2012年06月18日

旅のインデックス

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というわけで、ようやくブロガートリップ中に書き続けた(一部はおっつかず帰京後となりましたが…)レポート日記が完結しました!

連日、ボリューム過多な長文に懲りず、せっせとご訪問くださった皆さま、どうもありがとうございました。
完結の証に、以下にインデックスを残しておきますね。

それにしても、まさに毎日が非日常。特別なイベントと人生稀に見るVIP待遇ばかりがぎゅっと詰まった、濃密な五日間でした。久しぶりに英語メインでの生活が続いたり、連日いろんなメディアの取材に応じたりと緊張感もありましたが、世界中で自分と同じくフリーランスジャーナリスト・トラベルブロガーとして活躍されている刺激的なメンバーと、短い空き時間に互いのブログを読み合いコメントし合ったり、セルフプロモーションについて意見交換しあいながら、ともに夏至間近のフィンランドの魅力をめいっぱい楽しめたこと、一夏の素敵な思い出となりました。


最後に、このブログを日本代表に選んでくださり、5日間素晴らしくVIPな旅をアレンジしてくださったフィンランド政府観光局の皆さん、kiitoksia paljon!!

旅のレポートはここで終わりですが、もちろんこのブログでは今後も、フィンランドの日常のなかで見つけた素敵な魅力をたくさん伝え続けていきますので、末永くどうぞよろしくお願いいたします。


Blog Around the Clock in Finland on 11-15 June, 2012

@Welcome to Nightless Paradise!! -白夜の楽園へようこそ!
http://suomi-no-okan.seesaa.net/article/274601466.html

AShoes×Cheers!! -靴に囲まれて乾杯!

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B話題の GLO HOTEL ART
http://suomi-no-okan.seesaa.net/article/274711362.html

CVery berry happy -自然の恵みをおつまみに
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DFeatured in future -これから熱くなる予感のする場所
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EHelsinki Dayに浮かれる街
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FSuomenlinna -花盛りの世界遺産の島
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GPublic Sauna -これぞ都会人のサウナライフ
http://suomi-no-okan.seesaa.net/article/275041104.html

HWorld Design Capital Helsinki2012 -今夏限りのおすすめ観光スポット
http://suomi-no-okan.seesaa.net/article/275576268.html

IMerry X'mas in midsummer! -真夏に味わうクリスマス気分

http://suomi-no-okan.seesaa.net/article/275734698.html

JSodankylä Film Festival -沈まぬ太陽を背に映画三昧
http://suomi-no-okan.seesaa.net/article/275775683.html


それでは明日からは、通常の湖畔会議をまたお楽しみください♪

ayana@helsinki.fi


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posted by こばやし あやな at 03:55| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sodankylä Film Festival -沈まぬ太陽を背に映画三昧

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さて、いよいよブロガートリップのレポートもこれが最終話となります。

ロヴァニエミからさらにバスに揺られて北上すること1時間半。我々が到着した最終目的地は、ソダンキュラ(Sodankylä)という北極圏圏内の小さな街でした。とりたてて有名な観光資源があるわけでもなく、湖の代わりに2本の大きな川に挟まれたマンハッタンのような地形の無名の街ですが、実は年に一度、世界中から大きく注目を集める一週間がめぐってきます。

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それが、Midnight Sun FilmFestivalという、国際的な映画祭。1986年に、たまたまこの街を拠点にしていた某映画制作チームが発起人となって、町興しがてら始まったというこの映画祭は、当初からアキ・カウリスマキやピーター・フォン・バグといった、国内の映画業界に欠かせない大物たちの協力を得てしょっぱなから大々的に注目を集めることとなり、年々その規模も拡大して、国内はもちろん国外からも注目される夏の一大映画祭へと発展したのだそうです。

大会のコンセプトは、白夜間近のラップランドで、美しい大自然と沈まぬ太陽を背に(といってもそれではスクリーンが見えないので実際は特設テントのなかでの上映ですが)、まさに朝から次の朝までひたすら素晴らしい映画を鑑賞し、次々に訪れるビッグゲストたちのワークショップやトークも楽しもう…という、なんともフィンランドらしい企画。

街の中の全4箇所に設置されたステージで、5日間にわたりなんと150近い作品上映やワークショップがひっきりなしに行われるのです!観客はその各回のチケットを事前購入することになるのですが、今年も全作品で延2万7000枚のチケットが前売りとして売り切れたというから驚きです。


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会場近くのホテルに到着してまず、我々はこの映画祭の実行委員長であるアリ・レへトラ氏(Ari Lehtola)と、ゲストとしていらしていた国内で大人気の名男優ヴィッレ・ヴィルタネン氏(Ville Virtanen)のお二人と、インタビューを兼ねてざっくばらんに談話する時間をいただきました。我々の訪問は開始まだ二日目でしたが、アリさんはもうすでに睡眠不足でヘロヘロでありました(笑)あと三日間、体力はちゃんと持ちこたえたのでしょうか…

それでも、彼とヴィッレさんからは、この大会にかける熱意や思い、また映画というエンターテイメントに対する持論を、プロデューサー、演者それぞれの立場からじっくりと聞かせていただき、大いに感銘と刺激を受けました。この映画祭の最大の魅力は、まったくコンペティションも行わないし、贔屓すべきスポンサーも持たないことから、とにかく商業主義と無縁で、関係者も客も純粋に映画を楽しむためだけにここに集まってくる潔さにあると、お二人は強調してらっしゃいました。

個人的な話で恐縮ですが、実は恥ずかしながら、当初ヴィッレさんのお名前を聞いてもピンと来ていなかったのですが、お会いした瞬間、あっ!!!と脳内でその容姿と記憶とが結びつきました。

実は私、2007年に国内で大ヒットした、ペトリ・コトヴィカ監督の「Musta jää(後に日本で限定公開されたときは【氷の仮面舞踏会】と邦訳されてましたが)」に、縁があってちょこっとだけ参加しており(私が、ではなく、私が当時建築学科のゼミで作ったモデルが、なのですが…)、後に監督とも仲良くなってご本人からDVDもいただいたので、帰国後に鑑賞することができました。で、確かその作品で主人公の同僚として出演し、いい味出してたあの助演男優さんではないか…と!!!

