2013年07月27日

ある平凡な夏休みの一日

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最近、業務内容上うちにひきこもりっぱなしだったので、今日は久々に大学図書館で気分転換…といいますか、来週からのスペイン旅行の下調べ&印刷をせっせと…、夏季休暇中なのでそれなりにノイズは低めですが、それでも結構な数の人が熱心に勉強したりディスカッションしたりネットサーフィンしたり。館内カフェもちゃんとオープンしてくれています。

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こちらはアールト設計でおなじみの学食。夏のシーズンは結構観光客も一般客も利用しています。が、今日は閉店ぎりぎりの三時前に行ったので残っていたお客さんは私ふくめ三人ほど。「週末にはいっちゃうからこれ持ってって」と、食堂のおばちゃんにクロワッサンやら菓子パンやら余り物をいろいろいただいちゃいました。ところで先日たまたまArtek椅子のオンライン販売店で、この食堂にざっと200席以上は並んでいる椅子が一脚8万近くする事実を知りました…この食堂にかぎらず、我が大学のアールト建築部分で使われている家具は、徹底してArtekのもの。一体、普段何気なく使っているキャンパス内の家具だけで、どれだけお金かかってるんだろう…と、ふとやましい考えがよぎってしまいました(苦笑)本当に、贅沢ボケしそうなくらいありがたい話です。


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ユヴァスキュラの屋外マーケット広場って、中心街からやや離れてるしあんまり盛り上がっているイメージを持ってなかったのですが、今日たまたま通りかかると思いのほか出店もいっぱいで賑わっていたのでちょっとびっくり。真っ青な空の下で見る野菜やベリーって、どうしてこうも美味しそうに見えるんだろう…


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夜は恒例の森歩き。明日うちに来客があるので、もてなし用のブルーベリーバナナケーキを焼くためにベリーもちょっとだけ。気がつけば、カバさんの口がサバンナのライオン並みにワイルドになってました…そんなカバさんを写真におさめようとシャッター切る私の指も、たいがいえげつないことになっていましたけどね。今、オーブンでケーキが焼きあがるのを待ちながら、こうして一日の雑記を書き散らしてみた次第です。最近毎日平凡すぎて、これといったスクープもなく(笑)来週の今ごろはバカンス先から、ちょっとエキゾチックな日記をお届けできるはず…ですのでお楽しみに!

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あしたは久々復活!ユヴァスキュラ美食同好会例会。



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2013年07月04日

私立歯科デビュー

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久しぶりにおうちごはん。昨日までの一流レストランの繊細なお料理もありがたく味わいましたが、私はやっぱり自分で作る料理、否、自分で料理を作る時間というのがとても好きで大切なので、窓の外に緑揺れるキッチンで鼻歌うたって手を動かしていると、外出続きで浮ついていた気持ちがすぐまた平常に戻ってきた感に浸れます。

食はかくも大事な生活要素ですが、それをここ数ヶ月じわじわと脅かしてくる…春の訪れとともにツクシの如く突如歯茎から顔を出した左上の親知らず。以前日記に書いたと思いますが、ときどきメリメリっと感じる成長の痛み?を訴えに駆け込んだ学生歯科では、年齢的な問題と深刻度の低さから抜歯を断られてしまいました。なだめられるがままほっとくか悩んだのですが、やっぱり現段階でも違和感が大きくて食事のたびに気にかけてしまうので、思い切って初めて私立の歯医者さんにセカンドオピニオンを求めに行ってきました。私立歯科はもちろん高額な医療費が請求されることは目に見えていますが、今入っている学生保険である程度まで(スムーズにいけば全額)カバーしてもらえることがわかったので、もうそれならと藁を掴む思いで。

