかがい始めたのです。私はとにかく異国語を聞いているつもりで反応スイッチをオフにし、ソーリー、イン イングリッシュ プリーズ…と目線をそらすしかできず。。
ともかく、なかなか私への疑惑は晴れなかったようで、彼はその後も相も変わらず、英語表現に詰まったら私の方を向いて日本語で喋りかけてきます。。。そしてついに、彼が我々のサイズの忍者服をとりに奥に行って戻ってきたとき、つかの間の開放で気を緩ませてしまってた私がボロを出してしまったのです。「じゃあ、かばんはあっちに置いて…」というとっさの呼びかけに、ついうっかり、かばんに手をかけてハッと固まってしまう私。。。。。。ああ、もう面目ないったらありゃしない。。

ともあれ、それで「ほうらやっぱりね」としっぽを掴んだ忍者さんは、その後はもうマシンガンのように私に日本語で説明を浴びせ、ミッコへの通訳を促します。内心パニック状態だった私はやぶれかぶれでとっさに、「自分は幼い時からフィンランドに移り住んでいたので、多少家庭内で日本語は喋ってもいたけれど複雑な日本はお手上げの、フィンランド語が母語となりつつあるエセ日本人」という設定を決め込む方針に切り替えることにし、あえてフィンランド語アクセントの日本語で返事をしたり、時々わからないふりをして「◯◯とはなんですか」と聞き返したり、もう思い出すだけで情けなさすぎてドロンと我が身を煙に巻いてしまいたくなる苦痛の時間をやり過ごすことになったのでした。しかも、園を満喫して最後にまた着替えるときもおんなじ青帯忍者さんが待ち受けてて、気まずい茶番劇第二ラウンドがスタート。。。
ミッコなんかもう1人でそのノリを楽しんでて、わざわざ私をつついて「彼にこれを訳して伝えて」とフィンランド語で前置きしてから、わざとすんごいデタラメしゃべり始めるし。。。パンチ

そらミッコはええわな。(もちろん忍者の話す日本語を理解してるけど)肩をすくめて「ワ〜カリマセン〜」のジェスチャーしてりゃ誰も疑いの目を向けることはないけど、日本人が長時間日本人じゃないフリするって、皆さん、やってみたらわかると思いますが超至難の技なんですよ…。人生において、そんなことしなきゃならない場面に遭遇する人は稀だとは思いますけど。。

…と、そんな思わぬ悪夢を置き土産にしてきてしまった忍者村でしたが、ミッコと新婚旅行のことをふと振り返るとき、今でも一番回想して盛り上がってしまうのは、なんだかんだでこの絶妙クオリティの忍者村の思い出(エセ外人ごっこのことだけでなく)。そんな肥前夢街道の、しかも私たちの茶番で振り回しまくってしまった青帯忍者さんに、つい先日、思いがけない形で再会することになったのです…


ネットニュースでたまたま知ったのですが、なんでも今年から、2月22日は「にんにんにんっ」てなわけで忍者の日として、日本国内で正式に認定されたらしいです。そしてなんとなしにそのニュースのリンク先などを辿って行くと、なんとその日に合わせ、九州ではかなり認知度の高い、肥前夢街道から誕生した忍者アイドルグループ「葉隠隊」の人気メンバーのひとりがファンイベントで卒業公演を行ったとかなんとか…

その、惜しまれながら大勢の地元ファンの前で最終日を迎えたその忍者こそが、載せられた写真と動画をみてびっくり…なんとあの時の青帯忍者さんだったのです!!!愛称は燕扇(えんせい)さん。彼は長年葉隠隊を母体として、得意の話術で地元のPR活動に励んだり、ラジオのDJまでもを務めたりとローカルメディアでも活躍していたそうなのですが、今後はアイドル忍者としてでなく一ローカルタレントとして、熊本を拠点に1人出しする決意をしての、今回の卒業だったようです(もうつい真夜中にあれこれ調べまくっちゃいましたよ…)