尋ねてみたら、やっぱりそうでした。彼自身もこの作品はとても気に入っていたみたいだし、ペトリさんともかなり仲が良いようなので、私とペトリさんとの奇妙な繋がりのことをお話ししたら、たいそう喜んで食いついてきてくださいました(笑)いやまったく、こちらとしても思いがけない出会いについ興奮していまいましたよ。


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さて、夕食をいただいたあと夜(といってもまだまだ太陽は頭上でしたが…)より我々も映画祭に参戦。街の学校校舎がメインレセプションになっていて、毎年自然と街の内外から集まってくるというボランティアスタッフが笑顔で応対していて…お客さんも、ずいぶんのんびりゆったり列をなしているように見えます。大規模な映画祭といえども、その手作り感に、ほのぼのとさせられました。

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上映時間間近のテント内の雰囲気。私たちが最初に見た映画は、今年の映画祭の一大注目株ともいわれていた、1927年のアメリカサイレント映画"Sunrise"。大きな期待が集まった所以は、なんとスクリーンの傍らで生演奏によるサウンドトラックが添えられたから。ギター、ベース、そしてヴィオラ・ダ・ガンバという異例の組み合わせによるセッションを中心に、90分間途切れることなく映画に寄り添われた驚異的なBGM。

実際に聞いてみないことには、そんなの邪魔なんじゃないかとも思われそうですが、これがとんでもない。80年以上さかのぼる、シンプルなストーリーの古き良きモノクロ映画に、ここまで違和感なく、主張しすぎず、それでいて時に前衛的な表現を用いた音を重ねられるものなのか…と、はっと我に返った終演後にようやく、身震いがし鳥肌がたちました。


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その後は、ロヴァニエミに戻る夜更けまで各自映画を見るなり街を散策するなりご自由に…ということだったので、私はふらりと街散策のほうを選びました。なんせ上述した映画の余韻が素晴らしく、とてももう一作品詰め込む余地が心になかったので。

会場のすぐ裏手は美しい川辺。もうすぐ日が変わる時間といえどもまだまだ闇が訪れる気配すらなく、無防備な姿で自然と一体化した人たちのシルエットもそこここに見られ、凪いだ川には、それこそ写真をあとでひっくり返してもだれも気づかないのではというくらい、陸上の世界が鮮明に映し出されていました。 


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実は、個人的にソダンキュラを訪れる機会があれば何としてでも見たいと昔から願っていた場所に、この自由時間を利用して、ようやく訪れることができました。

今はもう使われておらずその建物だけが保護されている、ソダンキュラの古教会。1689年に東部ラップランドにおいて3番目に建てられたという、長い歴史のある教会です。まあ、飛鳥時代の日本の寺社が残っていることを思えば大したことないように聞こえますが、地理的にヨーロッパの最後の砦と謳われたフィンランドの、さらに北の果てまで、十字軍の遠征たる名目でキリスト教がようやく流れ着いたのがこの時期だったことを鑑みると、なかなか感慨深いものがあります。

実際、こうしてほぼ未開の地であった北極圏で独自の文化を育んでいたサーミ人は、この直後から本格的に十字軍の「侵略」にさらされることとなり、古来のシャーマニズムの神具なども次々に破壊されてキリスト教を押し付けられるようになったと言いますから、この教会は決してポジティブな新文明開花だけを物語る遺構ではないのかもしれません。

ともあれ、この(以後何度か補修は行われていますが)古めかしい木材の素朴さと温かさ、十字架の代わりに屋根からのびる、独特の装飾。外観を一見して、これを教会だとみなすのは難しいけれど、突如として全く新しい宗教の概念だけを押し付けられ、本物に触れることもなく、持ち込まれたイメージと想像力によって建てられたのであろう、極北の地の最古の教会の姿。見れば見るほど味わいがあり、深い思いもこみ上げてきます。

残念ながら、内部はもしろん施錠されており、鍵穴からひっしでのぞいてわずかに教壇の雰囲気がかいま見られた程度でしたが、またいつかこの街を再訪する機会があれば、そのときは内部もじっくりと見学し、思いを馳せたいと思います。


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それぞれに短い滞在時間ながらソダンキュラを満喫したメンバーたちとふたたび合流し、夜中1時頃に、ロヴァニエミへと帰路につく。うとうとしながらも、道中、車が急ブレーキをかけたかとおもうとパッと路上に飛び出てきたトナカイたちに癒されながら。

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そして、さらに途中で通り雨に一瞬降られた直後、車がひた走る一本道の両側に虹のたもとが現われたかと思うと、瞬く間に、頭上で午前2時の朝焼けを背景に一本に結ばれたのです。ドライバーさんが気を利かせて一度車を止めてくださり、みんなでその悠然とした光景を無言でながめ、無心にシャッターを切り続けました。

これがこの旅で最後に私たちが胸に刻んだ、忘れられない夏のフィンランドの景色。

ありがとうフィンランド、これからもずっとよろしく、フィンランド。

ayana@sodankylä.fi


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ここまで連日お読みいただき、本当にありがとうございました。

posted by こばやし あやな at 03:08| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月17日