私の友達が定期健診に通っていて、腕の良さにとにかく定評があると太鼓判を押してくれた小さな個人医院を予約したのですが、学生歯科とはまた違った発見と驚きに満ちていて、興味深かったです。まず、医師も衛生士さんもみんな、白衣ではなくおそろいのマリメッコのボーダーTシャツ×黒スラックスというシャレオツな出で立ち。マスクなども特にしておらず、さらに目に入ってきたのは、歯科衛生士のスタッフが歯にピアスしてる。。。笑
受付も含めてスタッフは全員女性で、担当医さんは40代くらいの小柄でよく喋るおばさん。診察に関係ない雑談がどこまで続くんだ…という、よく言えばフレンドリーな?もてなしでした。レントゲン写真などは学生歯科からデータが貰えて流用できる柔軟なシステムで経済的。結局今日は下調べや総合健診で終わったので(まずとんでもなく質問項目の多いフィン語カルテの問診があって、知らない専門用語も多くそれだけで膨大な時間を要した)、抜歯の腕前が試されるのはまた後日ですが、虫歯のあるなしとかだけでなく、ちゃちゃっと部分的な噛み合わせとかを調べて、「ここをほんのちょっと削っとくだけで負担が減るから〜」と各所微調整して形整えてくれたりと、雑談多めでもさりげなく噂の名医ぶり?を発揮していました。

親知らずについては、彼女の意見ではやはり抜いておいたほうがベターとのことだったので、ようやく近日中に決別ができそうです。晴れや痛みが最小限ですむことを願うばかりですな。

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なんだか一日中眠かった。

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2013年06月29日

予期せぬフロー

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今週末から来週にかけて、ついに交換留学生たちが続々帰国してしまうので、あまり食材消費もかねて…ということで、昨晩みんながカレーパーティに招待してくれました。金曜日中は週末に持ち越せないアポ取りなどでてんやわんやなのですが、気合ですべて片付けて、お餞別に自作のティラミスをワンホール持っておうちへ。

てっきり、着いたらみんなの手で作られた美味しいカレーができて待っているのだろう…と思ってたのに、到着したら、キッチンに各食材がごろんと並んでいるだけ…で、みんな飲み始めとるがな!!
なんやかんやのオカン心で、結局私が8割方せっせとつくるはめに。。。笑

日本びいきのフィンランド人達もたくさん来てて自然とお酒の消費量も進み、最近よく一緒につるんでる屈託のない下ネタとギャグをこれでもかと繰り出すフィン・イタリア人ハーフのカフェマスターもやって来て場はますます盛り上がり、しまいには家が完全にカラオケボックスあるいはダンスフロアと化して…凄まじい一体感に包まれた、奇妙なまでに陽気なフロー集団の完成。当然ながら夜は更ける前に日の出の時間を迎えるわけで、朝日を背にシメのラーメン…ではなくケバブを食べに行って、ふと我に返るころに朝帰り。

世界のどこでも、学生が(いや学生に限らないと思いますが)本人たちも予期していたわけでなくカタッとはめをはずす一夜の不可思議さと危なげな魅力は変わらない。私が日本で所属していた研究室でも、ふだん小難しい書を精読し論文の推敲ばかりしている真面目学生たちが、はじめは何かの小さな打ち上げ名目で狭いゼミ部屋でちんまりと鍋をつついていただけだったのに、軽くお酒も入ってご機嫌で教授陣が帰宅したあと、なにか天からけしかけられるようにせーので装着していたタガをはずし、壁四方に哲学書の並ぶ部屋にアンプをつないでダンスホールを作って、先輩同期後輩入り乱れて朝までトランス状態で踊り続けるという奇妙な夜があった(もちろん危ないものを吸っていたとかそんな事実は一切ありません笑)。

こう見えて?私はそんなにあからさまハメを外すということも(少なくとも最近は)なく、日々わりかし堅実に暮らしているつもりなんですけど、たまに遭遇する、そういう出どころのよくわからない衝動や、そこに居合わせた者同士の鮮烈な一体感、翌朝の「あれは何だったのだろう」というまどろみ…そういうのに時々は大いに巻き込まれたいと、日常をこなしつつこころのどこかで常に願っているような気がします。いや、危ないことにまで手を染める気はもちろんないですが。


ともあれ、みんな終始いい笑顔でした。最高の一夜だったと帰国組も口々に言っていたし、最後はしんみりしたお別れよりも、まるで1年の留学生活の打ち上げみたいに、これくらい全力で弾けて笑って…のほうが送られる方も見送る方もすっきり晴れやかでよかったのかもしれません。居合わせたみんなと夏の夜の見えざる力に、感謝。