彼や、葉隠隊の情報や動画はネット上でいくらでも見つかるし、葉隠隊メンバーひとりひとりのFacebookファンサイトまであることから察するに、少なくとも佐賀県ないし九州北部エリアでは、きっとかなりの知名度をほこる異色アイドルグループなんでしょうね。ローカル情報バラエティー番組のひとつと思しき上の動画では、燕扇くんらが肥前夢街道や葉隠隊の魅力を面白おかしく紹介しておりますので、お暇な方はぜひご覧くださいませ。もちろん、もし近々佐賀に行かれるご予定がおありの方には、プレ観光情報としても役に立つはずです!
とりわけ7:20くらいから彼らが(ところどころあやふやに)歌って踊ってるのが、園内でエンドレス再生されていたというテーマ曲であり彼らのデビューシングルらしい「HELP」です。これだけでもぜひご視聴ください(笑)

というわけで、今後も遠いところからではありますが、パランデル家はひっそりと(贖罪の意味も込めて)燕扇くんのさらなる活躍を祈り続けたいと思います。にんっ!!

ayana@saga.jp


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今宵は資料作りが一段落して安らかな夜を迎えています


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2013年12月11日

帰国報告

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日本からは結局なんの日記更新をすることもなく、でしたが、無事に東京にたどり着き、任務を終えて、無事にユヴァスキュラに戻って参りました。展示会やトークイベントの成果報告、お礼などなど綴りたいことは山ほどあるのですが、軽い時差ボケで今にも眠りこけそうなのと、非情にも明日が修論中間発表の日ということもあり、話の続きやコメント返信などは明日以降でお許しくださいませ。

ayana@jyväskylä.fi


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明日まともなフィン語が喋れるかどうかも怪しい。。。
posted by こばやし あやな at 05:42| Comment(0) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月11日

東の古巣へ/ご清聴ありがとうございました

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ご無沙汰しております。年明けの東京旅から、昨日北神戸に帰って来ました。
明日の今頃はまた、極北へ向かう機上の人です。

まるで生き物の体内細胞が老化や代謝を繰り返すように、記憶に刻まれた時からまためまぐるしく変わりゆく母国の首都。私が二年あまり暮らした古巣・高円寺もしかりで、せせこましい商店街のお店の数だけひしめく、夢追い人たちの魂が、誰も知らない筋書きである日すっとそこから消えては、その空き間にすかさず新たな思いが灯される。区画自体が拡張することのない狭い世界で、ただひたすらその消えては現れてが繰り返されているので、久々に再訪して街並みをざっと見ている限りでは、あの時からなにが変わってなにが変わらぬままなのかも、はっきりとわかりませんでした。

けれど、どれだけ営みのスタイルが変わり、身体が年齢を重ねていっても、私が変わっていてほしくないと願っていた、とりわけ思い入れのある人々の眼差しだけは変わっていなかったことに心から安堵しました。当時の私の人一倍多忙な暮らしのつかの間のリラックスタイムを彩ってくださっていた、夜行性の街の方々。通いつめていた銭湯の番台のおっちゃん、小さな食堂を切り盛りするおじいちゃん、高円寺のお母さんと慕っていた沖縄料理屋のママさん、ただの通りがかりでもコテコテの関西弁で声援をくれてたたこ焼き屋のお兄ちゃん、みんな誰もが、「覚えてますか…?」というべきか躊躇している私の顔を見るなりすぐに、「高円寺におかえり!」の言葉をくださったのです。それも、「フィンランドの生活はどう?」って、ちゃんと私の行き先までを正確に覚えてくれていて。

アパートのすぐそばにあって、いつも極上のサイフォンコーヒー付きモーニングをいただいていた純喫茶のおばあちゃんは、もう結構いいお歳なのだけど「あなたとは、震災で怖い思いをした時によくここで同じ時間を過ごして、楽しいおしゃべりで気を紛らわせてくれたからとても良く覚えているんです」と、心のアルバムから懐かしい思い出話をつぎつぎに引っ張りだしてくれました。