Merry X'mas in midsummer! -真夏に味わうクリスマス気分

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ヘルシンキ観光を終えた私たちは、フィンエアーに乗り込み一路ロヴァニエミへ。

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街の一部が、白夜(一分たりとも日が沈むことがない日、というのが本来の定義)が訪れる「北極圏」にかぶっており、さらにその境界線上に、世界中のこどもたちが自分の街への到着を待ちわびているサンタクロースが住んでいる…ということで、日本の観光客にもすっかりお馴染みの街ですね。

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サンタさんの繁忙期は言うまでもなく12月のクリスマスシーズンですが、その他の季節だって、世界から季節問わずひっきりなしに届くお手紙の仕分けなど、お仕事はたくさん。でもその忙しさの合間をぬって?、このロヴァニエミにあるサンタクロース村では、サンタさんが年中ご自分の書斎で訪問客を出迎えてくれ、大人子供関係なく、ちょっとしたお喋りの時間にお付き合いくださるのです。

というわけで、私たち取材クルーも対面してきました!

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お久しぶりです、サンタさん!!

(※通常は、サンタさんのお部屋での写真撮影は禁止されていますのでご注意ください!)

私たちのグループは10カ国ほどからメンバーが集っていたのですが、なんとその全員と、出身国の母国語でなんなく挨拶や会話を遂げてしまったサンタさん。そしてやたら関西をべた褒めしてくるのも、うまいなあ…笑

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サンタさんとの面会は無料、もし撮影写真が欲しければ出口で買うこともできます。小さい頃たくさん夢を見させてもらった御礼を言いに、是非一度は訪れたい、小さな小さな夢の村です。

ちなみに敷地内には、おみやげショップやレストランの他に、北欧デザインに憧れ続けるオトナたちの夢を叶えてくれる、品揃え豊富なマリメッコ&イーッタラのファクトリーショップも併設しておりますので、こちらもお見逃しなく(笑)

ayana@rovaniemi.fi


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次回いよいよ最終回、ソダンキュラでの映画祭と白夜の神秘について!


posted by こばやし あやな at 19:47| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

World Design Capital Helsinki2012 -今夏限りのおすすめ観光スポット

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私事で恐縮ですが、本日6月16日でフィンに渡航してきてまる一周年を迎えました。もちろんフィンランドと自分との関わりはもっと以前にさかのぼりますが、大きな覚悟と長期ビジョンを抱えて飛び出してきて、ともかくまず一年。いろいろと思うところはあり活字としてアウトプットしたいのはやまやまですが…それより何よりブロガートリップのレポートを完結させるほうが急務なので、感慨に浸るのはお預けということで。


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さて、今年のヘルシンキは、市政200周年の各種記念イベントに加えてもうひとつ重要な役目を担っています。それが、2012年のWorld design capital(世界デザイン首都)の選出国として、さまざまなプロジェクトを成功させること。実際今年のヘルシンキの街には、上の写真のまあるいブルーのロゴがあちこちで目に飛び込んできて、なにやら盛り上がっているらしい、という雰囲気は充分伝わってきます。

けれど、協賛するお店や団体が数多くあり、大小あまりにさまざまな企画や新商品開発などが断続的になされているので、意外にも地元に暮らす人ですらいったいどこでどんなことをやっているのか把握しきれておらず、観光者として短期でやってくる人たちも何をどう楽しんで良いのかわからない、という声を耳にします。

なので、今回のブロガートリップの3日目に開催された、テーマ別おすすめスポットめぐりでは「デザイン」のテーマを選んで、特にこの夏にヘルシンキに来られる旅行者(や、もちろん地元在住者)が気軽にその雰囲気を味わえ、楽しめるスポットを探ってきました。以下に、「絶対に立ち寄るべきおすすめスポット」を3箇所ご紹介していますので、是非参考にしてみてください!


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まずは、先月にグランドオープンしたデザイン首都2012のオフィシャルパビリオン。パビリオンといっても、想像されるような大きくて多目的な雰囲気のものではなく、一言で言ってしまえば、小さなイベントスペースを併設したテラスカフェであります。

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ロケーションは、ヘルシンキの通常観光の見所でもあるデザイン博物館の裏手の、実にひっそりとした緑地スペース。さらにその反対側には、建築博物館もありますね。外観は、ビニルカーテンに覆われたボックス型で、なんだか温室のなかにカフェがあるかのようなイメージ。お庭では、ハーブなどの植物がすくすくと育っていました。

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内部は、木のパネルを組み立ててできた森のような、とてもナチュラルで開放的な雰囲気。天上からはヘルシンキの青い空が覗いていて、木漏れ日のようにスカイライトが入ってきて、パビリオンを明るく照らしています。

そして、もちろんカフェで使われている食器、設置されたクッションなどは、見てすぐそれとわかるフィンランドデザインばかり。お店や博物館で眺めるだけでなく、手にとって、実際に利用しながらだと、改めてそのデザイン性の高さや良さを感じ取ることが出来ますね。

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お店の一角では記念グッズ(やっぱりどれもこれもデザイン性に富んだものばかり!)などもいろいろ売られているので、こちらも要チェックですね。

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ちなみに、中心街を歩いていて足元をふと見ると、ところどころに、この水色の三角矢印看板が刷り込んであるのに気付きます。そう、この三角じるしをたどっていけば、パビリオンまでたどり着けるようになっているというわけです!