※あ、写真は昨日は何も撮っていないので、先週末のスーパームーンの写真です。ラップランドの更けない夜空にぽっかりと浮かんでいるのを見つけました。

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お昼ごはんは学食で済ましに行こうかなあ…



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2013年05月27日

最初で最後の夏の思い出

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今日はユヴァスキュラ大学日フィン交流サークルJYJYの、おそらく今年度最後のオフイベント。大学キャンパス内のビーチで湖畔ピクニック&うちのアパートのお庭でバーベキュー。終日文句なしの真夏日で、何度も湖に飛び込んで、裸足で野を駆けまわって、持ち寄った食材をじゃんじゃん焼いて…

私にとっては、昨日に続いてまさに夏の開始宣言のような一日。けれど来週から続々帰国してしまう交換留学生たちや、多くのメンバーとサマージョブでしばらく離ればなれになるJYJYグループとしては、これがみんなとの最初で最後の夏の思い出になるかもしれない。今年度のJYJYは類まれなメンバーとチームワークに恵まれていただけに、感慨深さもひとしお。けれど各々そのしんみりした想いを翻すように、今日はとにかくみんな全力で楽しんだから、笑いに笑って、最後にこんな素敵な集合写真が撮れました。

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ありがとう、さようなら。





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2013年05月24日

歯医者、読書、音楽鑑賞

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まだレポートの後始末などは残っちゃあいるのですが、一応ようやく授業がすべて閉講して落ち着いたので、今日はとことん自己投資の一日(…といいながら、隙間時間につい記事を前倒しで書いたりしつつ)。

まず朝は、最近フィンランドの芽吹きの季節とともにじりじり顔を出し始めた最後の親知らずを潔く抜いてもらうために、学生歯科へ。あわよくば今日のうちにいよいよ決別できるだろう…と期待していたのに、結果から言うと「抜歯拒否」されました…チーン。。。
なんでも、フィンランド政府が定める歯科医療のガイドラインでは、基本的に25歳以上の親知らずというのは、下手に口腔状態を刺激しないために、基本的に抜かないことが推奨されてるそうな。で、生えてくる過程で思いっきり腫れたり、虫歯になったり、周囲に悪影響を及ぼしていることが認められない限り、残念ながら抜くわけにはいきません…というのが担当医の説明。でもときどき痛いんですけど…と訴えても、「それは成長過程の自然な痛みなんで、我慢してください」の一点張り。
お詫びに?どうしても気分的に抜きたいのならこれをもって私立の歯医者に頼んでみてください、と、撮ったばかりのレントゲン写真のデジタルデータをメモリースティックにいれてくれました(苦笑)こんなにラフに、自分の体内のレントゲン写真なんてもらうの初めてなので、興味深い反面どうしてよいやら活用方法に困ります。。。ブログにアップとか?(笑)

午後は庭先でひなたぼっこをしつつ、以前実家から送ってもらっていたものの、最初の数ページを読んでどうも気分が乗らず閉じてしまっていた村上春樹のあの新作を一気に読み終えました。終わってみると、(意外にも)すごく好きな部類にはいる作品でした。前作みたいに、ただただのめり込んで、途中下車できずに病的に読みすすめるその時間そのもののに覚える快感ではなく、ちゃんと作品を味わい、ときに手を止め、考え、共感し、感傷に浸ることができたので、とにかく後味がいいです。
すでに読まれた方はご存知のように、舞台のクライマックス?はここフィンランドのヘルシンキ市街およびとある湖畔にて繰り広げられます。前回の1Q84を読んでいた時は高円寺在住、今回はフィンランド…と、なぜかここのところのムラカミ作品は、私の人生のさまよう先々を追いかけてくるかのようで小さな運命を感じます(笑)次回作はどこでどこの話を読んでいるかしら…?