フィンランド渡航の軍資金を貯めるために、編集者業のかたわら夜中に半年間だけこっそり働かせてもらっていた高架下の寿司居酒屋。こんなに人様に怒鳴られ続けたことは後にも先にもない、でも必ず要所で粋なフォローをいれてくれる大将は、がらっと引き戸を開けて入ってきた私の顔をみるなりしばしきょとんとして、「今朝、たまたまテレビでオーロラ特集の番組が流れていて、そういえばフィンランドにいったあの小娘はどうしてるかな、と家内と話したところだったんだぞ…」と、あんぐりしちゃってて(笑)

唯一残念でならなかったのが、これまたおしゃべり相手が欲しくなったときに1人でもしょっちゅう通っていた、店内たった5席の小さくて薄汚い餃子居酒屋を訪れた時のこと。ロック好きの陽気なマスターもまた、私を一目見るなり、「ようっフィンランドのおねえちゃん、久しぶり!」っと、再会の感動もなにも昨日に続いて今日もまた来ました、程度のノリがかえってありがたい。絶品自家製餃子の味もそのままだったのですが、いつもマスターのそばで黙々とサーブを手伝いながら、よく私の話し相手にもなってくれていた女将さんの姿が見えないと思っていたら、マスターの口から、私が高円寺を去った年の夏、末期のすい臓がんが発覚してまもなく他界した事実を告げられました。

街の細胞も変われば、人の体内細胞ももちろん変わり続ける。ついこの間までそこにあったものが、今日見たら姿を変えている、見えなくなっている、見た目は変わらなくてもなにか内側で変化を起こしている、そんなことはちっとも不思議ではない世の中で、変わらないものも少なからずあるのだからね、ということを、再会した街の人達がやさしく心に語りかけてくれた。このご時世、変わらないということは決して停滞や定楽なんかではない。何もかもを押し流す時の流れに精一杯抗い、ときに形を歪めながらも本当に大事なものを守ろうとする、その継続的な努力と意志の強さの賜物にほかならないのだから。


他にも連日連夜、たくさんの懐かしい面々と再会し、エネルギーをいただきました。身体や心が、その時空移動のような日々についに疲弊を起こしてしまったことも事実。せっかくの再会のチャンスをやむなくキャンセルしてしまった方、どうも申し訳ありませんでした。でもまたきっと、すぐに世界のどこかで会えると信じていますから。


そして、9日のセミナーに足を運んで下さった皆さん、どうもご清聴ありがとうございました。あんなにまとまった日本語をしゃべり続けること自体久々で、まさにとりとめのない…という流れに終わったことはもちろん反省すべきですが、まあ後にも先にも他所では聞けなかろう話題で楽しんでいただけたことを願うばかりです。


在京中に、ひとつ大きなお仕事も決まりました。間違いなくこれまでで一番、多くの人に私の文章を継続的に読んで頂けるチャンスです。こうして私もまた、新年早々、動き続け、変わり続けていきます。でもそのごく自然な時の追い風に身を任せすぎて、本当に大切な物までをさらわれていかないよう、身軽さとゆとりをこころがけながらも強い意思と愛情をもって、一歩一歩、目の前に続く道を確かめながら歩き続けてゆきたいです。

ayana@tokyo.jp


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それでは、次からはまたフィンランドで
posted by こばやし あやな at 13:52| Comment(2) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月28日

あっちへそっちへコタツへ

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ここ数日は、大阪や奈良の名所にせっせと足を運んだり、母校のオーケストラの記念演奏会を聴いたり、その流れで懐かしのヴィオラ同僚と新梅田食堂街の狭汚いお店でどんちゃん騒ぎしたり、家では常にコタツムリの誘惑と闘いながら、今日は朝からたこ焼き器で久々に自炊?したり…

緩急を大事にしつつ、引き続き関西ライフを満喫中です。

ayana@osaka-nara.jp


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仕事納めを迎えた皆さん、本年もお疲れ様でした。


posted by こばやし あやな at 21:19| Comment(2) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月25日

湯けむりクリスマス

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フュヴァー ヨウルア!! メリークリスマス!!
皆さま、それぞれの地で楽しいクリスマスを過ごされたでしょうか。