@World Design Capital Pavilion
http://wdchelsinki2012.fi/en/pavilion
Ullanlinnankatu 2-4, Helsinki
開館期間:2012年5月12日から9月16日まで。毎週火〜日曜11:00-21:00
入館無料 ※スペースの一角では、連日さまざまなイベントが行われています。詳しくは上記HPに乗っているスケジュールを御覧ください。



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続いて、ヘルシンキの港を訪れたことがある人なら、なんとなくこの建物を眺めたことがあるのでは。
ウスペンスキー寺院の南側に伸びる、カタヤノッカ地区の海沿いに堂々とそびえるこの建物は、もとはお偉いさんの迎賓館として使われていたらしいのですが、ここ40年間は、何に利用されることもなく空っぽのままだったんですって。せっかくこんなに立派で美しい建物なのに、勿体無い!

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というわけで...この夏の間だけここがThe Finnish Design Shopという、その名のとおりフィンランドデザイングッズのオンラインショップのリアル店舗としてつい昨日グランドオープンし、40年ぶりに日の目を見ることとなりました!

レンガ造りで薄暗く少しひやっとした、趣ある内部は改装をほどこすことなくそのまま活用してあり、あちらこちらに、お馴染みの"designed in Finland"プロダクトが、お洒落に置き並べられています。お店と言うよりは、まるで美術館のような雰囲気の中をゆっくり歩いて見て回って、気に入ったものがあれば買い付けて…というふうに楽しめます。

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ちなみに、ここでの購入システムもまたお洒落。各商品の傍らには、このようなバーコード付き値札カードが置かれていて、商品の代わりにそのカードをキープし、iPadを持って常在している店員さんにそのバーコードを読み込んでもらえば、一括して支払い、納品手続きをしてもらえるようになっています。もちろん、家具など持ち帰りの困難な商品は、その場で海外発送手続きが可能です。

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陳列されるアイテムの多くは、やはりフィンランドを代表する大手ブランドやデザイナーの人気商品、そしてデザイン首都の関連グッズが中心。けれど時々、諸外国のデザイナーのアイテムや、バイヤーが目をかけた無名だけれど素晴らしいデザイン性が認められたプロダクトも、随時入荷され、目にすることができるようになるのですって。それもまた楽しみですね。

The Finnish Design Shop
http://www.helsinkidesignweek.com/events/hdw-main-events/finnish-design-shop
Katajanokanlaituri 5, Helsinki
開館期間:6月15日から9月30日まで
平日毎日10:00-17:00、土曜10:00-16:00、日曜12:00-16:00

入館無料



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最後に…ここしばらく、中央駅方面からカンッピに向かって歩いてくるときにいやでも目に飛び込んでくる、この巨大な木造のコクーンのようなモニュメントが気になっていた人は多いのでは。

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実はこれは、Kamppi Chapel of Silenceと名付けられた、ヘルシンキ一賑わいのある地区の真ん中に佇む礼拝堂。外観はまだ整備が続いていますが、つい先日よりいよいよ内部が一般公開されたので、まあとにかく買い物のついでにでも、気軽に立ち寄ってなかに入ってみてください。

人の出入りが途切れ、重いドアがぎっと閉じた瞬間、周囲の喧騒がふっと遮断されて無音無響の空間が生まれます。まるでフィンランドの田舎の湖畔に立ち尽くしているときのような、静謐で平穏な空間。ゆるやかな曲線を描くよう丁寧に貼られた木材と、天上から柔らかに差し込む日光とが、この窓を持たない小さな礼拝堂での閉塞感を心から消し去り、実に温かで清らかな感覚をもたらしてくれるんです。

ここは、礼拝堂を名乗りながらも、今後とも礼拝や婚礼式などは一切行われない予定だそう。忙しない都会の喧騒のなかに佇み、心が静けさを求めているとき、じっとなにかを思い巡らしたいとき、誰もが駆け込むようにここにやってきて、静寂を享受することができる、という、ただそれだけの空間なのです…

Kamppi Chapel of Silence
http://wdchelsinki2012.fi/en/program/2011-07-01/kamppi-chapel-silence
開館期間:(デザイン首都開催中としては)2012年5月31日から12月31日まで。毎日開館。
入館無料




この他もちろん、街中はまだまだデザイン関連のイベントであふれていますので、あとはこちらの公式ホームページをチェックしてみてください!
http://wdchelsinki2012.fi/


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最後に補足情報になりますが…この日、私たちが市内のあちこちをめぐるのに活用していたのが、昨日リンクをお知らせしたテレビ番組でも写っていたこの自転車風アイテムは、フィンランド人プロダクトデザイナーが開発したという「KICKBIKE」なる流行最前線の気軽な乗り物。

「ローラースルーゴーゴー」のように地面を片足で蹴って進むのですが、結構速度も出せるし、ブレーキやハンドルの小回りが本物の自転車とまったく同じ感覚で利くので、ヘルシンキのようなコンパクトで比較的人の少ない街を移動して見て回るのに最適なツールなのです!