夜は、音楽専門学校に通う友達シルパの卒業ソロリサイタルを聴きに、自身もよくオケの練習で利用する学校のホールへ。ソプラノ歌手を目指す彼女の歌声は、意外にも今日初めて聞きにいかせてもらいました。最初の方は緊張気味なのがこちらにも伝わってきていましたが、すぐに勘を戻して、とても彼女らしい伸びやかで柔らかい声を響かせていました。
ただそれでも、声を出そうとしている雰囲気と実際の声量がどうも釣り合っていないようなもどかしさがちらちら感じられたのですが、後で聞いた所では、ここのところ急にシラカバ花粉が舞い始めて、アレルギー持ちの彼女はすっかり鼻や喉をやられてしまい、今日の公演も延期さえ考えたのだとか。それでもとにかく薬に頼って今日を迎えることにしたようです。本人に悔いが残っていないとよいのですが…それでも十分に聴かせる素敵なソロリサイタルでした。ちなみに彼女は体型もザ・ソプラノ歌手!という感じで、今日のドレスも豊満な胸の谷間まで美しかったです…笑。

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明日は夕方から、同居人の実家に押しかけて一足先に夏休暇。

posted by こばやし あやな at 04:30| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

たんぽぽ食堂の一日。

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…とまあこんな感じで、誰も彼もがてんやわんやのお祭り騒ぎな一日でした(笑)
最初は律儀に集客数や売れ行きまで把握しようと正の字を書き続けていましたが、途中からとてもおっつかなくなるほど人波がどっと押し寄せてきたので、もはやオーダー通しとお金管理に精一杯で、結局どれくらいの人が立ち寄ってくれたのか、それぞれ何個くらい売れたのか、さっぱりわかりません(苦笑)ただ、おにぎりやコロッケなどはありったけの食材で何度も追加増産したし、カレーもお好み焼きも焼きそばも、ご飯や生地がなくなるまでひたすら作り続けたので、当初予定していた総販売個数の800個(皿)に近い数のモノモノが売り切れたのではないかと思います。

この日は、天気予報で雷雨が予報されているわ、開店時間がアイスホッケーのフィン×スウェーデン戦とかぶっているわ、夜もユーロヴィジョン決勝とかぶっているわで、街の文化祭の裏イベントとはいえ、正直集客にだいぶ不安がありました。でも結局雨なんて降らなかったし、なんだかんだで終始お客さんも途切れなかったので万々歳。

そして本日、売り上げおよび収益の計算、そして日本円への換金が終わりました。

ここで成果報告をさせていただくと、総売上は1740ユーロ、材料や諸経費を差し引いた収益(日本円両替)は、なななんと13万7000円に達しました!!結構、驚くべき数字ではないでしょうか。ともかく収益はすべて義援金として日本に送る、ということははじめから皆で決めていたので、当初、まずレジでの募金箱の設置で義援金補充対策をしようと考えていました。けれど、フィンランドはとにかく募金活動に厳しく警察からどうあがいても許可をもらえなかったので却下。次に大学の学生部が、学生の課外活動の補助金を出しているので応募したところ、最後の最後でどんでん返しがありこれまた却下…唯一大きな助けになったのは、地元で自営業をなさっているメンバーの一人のお母さんがスポンサーとなってくださり、材料費の一部を補助してくださったことでした。

ともあれ、こうしてほぼ自力で「何が何でも稼がねばならない」状況に追い込まれたので、それも結果的にはメンバーたちのめらめらとした気合につながったのではと思います。終了時刻が近づくごとに、だんだんとテント内の雰囲気も、日本の学園祭の屋台のノリ…ひいてはやたら威勢のよいラーメン屋や寿司屋のノリに染まっていって、道行くお客さんも巧みに巻き込んで、呼び込みにもオーダー通るごとにも何やら日フィンの垣根を超えた凄まじい一体感が。ああいう竜巻みたいなトランス状態、思い返すだけでも最高っ!!