私は…今年のクリスマスは両親&ミッコと日帰りで温泉&カニ旅行でありました(笑)まあ、一応テーマカラーは赤&白だし、美味しくてリラックスできたので大満足。北兵庫は、前日までまったく雪がなかったそうですが、たまたま出発前夜から大雪に見舞われたようで、たどり着けば見事なホワイトクリスマス。雪景色を見ながらの露天風呂は、まさに日本の快楽ここに極まれり!でありました。途中に立ち寄った勇壮な玄武洞や城崎温泉街の風情も忘れがたき名景でした。ああ、やっぱり日本の冬はどこを切り取っても絵になる…そして、最高に美味しい!!

明日からはまたアクティブに関西各地の名所を訪ね歩く予定です。

ayana@kinosaki.jp


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それではまたの不定期更新まで!





posted by こばやし あやな at 23:24| Comment(0) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

金沢にて

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青春18切符フル活用で、わずか3日のあいだに神戸金沢間を往復して、先刻自宅に帰ってきました。金沢から無事に連れ帰ってきた相方は今、我が家の小さなお風呂で人生初の入浴中です(笑)

金沢では、パートナー以外にもたくさんの再会イベントがありまして(なぜか金沢人の知り合いが多いもので)、なかでも昨日半日がかりで、我々をランチから金沢名物スポット観光、そして夜にはご自宅での豪華なクリスマスディナーパーティ(ケーキ以外はザ和食祭りでしたが!)にまでご招待くださった大学オケの先輩とは、およそ3、4年ぶりの再会。しかも、余興とはいえ並んで一緒に楽器を弾いたのは、それこそ現役時代ぶりです。オケ以外にもたびたびカルテットやアンサンブルでご一緒させていただいていたし、たとえ初見のクリスマスソングでも細かに強弱など仕掛けてくるのは、まあ予測できてたことなのでなんとか食いつかせてもらいました。しかしまあ、こうして自分史軸のまったく違う時間と場所で出会った二人と同じ時間を共有するというのは不思議な心地だこと。



ちなみにその先輩は、なんと来年から放映開始の、石川県の地方街のオーケストラを舞台にした映画「リトル・マエストラ」に、エキストラプレーヤーとして出演されてます。いちエキストラといえども、小さな編成のオケで、しかもコンマス(釈由美子)のとなりで弾いてらっしゃるので、予告編見る限りでもがんがん映っておいでです。ぜひ皆さん劇場にてお楽しみあれ!


…と当面こんな感じで粗いブログが続きそうですが、ほそぼそとお付き合いくださいませ。

ayana@kanazawa.jp


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posted by こばやし あやな at 22:43| Comment(2) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

なにわの名物銭湯で初入浴

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今日は晩の予定に合わせてお昼過ぎから大阪に繰り出していたのですが、日中の予定のメインはずばり、久々のお風呂屋さんめぐり。めぐりといっても今日のターゲットは唯一無二、おそらく大阪銭湯のなかでもっとも全国的に有名で、ここに浸からずして銭湯好きを語るのはおこがましかろう、生野区にあるかの源ヶ橋温泉です(余談ですが、関西の銭湯は、別に本当に温泉を引いているわけでなくとも屋号に「○○温泉」とつけるのが一時のブームだったようです。確かに、府下では「〜湯」に負けじとはびこっている気がするな)。

実はこの銭湯、編集者時代に大阪のガイド本を担当していたころ、いわゆる観光エリアからは外れるけどどうしても我が本に載せたくて呆れ顔の上司に頼み込み、なんとか取材はとりつけたのですが、私自身はスケジュールあわず結局撮影に同伴できなかったという(涙)、長年思い焦がれていた湯屋のひとつでした。時を経て、場所を経て、この度ようやく聖地巡礼というわけです!そんなわけで、今日は東京時代から私のブログを読んでくださっていた人には懐かしい?、帰ってきたあやな銭湯レポをお届けいたします〜