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とくに海沿いのプロムナードを駆け抜けるときの爽快さといったら!!素敵な景色に出会えば、すぐに降りてカメラを構えることだってできます。

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キックバイクは、カンッピ前の広場の一角で、レンタルされています(2時間10ユーロ)。こちらも是非、お天気が良ければ滞在中のエコ移動手段として活用してみてくださいね!

ayana@helsinki.fi


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さて、ヘルシンキからのレポートはこれまで。明日は、ラップランドでの経験や出会えた景色などについて一気にご紹介いたしますので!



posted by こばやし あやな at 00:21| Comment(2) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

I am back home! ー旅の終わり

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旅の後半、移動スケジュールが(フィンランド人が考えたとは思えないほど)過密でパソコンに向かう間もなかったことと、ネット環境があまりよくなかったことなどから、その日その日の更新が滞ってしまいました、ごめんなさい…ともあれ、今朝無事にラップランドからヘルシンキへと帰還いたしました。

写真は今回の旅で巡ったヘルシンキともラップランドとも無縁の、シベリウスファンならお馴染みの聖地アイノラにある自邸とお墓です…実は今日、ヘルシンキ到着とともにタクシーでセントラルに直行し、このアイノラでの半日がかりの翻訳ガイドのお仕事を終えてきました。天気もよく実にのんびりとしたエクスカーションだったのに救われましたが、昨晩、白夜の村で夜通し行われているとあるお祭りのリポートでほぼ無睡眠だったこともあり、さすがに今の疲労感といったらありません。

今晩(から明日目覚めるまで)しっかり睡眠補給をして、週末の間には記事が欠けているブログの補完も完了させたいと思っていますので、今しばらくお待ち下さい!


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ラップランドでは、白夜のフィンランドらしい美しい光景にいくつも出会いました。これは夜12時ごろの川辺の景色。

そうそう、ブロガートリップの参加中、何度も地元のメディアから逆インタビューなどを受ける機会があったのですが、某民放の夜10時のニュースのラストでも、映像やメンバーのインタビューつきで、私たちの旅についてのリポートが(面白おかしいテイストで)全国放送されました。私は在フィンランドということでインタビューには答えませんでしたが、ちょこちょこ映像内でも確認できるので、言葉がよくわからなくても楽しんでいただけそうな方は、こちらよりぜひチェックしてください!

MTV3  kymmenen uutiset 6月13日放送分より
http://www.katsomo.fi/?progId=127703

私たちのニュースは最後3分ほど(映像のタイムラインに区切りがあるのでわかりやすいと思います)。今回の旅に参加した国際ジャーナリストチームのムードメーカーでもあったイタリア人アンドリアが、インタビュアーのやや無茶な要請に応えつつ頑張って盛り上げてくれてくれてます(笑)

では、ともかく完結編はまた明日。おやすみなさい!

ayana@jyväskylä.fi


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贅沢ホテルのベッドも快適だったけど、やっぱり自分のお気に入りのベッドカバーが落ち着きます
posted by こばやし あやな at 05:54| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月14日

Public Sauna -これぞ都会人のサウナライフ

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最初にお詫びを…昨日の午前には、キックバイクという最近フィンランド人デザイナーによって開発された未知なる自転車風乗り物に乗って街を駆け巡り、特に今年ワールド・デザイン・キャピタルとして盛り上がっているフィンランドのデザイン最前線スポットを見て回ってきました。が、何せ連日予定が盛りだくさんで、各メディアの取材応答要請も多くてゆっくり記事を書く時間が与えられず、日に日に疲れもたまってきて夜ふかしできなくなってきたので(汗)、多くの日本人が関心をよせるであろうデザイン関連のレポートは、後日帰宅してから書き上げたいと思います。

というわけで、個人的には昨日のハイライトだったとさえ確信している、フィンランドの「公衆サウナ」体験のことについてレポートしたいと思います。

まず断っておくと、わたしは日本で暮らしていた時から無類の公衆浴場=銭湯好きで(もちろん家にお風呂はありましたけど)、とりわけ東京ではひたすらあちこちの銭湯に出没しては良し悪しや店舗の個性を比較して楽しんでいたもので、以前からこの国の公衆サウナ文化にも人一倍強い関心があったのです。

フィンランド人にとってのサウナは、ちょうど日本人にとってのお風呂と同じ存在。熱さに耐えながらものんびりリフレッシュできて、しかも堂々と裸になってその喜びを他人と分かち合うことだってできる。

とりわけ、公衆サウナの歴史は、ちょうど日本の街角に銭湯ができた経緯と同じ。まだ貧しかったころ、特に都会で自分の家や集合アパートにサウナがなくて不便な思いをしていた労働者たちのために、誰もが気軽にやってきて共有できる、公衆サウナビジネスが流行り始めたというわけです。

一番勢いのあった1960年ごろには、この小さなヘルシンキの街にも100を数える公衆サウナがあったそうですが、これまた日本と同じで、人々が裕福になるにつれてサウナを個人所有するようになってきたので、結果、あっという間に公衆サウナビジネスは衰退してしまったのですね。

そして現在、スイミングプール併設の共有サウナをのぞくとして、純公衆サウナは市内に片手で数えるほどしかありません(参考までに、東京都内の銭湯の数は、年々減っているとはいえまだ900近く残っているのですよ!)。日本の公衆浴場のように店舗同士のネットワークやサバイバル精神も強くないので、ひょっとしたら、公衆サウナ文化がまったくの過去の遺産になってしまう日も遠くないのかもしれません。


でも、そんなご時世だからこそ、わたしはあえて観光者のみなさんに提唱したい!!

短いヘルシンキ市内だけの観光滞在の間に、本物のサウナを体験することって、意外とむずかしいですよね。もちろんホテルに併設されていたりもしますが、勝手のわからない観光客同士がよそよそしく利用する雰囲気の中では、その本当の良さが実感しにくいかもしれません。

ならば、公衆サウナで、都会にいながら地元民と一緒に本場のサウナを体験してみてはいかがでしょう??

というわけで、昨日私が身をもって体験してきた公衆サウナの全貌をご紹介します!