ちなみに義援金の送付先はいろいろと検討しましたが、私達と同じ世代の学生たちの役に立てばという思いと、フィンランドというまさにサンタクロースの故郷から送るのにぴったりなネーミングだったことから、非営利活動法人遠野まごころネットさまが設立した奨学基金、まごころサンタ基金にすべてお送りさせていただくことに決めました。まもなく帰国する交換留学生が、直接オフィスに届けてくれる予定です。


FBページにも書いたのですが、ここで少し、今回まさにリアルなフィンランド市場にて日本のB級グルメ勢ぞろいレストランで売り子をやってて見えてきた、日本食に対するフィンランド人の嗜好と対策を書きまとめておきます。フィンランド人に限らず、外国人に和食を振る舞う参考になれば、これ幸いです。

●一度食べた後に、追加買いや家のおかず用に(!)大量買いしていくリピーターが結構いたのはコロッケとメンチカツ。なんといってもお好みソース人気は凄かった…。感激して「どこで買えるの??」と尋ねてくる人や、カップに入れて持って帰ろうとする人続出。きっとユヴァスキュラ内で唯一手に入る郊外のアジアンマーケットは、これからしばらく品切れが続くであろうと思われます(笑)ちなみに、ベジタリアン用のコロッケには、ミンチの代わりにキノコを刻んで入れたら好評でした。ただし、キノコは軽く炒めている間にかなり水分が出てきて生地をべちゃっとさせてしまうので要注意。あと、屋台でのコロッケ提供には、コーヒーのフィルターが経済的で超便利です!!思いついたのはさすがフィンランド人でした(笑)

●お好み焼きはやはり安定の人気。上にかつお節…は任意性にしていたものの、皆さん積極的にかけて楽しんでらっしゃいました(フランス人の友達はかつお節は臭くて無理だと言い放った)。焼きうどんの、おそらく世界有数の「ぶっといヌードル」も面白がっていましたね。ベジタリアン用の焼きそばは、塩麹とレモン汁とブラックペッパーでさっぱりした味付けにしましたが、これ、自分たちで試食してもかなり美味しかったです。

●おにぎりは定番具材を計7種用意して、要望あらば具材だけをその場で試食できるようにしておいたのですが、(鮭以外に)総じて好反応だったのがツナマヨと、意外にも塩こんぶ。さすが黒い珍味慣れしているフィンランド人?在住日本人さんたちに後で聞いた話では、やはり塩こんぶって、フィンランド人にとってかのサルミアッキと(色だけでなく風味も)どこか通じるものがあるらしく、得てして受けがよいのだそうです。ううむ…アレといっしょにされるのは、嬉しいような悲しいような。。。
ベジタリアン用としてアボガドわさびをつくっておきましたが、これもリピーター何人かいました。
肉そぼろの甘辛い肉は、びっくりする人も多かった様子。いっしょにおにぎり握ってたフィンランド人は結構抵抗があったみたいです。ちなみに、おにぎりには海苔ありなし両方用意しましたが、ほとんどの人が海苔ありを希望してました。...やっぱり黒い食べ物の好きなフィンランド人(笑)

●豚汁は、味噌の味というものを知らない人にとってはどうやったらこんな味のスープができるのかだいぶ不思議なようで、何人かに「その味噌とやらを舐めさせてくれ!」とせがまれまれた(笑)悩んだ末、提供皿は柄つき紙コップにしたのですが、これも食べ歩きにはちょうどよかったみたいで手軽さが喜ばれました。

●カレーはインドのとどう違うのかと言われ、香辛料以外の隠し味(コーヒーやハチミツなど)を種明かしたら目が点になってました。あと、カレーを箸でたべてる強者もいました。


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閉店後、大忙しで店をたたんで片付けをし、おのおの一息ついて、打ち上げが始まったのは夜0時から(笑)こういうとき、みんなが小さな街に集まって住んでいるのは終電も何も来にしなくて良いし気楽でいいですねえ。しかも、もう真っ暗闇は訪れない季節になりましたし。飲んで、踊って、喋って、疲れていたのでそこそこで切り上げて丑三つ時解散。よく動きよく叫んだ、長い長い一日でした。