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さて最寄り駅はこんなことでもなければ天王寺まですっ飛ばして当然?のJR寺田町。この源ヶ橋温泉のお膝元に伸びる生野商店街が、すでになんとも味があり、昭和情緒を誘います。そうそう、土肥ポン太が経営している青果店もこの商店街のなかにはいっていましたよ!この生野区というのは、今でも大阪(噂では全国)
で一番現在でもお風呂屋さんが密集している区域らしく、確かにこの商店街近辺だけでも3本の銭湯煙突に出くわしました。銭湯が元気な街は、商店街も廃れない。根拠もなにもない個人的な持論ですが、この法則はどこの街でも往々にしてかなっている気がしています。

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駅の忘れ物の行く末はこうして値がついて売られる運命にあったとは。

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オイオイちゃんと許可は得ているのか…笑


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そんな味わいある商店街からとある路地方向をふっとみやると、遠方からでもどーんと目に飛び込んでくる藍布に「ゆ」の白字!入り口の頭上にかかるのれんでなく、あえてこの縦長の横断幕というのがなんとも凛々しく、しびれます。

この風格ある源ヶ橋温泉、実は国内銭湯初の有形文化財指定という栄誉ある姿を呈しているのです!創建は昭和12年で、建築意匠のそこここから、これぞという昭和モダニズムの香りが漂っています。文化財のなかでたったの410円で堂々と素っ裸になれるなんて、贅沢極まりないお風呂屋さんではないですか。


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ところで、なぜか神社の狛犬のように二階窓を挟んで二体向き合っている、自由の女神像…勘の良い方はその訳がおわかりですかね?ヒントは、入浴…Nyuyoku…さすが浪花というか、洒落心ひとつでここまでやってしまうスピリッツがさすが(笑)しかもタイマツの部分をよく見ると…

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みごとお風呂のシンボル!!いい気分(温泉)

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さらにここまでくると意図もなにもわかりませんが、屋根にはシャチホコが反り返っております(笑)


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典型的な番台タイプの入り口で、番台に座るおっちゃんの目線からは、わずかな死角をのぞき両更衣室の着替えシーンが丸見えであります。このスタイルを現代でも堂々と続けている潔さよ。

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たまたま私が入店した瞬間は脱衣所に誰もいなかったので、じりじりと内部観察。釘隠しの装飾と言い、細密な透かし彫りといい、コンパクトながら侘び寂びをきゅっと整えた坪庭といい(春は桜が満開になるのだとか)、(写真にはないですが)シャンデリアらしき装飾ランプの下がるデラックスな格天井といい…あらゆる角度から切り取ってみても、ゴージャスさにモノを言わせるのも朝飯前?だった大大阪の栄光時代が偲ばれます。

浴場もまたあっぱれで、隙なし野暮なし。なんたって、床は全面、浴場で足の裏を最高にもてなすならこれと評判の、贅沢な白御影の石畳!これはとても貴重ですごいこだわり。なんせ、濡れてもつるっと滑ることがないばかりか、なんとも言えずやさしくて心地良い感触を返してきてくれるのです。御影石は結構時間とともに傾いたり歪んできがちなものですが、ここは手入れも行き届いていて足元にまったく不安を感じさせず、メイン客のお年寄りたちも安心して行き来しておられました。

湯船構成は、ノーマル浴槽に枕石付きジャグジー二人用、電気風呂、日替わり湯が楽しめるオパール原石風呂(本日は柿の葉風呂)、そして個人的には銭湯に絶対欠かすべきではないと思っている容赦無い水風呂。この水風呂なんか、滝口が羊の頭のデザイン…ディテールすべてが凄まじい!

さらに、入口横にはおそらく後に増設したのだろうスチームサウナの小部屋がついています。東京銭湯だと、サウナといえば今や赤外線サウナが主流で、まあ当のフィンランド人にいわせれば「あんなのサウナでもなんでもない」そうですが(笑)、その点大阪の銭湯では、ほどほどに熱した石に蛇口から水をぶっかけて蒸気を出す、という一応元祖フィンランドサウナを踏襲したスタイルがまだよく守られていますね。湯温は、温度計がなかったのではっきりわからないけど、体感的には43度前後といったところで、比較的熱めですがこれもちょうど私の好み。なんだなんだ、まったくどこにも非の打ち所がなかったではないか。。これぞ、極楽!!