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はい、まずこれが「番台」ならぬ、公衆サウナの受付風景です。日本の銭湯の雰囲気に慣れ親しんでいる人は、きっとさっそく同じにおいを感じ取ることでしょう。小窓の後ろに座っている、決して愛想よくないおっちゃんに、入サウナ料と、必要ならばバスタオル代、飲み物代を支払います(銭湯では通常入浴後にカフェオレなどぐびっとするところですが、サウナでは更衣室などで水分が欲しくなるので、最初に買っておくことをおすすめします)。

ここから先は、日本同様男女で入口が分かれています。暖簾はありませんが、Mies(男)/nainen(女)を確認して奥へ進みましょう。


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そして、更衣室。
この部屋にはいった瞬間、わたしはこの国に渡航してきてかつてないくらい、心の底からふいにノスタルジーを感じずにいられませんでした。古めかしい木製ロッカーが並ぶこの光景、まさに銭湯の更衣室とおんなじ雰囲気!脱衣カゴはありませんが、ロッカーがひとつひとつ結構広いので、下に靴を、それ以外もすべてこのなかに収納してしまいましょう。

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ロッカーの鍵の無愛想さも、どことなく日本のそれを思い出させますな〜


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さて、いさぎよく脱衣完了したら(※サウナ内では水着着用は禁止です。恥ずかしがらずに堂々と脱いでください!)、まず手前のシャワールームで体を流します。お風呂の掛湯とおなじくらい、エチケットとしても体の準備のためにも大事なので、お忘れなく。そして、シャワールームにおいてある白樺の枝葉をたばねたヴィヒタというアイテムと、水をはったバケツ、バスタオルを持って、重い木のドアを開け、いよいよサウナに入室です。

ここからはもちろん写真がありませんが…

とにかく、地元の人がやっていることをいろいろ真似てみてください。広いベンチにバスタオルやすのこを敷いてねそべったり、持ち込んだ白樺の枝葉でバシバシと体をしばいて血行を促したり、温度の上がる上段に座りぐっと体をかがめて熱さに耐えたり…

本来、小さな家族用サウナやコテージのサウナでは、温度をあげるために、かまどの上の焼け石に、ひしゃくで水を放り投げて蒸気をだします。けれど広い公衆サウナでは、私も初めて見たのですがかまどに直接水を放射できる水道の蛇口があって、それを軽くひねって蒸気を発生させるみたいです。もちろん、温度を上げたい時は、室内にいる皆さんに「水出してもいい?」と確認することが必要です。サウナ内では、他人もなぜか運命共同体のように感じられて、皆でひとつのサウナを囲み、コントロールしているという意識が強くなります。だから、自然と互いを気遣いあえるし、まったく見知らぬ裸の人とのおしゃべりもはずむものなのです!たとえ言葉が通じなくても、この究極の環境条件下では、なんとなく心で会話しあえるから不思議です。


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体が十分温まったら、ふつうは近くの湖にとびこんだり、冬は雪の上を裸でころげまわってクールダウンするものなのですが(ちょうど銭湯の水風呂感覚ですね)、都会の一角にあるサウナでは、さすがにそれはできません。だから代わりに、お客さんはタオルを体に巻いて玄関口に続々出てきて、そこでわいわいとクールダウンする、というのが公衆サウナならではの光景です。

見てのとおり、本当に街の一角にあるので、もちろん通行人からも丸見えです。けれど、それを気にすることもなければ、誰かに襲われるなんて危険予測さえせずに、堂々とタオル一枚で外に出られてしまうのが、フィンランドらしいところ。実際、外に出てきている人の大半は男性なので(そもそも今日では、公衆サウナのお客の9割が男性らしいので…)、女性は仲間がいないとさすがにちょっと抵抗があるかもしれません。けれど昨日は、好奇心旺盛な各国のジャーナリスト仲間とともに、女性陣も堂々とタオル一枚で外に出て、しばしクールダウン兼日光浴(矛盾?)を楽しみましたよ。やればできる!そしてやっぱりやらなきゃ損!

そのあと、気の済むまでサウナに入退室するもよし、最後はシャワーでしっかり体を流せばオッケーです。体や髪をここで洗っていく人もいますし、更衣室には無料ドライヤーも設置してありますのでご安心を。

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ちなみに、公衆サウナの隣には、簡易ランドリーもありました。銭湯同様、てっきり入浴中に衣類洗濯をしたい人ようなのかな?と思いましたが、マットなどを洗いに来る人が多いみたいです。


以上が、私が初めて身をもって体験したフィンランドの公衆サウナの一例でした。やはりこれから、もっと国内の公衆サウナをめぐって徹底比較してゆかねばなと強く決意(笑)そして、この独特の文化が消えてしまわぬよう、我々外国人も、積極的に楽しませてもらって、その文化継承に貢献できたら素敵だなと実感しました。


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ちなみにヘルシンキ市内でこの公衆サウナが残るのは、カッリオ地区という、これまた独特の文化と雰囲気を漂わせたエリアです。ここはもともと貧しい労働者たちがたくさん住んでいたこともあり、今でも、お金や地位よりも、自分の思想、個性、ライフスタイル、アート精神を大事にしたいと考える、ややアウェイな若者や単身者ばかりが好んで住み着いている街なんです。だから個性的なバーやレストランもたくさんあるし、最近ではアーティストがこの街にスタジオやアトリエを構えて拠点にする風潮も強く、まさに、私が東京時代に住んでいた高円寺とうりふたつの社会構造と雰囲気をもつ一角なのです!