…その帰り際、たまたま大学キャンパスを通りかかったら、ユヴァスキュラ大文化祭のイベントがまだ続いていて(翌日午前まで演目が続くのです)、最近改修の終わったアールト建物のひとつの白壁を利用しての真夜中映画上映会が行われていました。結構たくさんの人があけぼのの空の下、芝生にしゃがんで楽しそうに見入っていて、私もつい短編作品を1つ見終えてからの帰宅となってしまいました。結局これが唯一今年の文化祭で見られた演目でしたな。ちなみに世紀のフィン×スウェ戦の結果も、確実に知ったのは家に帰ってからのことでした。まあ、街の雰囲気で何となく、あー負けたんだな、というのは察しがついていましたが(笑)

レストランデーは、大学の日フィンサークルのみんなとの、今年度最後にして最大のすてきな思い出となりました。私はできるだけ自身が表立たないよう動くことに徹していましたが、主役を張ってたアクティブ交換留学生の子たち、それを支えるように全力を注いでくれた周りのフィンランド人たち、それぞれに達成感がにじみ出ていて、それを見ているだけでなんだかこっちも幸せになれた。とくに交換留学の学生さんというのは、その国への1年限りの「お客様(ゲスト)」となるのがふつうで、まさかこんなふうにその国のひとたちに対して「ホスト」となる経験ができるなんて、それはそれは貴重な素晴らしい機会をみずから遂げたに違いないと思います。おつかれさん!楽しい時間をありがとう!あと少し、めいっぱいフィンランドを楽しんでってね!!

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もちろん今日から私も平常復帰で、当面は書き物三昧の引きこもり生活かな。。。

posted by こばやし あやな at 05:19| Comment(2) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

黄色い祭りのあと

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昨日、ぶじに「たんぽぽ食堂」が開店し、閉店しました。

一日中とびきりに忙しくて、お店の前に立てかけてあった、高校生たちが作ってくれた素敵な看板をまじまじと見たのは、なんともろもろの後片付けに繰り出した今日のことでした。とにかくそれくらい、大繁盛で大奮闘でした。

何からどう手をつけ始めてよいかもわからなかったただの思いつきが、気づけばちゃんと美しい形と思い出になり、ほどなく解体されていました。今しがた会計作業もなんとか形がついたし、明日両替場に行って収益を日本円に替えたら、このイベントに関する一連の私の業務もようやく終わり。これからも一生、どんなジャンルやアプローチ方法であれ、こういうワクワクするチャンスをみずから追い続ける人生をまっとうしたいな、なんてふと思います。間違いなく私は一生かけてひとつの偉業を成し遂げるのは向いてないので、こまごまとひとつひとつ、そのたびに全力を注いで、大きな達成感と喜びと終わっていくさみしさを感じられるようなチャンスの堆積を。
来店くださった皆さん、いっしょに終わっていくさみしさを共有した仲間たち、本当にありがとうございました。またいつかどこかで!

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明日の日記には、食堂オープンの一日をもう少しクローズアップしてみようかと思ってます。
posted by こばやし あやな at 04:53| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

あいやー

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やっとこさ、本日提出のレポート課題を終えました。。
レポートといっても今日のはいわゆるエッセー原稿ではなく、近代建築史の課題図書一冊読んで、内容に出てきた重要事項や人物や建築作品やを自分で編集してフリースタイルのタイムラインにまとめるというラフな中間課題だったので、やりようによってはどうにでもなったのですが、久々にDTP欲に駆られてIn design立ち上げて凝ったレイアウト考えてたら、どんどんと収集つかないほど時間ばかりを食う方向に進んでしまってました…(汗)
そんなわけで今日マル一日パソコンに向かっていたので身体が悲鳴をあげています…明日は夕方の授業まで何か身体を動かしに行こう!

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では、心晴れ晴れおやすみなさい!




posted by こばやし あやな at 07:49| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月19日

もってけーー!