平日昼間っからこんな若造客はさぞ珍しいのでしょう、脱衣所でも浴槽でも、とにかくザ大阪のおばちゃん/おばーちゃんににじり寄られ、あれこれ愉快な下町トークを聞かせていただきました。私はさすがに「おおきに」がまず口をついて出てくる文化のなかでは育ってないから、新鮮でもあり、ほっとさせられたりもして、よりいっそう湯楽を助長し高めてもらった気がします。


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風呂あがりはやっぱりフルーツ・オレ♪

私が銭湯にどっぷり本格的に浸かりはじめたのは、東京に上京してからのことで、そもそも東京銭湯のスタイルに惚れ込んだのがきっかけ。結局その後すぐ渡航してしまったため、今でも上方銭湯の巡礼考察が手薄なのが、いまさらながら悔やまれます。富士山の壁絵はないし、建物も東京の寺造りほどはでなものは稀だけど、街の活気や人情の支えのなかで残り続ける、さり気ない意匠の見事さや湯へのこだわりは、東京以上に店舗ごとに個性と奥深さを持っている予感。ああ、もっと目と皮膚を肥えさせて、いつか大衆裸文化を分かち合う素養のあるフィンランドにも、こだわりを凝縮した銭湯一号店をオープンさせてみたい、というのが夢のまた夢。

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からだぽかぽか、気分上々の帰り道に、おなじ商店街にあった昔ながらの「甘党」(甘味処の別称でもあることは以外に知られていない)に立ち寄って、おぜんざいを頂いちゃいました。こんがり焦げ目のついたおもちは、頼んでから網で焼いてくださいました!これでたったの300円。


ちなみに明日は冬至=湯治の日、おそらく全国のお風呂屋さん一斉にゆず湯の日ですよ!残念ながら今日はニアミス。明日はあわよくば金沢の風呂屋で…なんて妄想もほどほどに、そろそろ明日からの北陸旅の準備を始めますかな。

ayana@osaka.jp


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posted by こばやし あやな at 02:10| Comment(0) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月20日

帰郷して一週間

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日本に戻ってきて一週間。

帰国当初の馴染めなさはどこへやら、かつてここで暮らしていた通り、ごく普通にここでの秩序と暗黙のルールに従い、誰かとめいっぱい日本語で会話し、風景に対してもいちいち過度に「懐かしさ」を感じることはなく、ちょうど暗くても手が壁のスイッチの場所を覚えているような感覚で、平穏に、楽しく過ごしています。

でもふとした瞬間に、世界を良くも悪くもフィンランドというフィルターを一枚通した目で眺めてしまう。これは羨ましい、どうしてこれはこうなのだ、というふうに、ぶつぶつと。それから、やっぱり急にあたりからフィンランド語が消えさってしまった環境に、時折ものすごく不安を感じる。毎日日本語をしゃべる分だけ、知らず知らずフィンランド語がぽろぽろ脳から抜け落ちていってて、帰国する頃にはまた失語症が発症してしまうのではないか…と。そんな焦りの心理を象徴しているのか、日本に帰ってきて以来、不思議と夢のなかではフィンランドばかりが舞台で、フィンランド人と一緒にフィンランド語(らしきもの)をしゃべっているのです。あと、フィンランドで毎日かかさず見ていた連ドラの行方が無性に気になる…