そんな、人情に熱くオープンマインドな両方の街に、かたや銭湯、かたや公衆サウナ文化が今だ脈々と息づいているのも、なんだかとても自然なことに思えます。カッリオは、今後もっと探りを入れてみたい、個人的に今一番気になるエリアですね。

最後に、私たちが利用した、おそらく国内で一番有名な講習サウナ店舗情報を。

Kotiharjun puulämmitteiset saunat

http://www.kotiharjunsauna.fi/
Harjutorinkatu 1, 00500 Helsinki
オープン時間:基本的は火〜土曜 14.00−20.00
入サウナ料:12€(地元民、学割、未就労者割などあり)


ayana@helsinki.fi


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それではこれから、一路ロヴァニエミを目指します

posted by こばやし あやな at 15:40| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

Suomenlinna -花盛りの世界遺産の島

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昨日の夕方には、一行でマーケット市場から簡易フェリーに乗って、島丸ごとが世界遺産でありながら、ヘルシンキの街からあまりに気軽に行ける楽園のような島、スオメンリンナ島に向かいました。ちょうど遠くの地平線から虹が見えて、一同大興奮。


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ああ、まさに楽園のような美しさと平和さ。かつてはここが一大軍事基地や要塞だったわけですが…

現地ではガイドさんもタイムリミットと戦いながら超かけあしで島の歴史などについて教えてくれたのですが、慌ただしくて皆やや消化不良に。でも、いいんです。ご当地フィンランド人に言わせれば、「スオメンリンナ島は学ぶための場所じゃない、ピクニックをしてくつろぐためにある場所なのだ」、だそうですから(笑)
実際ここは、都会人たちにとっての格好のピクニック場所として人気があり、フェリーに乗り込むときに最小限の食料やお酒をもってゆき、あとはできるだけ長い時間、お気に入りの場所でゆっくりくつろぐのが正解◎

しかもガイドさんいわく、今のこの時期にだけ、島内のあらゆる代表花が揃って美しい花をさかせるタイミングが重なるらしく、まさに島は色とりどりの花が咲き乱れ、いつでもぷんと甘い蜜のにおいが立ち込めているのです。もしヘルシンキへ観光にやってきて、思いのほか時間が余った、という人には、是非是非スオメンリンナピクニックをおすすめします。あえて旅先でなにもせず、自然のなかでぼおっとしたりうとうとしたりって、最高の贅沢だと思いませんか!?


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個人的な「へぇ」情報としては、市民フェリーで島に漂着して一番最初にそびえているピンク色のお城風建物には、国内のビッグネームアーティスト御用達のレコーディングスタジオが入っているのだそうです!音響設備もミキシング設備もとても使い勝手がよく好評で、わざわざ海を渡ってレコーディング作業にやってくるアーティストは今でも殺到しているのですって!


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私たちの渡航の一番の目的は、ヘルシンキでも有数の贅沢レストランに数えられる、島内のパニモというレストランでの豪華ディナー!

ここは、フィンランドとロシアの伝統料理をミックスしたスタイルがうりで、自家製ビールも有名なんです。早速どんどん運ばれてくるアラカルトのなかには、トナカイ肉のレバー、熊肉のサラミなど、さすがこの国ならでは…のちょっぴり勇気がいるメニューも多々。どれも合わせるソースや付け合せが工夫されているおかげで、臭みなど感じずとても美味しくいただけるので、ついついお酒もすすみます。個人的には、これもロシアのスタイルらしいですが、ピクルスのスティックにサワークリームと蜂蜜をまぜたソースをディップして食べるのにすっかりはまってしまいました。

メインには、舌でとろけるほどやわらかい若い鮭のステーキ、そしてデザートのフォンダンショコラは、スペイン人のホセが大絶賛して食べない人の分まで回収し、「ホラもういくよ」って時間まで幸せそうに食べ続けておりました(笑)

Ravintola Suomenlinnan Panimohttp://www.suomenlinna.fi/matkailijan_suomenlinna/ravintolat_ja_kahvilat/ravintola_suomenlinnan_panimo


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帰りのフェリーでは小雨がぱらついたのですが、本土のほうは不気味なくらい真っ赤な夕焼けに包まれていて、大聖堂や寺院がその雄々しいシルエットをうかばせており、メンバー一同息を呑みながら、その神秘的な景色を見つめ続けました。ちなみに今の季節、こんな夕焼けがヘルシンキで見られるのがだいたい夜11時前後ですので、ご参考までに。

ayana@helsinki.fi


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早いもので、旅ももうすぐ折り返しです…





posted by こばやし あやな at 22:01| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Helsinki Dayに浮かれる街

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実は昨日11日は、「ヘルシンキデ‐」というヘルシンキへの遷都を記念した、毎年恒例の街のお祭りの日でもありました。

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とりわけ今年は、ちょうど市政200周年ということでも盛り上がっていて、昨日は平日にもかかわらず、さまざまなイベントがひっきりなしに街のあちこちで繰り広げられていたのです。


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ヘルシンキ市の歴史や未来予想図に関する室内での展示もあれば、

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なんと中心街に横たわるトーロ湾の岸辺に移動式テントサウナがお目見えしていて、無料で入ることができたり!