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今日、大学のメイン図書館に立ち寄ったら廊下一帯で半年に一度の「もってけ本祭り」やってました。書架整理で不要となったらしい本をはじめ、購買部からも文具類や絵はがき、いまどき誰が使うのかしらないけどフロッピーディスク(!)などが山積みされたボックスや本棚がずらっと並んでいて、そりゃもう大盛況。一人一人そんなに持ってくの?カバンに入るの!?ってくらい頂戴していたのでつい触発され、私もなんとなく場に飛び込んで、結局本はもらわず封筒やメモ用紙などの文具類をがっさりゲット♪

まだ金曜日が残ってはいますが、今日はいくつかのことで目に見える進歩と達成感があったので、今こうして気分よく日記で一日を〆ています。こういう夜は寝るのすらなんだか楽しみだ(笑)

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春の長雨は嬉しいようで、いろいろ迷惑

posted by こばやし あやな at 05:14| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月04日

五感で知る異文化

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専門科目ではないのですが、今期受講している科目の1つに、「Työelämä viestintää monikulttuurisessa(多文化環境でのビジネスライフ・コミュニケーション)」というのがあります。

ここには、第二言語としてある程度までフィンランド語の話せる外国人と、ビジネス、心理学、言語学などバックグラウンドがさまざまなネイティブフィンランド人が半々で集まっていて、担当教師もフィンランド語の先生ヨハンナと、コミュニケーション学の助教ロッタの2人がついてくれています。クラス内での共通語はもちろんフィンランド語。ネイティブフィンランド人たちも、日常環境でほどフィンランド語しか話しませんという人はほとんどおらず、パートナーが外国人だったり、ハーフだったり、海外暮らしが長かったりと、何らかの要因で「多文化環境」を強く意識する生活を送っている人たちがほとんどです。

そんなちょっと特異な20名弱のクラスでは毎度、フィンランドのビジネスシーンでの調書の書き方や会議のポイントを学ぶだけでなく、「ネイティブとノンネイティブの交じるグループやプロジェクトを円滑に進めるために、互いに何を気遣いあうべきか」、「言語レベルの異なる集団で物事をきっちり共有していくには?」、「より親密な人間関係においてどんなトラブルが起こり得るか?」などといったテーマについてディスカッションを重ねたり(これらはいずれも本当に興味深くきっと海外在住の同胞の皆さんにとっても役立つ内容満載なので、いずれ日記に書きとめたいといつも思っているのですが…)、心理学や実際のビジネスパーソンをゲストスピーカーに招いて話を聴講したりしています。

また、例えばビデオの回っている部屋で、5人ほどので組んだグループにぱっとお題資料が手渡され、20分でそれを読み込んでグループとして一つの結論を導き出す…というワークショップも興味深かったです。これは結論を出すこと自体が到達点ではなく、むしろその20分という有効時間のなかで、5人がそれぞれどんな発言や同意・意義、進行の役割を担っていたかというプロセスの振り返りが目的になります。5人には、一人一人に対してその人の発言や反応、態度などを逐一監視、チェックしているグループ外メンバーがいて、後でその人と個人反省会をしたり、全体で、時間の使い方の効率性や、それぞれのメンバーの議論上での役割や長所短所を検証していく…といった色んな意味でスリル満点な企画。もちろん各グループには能力レベルの異なるノンネイティブがいるわけですから、その人の理解度の洞察やフォローの仕方もポイントになってきます。

正直、ここまでのことをもし「普通の」フィンランド人に紛れてやれといわれたら度胸がいくらあっても足りませんが、こういうメンバーの集った、こういう趣旨のこういうクラスだからこそ、ようし糧にしてやるぞという意欲や心の余裕を保てる…ものです。この授業では毎回、本当に学ぶことが多く、学んだことに心を救ってもらえている気がします。


…で、前置きがやたら長くなりましたが、このクラスのファイナルプロジェクトとして、5,6人のグループで、何かしらひとつの「課外プロジェクト」を企画しやり遂げる、という課題が当初から出されていました。お題は、ほんっとそれだけです。追加注文として「所詮3単位しか出ないので、それに見合った労働量で」「ミーティングは最小限で」「スポンサーは自分たちで見つける。極力自腹は避ける」と(笑)