なんてことを、(こちらの世界唯一のフィン語パートナーである)相方にスカイプでちらりと漏らしたところ、日本語で「彼女が僕の母国語をそんなに一生懸命熟考し続けてくれて、僕は嬉しい」だと(←最近漢字の練習ばかりしてるんで、会話でも硬い熟語が目立つようになってきた笑)。ああ、ここ数カ月のあいだに、彼もまた想像以上に日本語力を増強させて待っているにちがいない。最近はこっちがフィン語で喋りかけてもすぐ日本語で返答されてしまうし、なんだかいよいよ私のフィン語能力後退に歯止めが効かなくなるのでは…とヒヤヒヤしています。ともあれ、お待ちかねの再会まであと1日。話に聞く金沢もだいぶ寒そうね。

ayana@kobe.jp


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明日はソウルタウン大阪の街に繰り出す予定




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2012年12月18日

魂の白菜

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岡山のじいちゃん家へ顔見せへ。もういい年に違いないはずのふたりは、今年一年かけて毎月こまごまと四国に通い、八十八ヶ所巡りを達成してきたというから驚き(笑)

そして私は滞在中、手を変えメニューを変え、これでもかと旬の白菜を胃袋と車のトランクに詰めて帰ってきました。家の前の畑で今まさに収穫期を迎えた、とびきりに大きくてみずみずしくて甘みのつまった白菜。とりわけ、ただ塩でつけただけのシンプルなお漬物には、醤油をたらさずとも旨みと歯ごたえたっぷりでご飯のおかわりに歯止めが効かなくなるほど惚れ込んでしまいました。

フィンランドのスーパーの野菜売り場にも、キーナカーリ(中国キャベツ)という名でかろうじて白菜は並んでいるけど、この迫力と旨みには到底足元にも及ばず、とにかく貧相で味気ない。そもそも昨日スーパーへの買い物についていって、生鮮食品売り場ではこうもラインナップが、野菜やお肉にみなぎる活力が、したがって消費意欲が違ってくるものか…と、正直がっくり来てしまった。大根も、葉物も、きのこも牛も鶏も…私、あの国で手に入るものかき集めてせっせと自炊を頑張ったところで、ちゃんとまともに栄養がとれているのかさえ不安になってきた(苦笑)

まあしょうがない、自分がそういう寒冷の大地の国を選んだのだから。…せめてふたたび北国に戻るまでには、冬眠前の動物たちのように貪欲に、日本中にみなぎる食エネルギーをたっぷり補給してゆかねばと、再決意しました。

ayana@okayama.jp


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ああ、願わくばじいちゃんの白菜一玉フィンに持って帰りたいなあ。冷蔵庫には到底収まらなくとも、雪むろなら向こうにいくらでもあるんだし(笑)

posted by こばやし あやな at 20:32| Comment(0) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月16日

フィンランドの聖なるお茶会

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地元で愛され上手なカフェを経営している、中高校時代のおともだち聖ちゃんと、渡航前からいつか一緒にイベントやりたいねと話していたのが、今日ようやく実現しました。イベントのタイトル「フィンランドの聖なるお茶会」というのも、フィンのクリスマス準備体験というワークショップ内容にちなませたものですが、実は意図的にオーナーさんの名前を組み込んだ結果でもありました。本人は気づいているかわかりませんが(笑)

内容、出来栄え、反省、あれこれ振り返りたいことたくさんの盛り沢山な一夜でしたが、ひとまず、今日はるばるお越しくださったみなさんにあてて、大きな感謝の気持ちをここに。かつての音楽仲間たち、ずっと大阪から私のブログを読んでくれててメールもよくくれる中学生の女の子、いつか私がガイドを務めたツアーに参加してくださっていた方などなど…思いがけない出会いばかり。今回のイベントを通じてはじめてフィンランドという未知なる国の入り口にたった方も多かったようです。さまざまなバックグラウンドと動機でもって今日集われた皆さんと、大好きな故郷にて期待以上の素敵な時間を共有でき、私はとっても幸せでした。

集ってくださった皆さん一人ひとりにとって、あの小さなカフェの中でのそれぞれの出会いや交流、体験が、相互にすてきな影響を与えるものであったことを願ってやみません。またいつか、できれば次はフィンランドで再会いたしましょう!

ayana@kobe.jp

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今夜はさすがにぐっすり眠れそう

posted by こばやし あやな at 00:28| Comment(2) | エンジョイ一時帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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