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でも毎年、圧倒的な観客数を動員するヘルシンキデ‐のハイライトイベントと言えば、中央駅裏手のカイサニエミ公園で開催される、国内一流アーティストたちのロングラン無料ライブ!某ラジオ局がスポンサーについていて、まさに今をときめく大物シンガーばかりの野外コンサートを、入場自由で聴き続けることができるのです。

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日本でそんなイベントがあったらもちろんパニックになってしかりですが、フィンランドでだって、このイベントのためだけにヘルシンキ外からもたくさんの人が駆けつけ(ユヴァスキュラの友達も仕事を終えて駆けつけると意気込んでいました)、動員数は毎年2万人をこえるのだとか!2万人っていったら、総国民(500万人)の0.4パーセントちかくですよ。その群衆が、決して大きいわけではないひとつの公園地帯に押し寄せてくるので、とにかく一度入ってしまえば身動きの取れなくなる凄まじさでした。

この狂気じみた日はこの日限りでも、今年中は200周年を記念したイベントが、引き続き市内各地で催されているので、この夏にこられる方は、インフォメーションセンターなどで随時「今年限りの」イベント情報を手に入れて楽しんでくださいね!

ayana@helsinki.fi


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posted by こばやし あやな at 21:24| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Featured in future -これから熱くなる予感のする場所

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カラサタマ(kalasatama)ベイエリア アート&カルチャープロジェクト


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中央パシラ(Keski-Pasila) 市民農園プロジェクト


昨日は本当に盛りだくさんでホテルへの帰宅も深夜になってしまったので、更新ができませんでした…。今朝のうちにできるだけ振り返っておこうと思います。

さて、上に並べたヘルシンキ市内某所二箇所は、観光客どころか、おそらく地元に住んでいる人でもどこのことだかわからない、知っていても足を運んだことがないエリアなんじゃないかと思います。ヘルシンキの最前線やこれからの動向を見守り続けたいという方は、是非「カラサタマ」「中央パシラ」のふたつの地名を、心の中に留めておいてください。今は正直まだ、小さなカフェ以外はなにも形になっていません。けれど、近い将来かならず、ヘルシンキの新たなホットエリアに仲間入りすること間違いなしの、立つだけで胸さわぎのするエリアです。

簡単に紹介しておくと…

カラサタマベイエリアは今のところ広大な更地でしかありませんが、落書きとみなすにはあまりに凄すぎる工事の囲い壁のグラフィックアートが延々と続き、さらに工場現場でおなじみコンテナやサンドバッグなどをオシャレに利用した小さなカフェショップやベンチスペースに、作業員たちがくつろいでいる斬新な光景が見られます。本来とても一般の人が立ち入る目的も理由もないここでは、ヘルシンキの若いアーティストたちの隠れた聖地として徐々に勃興が進んでおり、さらにまもなく8月には、公衆浴場文化に慣れ親しんだ日本人としても見逃すことのできない、一大プロジェクトが花開く予定です。

中央パシラの旧線路沿いの一角にはなぜか温室があって、古めかしいレンガ倉庫とお役目を終えて静かに眠る旧型列車たちに囲まれながら、今すくすくと緑が育っています。ここでは、新しい市民農園のありかたを提唱していきたいと意気込む若者たちのプロジェクトが着々進行中で、今のところは、その栽培法をみずから試行錯誤しつつ、実際にとれた野菜や葉などをつかったサラダをはじめとする簡易メニューをとりそろえた小さなカフェとして、プロモーション活動を始めています。

ともかく、今はまだ詳しいことをお伝えできないものの、どちらも今後の動向に注目ですよ!!!


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昼食をいただいたのは、mokoという雑貨ショップの一角にある、地元客でにぎわうカフェで。

ヘルシンキでも、日本同様、まさにここ数年で一気にカフェランチ文化が開花した、と聞きます。とくに女の子たちや奥様方が子連れで昼間に集うフィンランド版女子会の定番カフェなんかもあるみたいですね。ここはその一件としても人気のカフェで、お店に入ってまず目に入る雑貨ショップも、文房具からオーガニックグッズ、アンティーク家具までとっても魅力的。買い物を楽しんですぐに腰をおろせる上、メニューも豊富なカフェの人気も頷けます。定番カフェめぐりに飽きたら、ぜひこんな穴場カフェものぞいてみてください!

cafe market Moko
http://www.moko.fi/
Perämiehenkatu 10. Helsinki. Finland

ayana@helsinki.fi


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次はヘルシンキデーというイベント報告に続きます




posted by こばやし あやな at 13:31| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

Very berry happy -自然の恵みをおつまみに

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夏のマーケットには、宝石箱を覗いているように太陽の光でキラキラかがやくベリー類が、山積みになって売られています。フィンランドでは「ベリー」が果物でもなく野菜でもなく、あくまで「ベリー」という単独カテゴリーとして存在しているくらい、身近で奥深い健康食。なかでも王道の三大ベリーといえばやはりイチゴ、ブルーベリー、そしてラズベリーでしょうか。

しかもこの国では、どこの森からでも自分が摘んだベリーやきのこを自分のものにしてよい、というステキな自然享受権が法律で守られているので、とくに後者二種は、本来は買うものでなく摘んで得るもの、というイメージ。でも、こうしてマーケットでつやっつやのベリーの山に出会うと、ついつい手が伸びてしまうのですよね〜笑


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もうひとつ、夏のマーケットで入手できるおつまみとして欠かせないのが、この写真の女の子たちがわき目ふらずむさぼっているヘルネと呼ばれるえんどう豆。生のまま、ポリポリとスナック感覚で実をほうばるのですが、そのここちよい食感と若干の青臭さがやみつきになって、ひと袋どっさり買ってもついつい無心で食べ続けてしまう人が少なくないようです。


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こうしてマーケットで手に入れたおつまみ食は、そのまま食べながら街を歩くも良し(誰も変な目でみたりしません)、マーケット広場のすぐ北にそびえる大聖堂の大階段で、地元の人にまぎれてひなたぼっこしながらほおばるも良し。旅行者にも絶対に体験してもらいたい、夏のお出かけ途中の小さな楽しみです。

ayana@helsinki.fi


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このあとは海をわたってスオメンリンナ島へ

posted by こばやし あやな at 23:58| Comment(0) | Visit Finland Blogers Tour 2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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