私たちのチームが企画し、まさに今日実施にこぎつけたのは、大学の図書館ロビーを借りての4時間限定異文化体験イベントでした。コンセプトは、「五感で知る異文化」。プレゼン形式で母国の紹介をしたりするのではなく、あえてこちらからの説明は最小限に、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚で、我々のグループメンバーの出身・関連国5カ国それぞれの「らしさ」を自由に感じ取ってもらう、というものです。

例えば私が制作担当したNÄKÖ(視覚)ブースでは、五カ国出身者それぞれに「田舎」「信仰」「信号機」「結婚」「おばけ」「静寂」…などといったキーワードから連想するイメージ写真を各自googleから集めてもらって、ひとつなぎにしたビデオクリップ。これ、編集していてもいちいち目からウロコでした(笑)「ストレス発散法」だと日本:カラオケ、中国:麻雀、ロシア:屋外スポーツ、フィンランド:サウナ、フランス:ホームパーティだったり、「喧騒」だと、日本:渋谷交差点、中国:車の大渋滞、ロシア:デモ、フィンランド:ヘビメタライブ、フランス:シャンゼリゼ通りの賑わい…、みたいな感じ。こんなふうにお国柄が出るものもあれば、例えば「非常口マーク」なんて、どれもよく似てるんだけど、微妙にあの棒人間の焦り方が違うんですよね。日本のが、一番おっとりしているように見える(笑)


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ほかに、KUULO(聴覚)ブースでは、五カ国それぞれの民謡・伝統音楽から流行りのロック、ポップまでを自由に選択してヘッドフォンで聞けるようになっており、MAKU(味覚)ブースでは一口サイズの「お国の味」を提供(私はこのために今朝5時おきでミニおにぎり100個握ったのですよ…)。TUNTO(触覚)は不透明な袋に入れた物品(日本からは竹簾、和紙、和扇子を出品)の手触りで楽しんでもらうというもの。

で、一番お客さんたちの評価が高かったのがHAJU(嗅覚)ブースでした。イントロ写真のようにミニカップにそれぞれのお国を懐かしませるものがセットされていて、それをどこの国のなにと明かされずに嗅いでいくわけですが、率直な反応を見ているだけでもおもしろかったです。
皆さんそれぞれに個人体験があると思いますが、嗅覚って一番記憶と結びつきやすいというか、慣れ親しんだ臭いには無条件に体や脳が大きく反応してしまうものなんですよね。ほら、昔つきあってた彼女の香水の香りとか(笑)フィンランド人は、松の樹脂から作ったマット洗い用石鹸や菓子パンには必ずはいるカルダモンをうっとりとかぎ続けているし(他国の人は得てして顔をしかめる)、冷やかしに来てくれた日本人留学生たちは、他にも似たような色の液体調味料が並ぶなかで、案の定ポン酢や鰹節の香りに条件反射してました。逆に私が中国の醤油の臭いをかいでもちっともピンと来ない(笑)

このプロジェクトのスポンサー、というか資金は、大学の学生部に助成金を申請してすんなり受理されたので困ることがありませんでした。大学は、こんな一授業のプロジェクトのためにもちゃんと出資できる懐の深さ(というより、暖かさ?)を備えていたとは…。
まったくの白紙の状態から、テーマを決めて、詳細を煮詰めて、勘定して準備をして宣伝をして…をお互いの「共通語」としてのフィンランド語を駆使しながら少人数グループでやりぬくという経験、私自身にとって実益の多い貴重な瞬間ばかりでした。来月には、それこそ今度は完全に課外で、より大きな母体で一大プロジェクトをまさに動かし始めたところのなので、この経験は近いうち必ず役に立つ気がしています。

この授業は、朝8時はじまりでみっちり3時間半とスケジュールは少々ハードでしたが、本当に得るものの多い、またメンバーや教師陣にもとても恵まれた素敵な授業だっただけに、もうまもなく閉講となってしまうのがただただ惜しいです。そしてこの授業を修了したら、大学内で受講可能な語学コースもすべて終わってしまうというのも寂しくもあり、焦りの種でもある…ここからはまさに、語学という果てなきステージでの孤独な闘いが一生続いていくのですから。

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長い一日、お疲れ様でした。



posted by こばやし あやな at 07:22| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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