2012年08月28日

体内気温計は正確ですか?



昨日お会いした方との対談のなかで、そういえばそうか、と気づいたこと。

日本にいるときは、夏も冬も、日常生活で気にとめていた「温度」といえば「予報気温」か「設定温度」のどちらかだった。

天気予報を見て「明日は◯度まであがるのかあ」と構え、クーラーの温度設定で身辺のの適性温度をコントロールした気になっている毎日。

当時、私は自分を取り巻く環境の実際の温度、身体が暑いまたは寒いと感じ始める温度を、ほんとうにわかっていたのだろうか。なんとなく、夜のニュースで「今日は今夏最高の温度を記録した」なんて聞いて、やっぱりね、と共感するばかりで、リアルタイムで自分の浸された気温が何度なのか…ということは、知りもしなかったし関心さえなかったのではないかしら。


理由は明快、生活空間内に気温計がなかったから。

なんとなく暑いまたは寒いと感じ始めるとき、とっさにその瞬間の気温がいくつかなんて知りようがないくらい、日本での生活圏内で温度計を目にする機会はまれだったように思う。

こう聞いて日本の皆さんは、じゃあフィンランドでどんだけ気温計に囲まれた生活しとんねん!とツッコみたくなるでしょうが、来て見てもらえばわかります。各部屋の窓辺に、町中の主要建物の電光表示に…と日々、「現在の気温」から逃れようのない金縛り状態です(笑)

すこし肌寒いな、なんだか暑いな、鼻水凍りはじめたな…こういった瞬間セルフ・エアーコンディショニングに動く前に、まずぱっと目の前の気温計を見やる習慣が、ここではあります。私は毎朝駅前を通り過ぎるときに、まず自分の体感予想気温を割り出してから、某銀行ビルの気温計に目をやって感覚との照合を行う、というプチトレーニング?が習慣化しています。

だから、もちろん機種や計測位置の誤差や風によって変わる体感温度の違いはあるにせよ、26度、7度、2度、-18度がどんなものであるか、およそ個々人が体感値で把握しているわけです。ネット上でみられる天気ニュースサイトでも、その日の最高・最低気温だけが表示されるということはなく、その日一日の気温変化グラフがみっちりと確認できるようになっています。


この生活習慣および気温体感能力に、どんなメリットがあるかなんてはっきりとは言えません。実際が何度であれ、暑いと感じればクーラーをつければいい、おっしゃるとおりです。

でも、私達をとりまく環境に「適応する」ということは、そもそも人為的な「設定温度」をコントロールすることがすべてなのでしょうか。自分が自然界のどんな環境下に対して、まず寒さ、暑さ、心地よさ、限界を感じるのか…その目安を知っていないと、肌感覚はどんどんアバウトに堕落的になってゆきはしないでしょうか?30度には30度の、33度には33度の手のうちようがあったりはしないものでしょうか?

…避暑対策に関しては、ここから何を訴えても説得力がないのは重々承知のうえです…大した主張もないのに偉そうなことをすみませんでした。残暑厳しいなか、皆さまどうぞ健康にはお気をつけて!

ayana@helsinki.fi


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2012年08月16日

晴れ女×晴れ女=



昨日「入道雲はもう見当たらず…」なんて綴ってたのが、さっそくデマになりました(笑)
今日は珍しく、文句なしの北欧らしい夏に逆戻り(それでも最高気温は23度くらい)。お昼過ぎ、久しぶりに「暑いなあ」と呟きながらふと空を見あげると、通行人を威嚇するように立ちはだかる積乱雲の壁…幸い夕立には降られずに済みました(今はしとしと一週間ぶりの細雨が降ってますけど)。

そんな今日はお一人様と一緒に半日某ツアーに繰り出していたのですが、行きのトラムに揺られながら、「今日は格別にいいお天気ですねえ」なんて話題をつないでいたところ、「実は、私ものすごい晴れ女なんです」という、どこかで聞いたことある応答が…。いつも自分が平然と豪語しているこの台詞、人様から言われるのを客観的に聞くと、なるほどこんなふうに「おめでたい人だなあ」って思われるのだということが、身を持ってわかりました(笑)

負けじと?、「奇遇ですね、私もなんです」と笑顔で張りあい(←でも実際今夏私が担当したツアー中、結局一度も雨具の必要な天気に見舞われたことはないのです)、晴れ女×晴れ女は最強ですな(笑)、という結論が出たところで降車しました。

一方で、自称スーパー晴れ女(私)×某自称スーパー晴れ男さん=かならず土砂降りという、もう部外者からは呆れられるしかない公式も、かつて確かに存在していましたっけ。
その晴れ男さんというのは、現在チェコの某オーケストラのシェフを務め、今冬は母校オケの100回記念定期を振りに久々来阪するらしい、あの強烈マエストロなのですが…この御方とは、大学オケを退団して以降もご縁があって、ドイツ、山口、チェコ、大阪…と世界のあっちこっちで数年おきに再会するたび、まさに二人が顔を合わして行動を共にする瞬間から、ドドーーっと滝のような雨に降られ続けてきたのです。


まあ、だからなんやねん、って話ですよね、周りからすれば。

ayana@helsinki.fi


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今晩は天丼を食べてエネルギー補完!

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2012年07月17日

公平さとはつまり

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土曜の晩のお寿司パーティには、大家さんとその娘さん、ご近所の陽気なスウェーデン系フィン人さん、TKK時代からの友達で私を高円寺に呼び寄せた張本人・アガなどなどが集まってくれて、なかなかユニークなメンツで和の色にあふれる食卓を囲みました。

大家さんがお寿司の準備にとお駄賃までくださったので、夕方にミッコとハカニエミの屋内マーケットホールやアジアンマーケット街へ繰り出し、ちょっぴり贅沢な食材集め。

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この国でサーモン以外の寿司ネタは、もうそれだけで貴重ですから!

私が握り寿司&お味噌汁担当、ミッコが巻き寿司&和風サラダ担当で、アガは十年古酒の泡盛持参。多くの人にとって初めての体験となった酢飯と泡盛は、意外にも例外なく誰もに大好評でした。


日本人&日本フリーク勢と、かたやまったく日本に由縁も興味もなかった皆さんとの親睦会もまた、なかなか新鮮で面白い話題や質問が飛び交い続けていました。

とくに話が掘り下げられたのが、女性の役割・生きがいについて。

家事=女性メインというのは、もうまったくといっていいほどこの国で通用しない概念であることを、改めて思い知らされた。少なくともあの場にいた私以外のフィンランド人全員が、「炊事洗濯や子育ては、その都度手のあいてる方もしくは得意な方がやればいいし、役割分担や当番制なんて不要。まして女性が率先してやらなきゃいけないなんてチャンチャラおかしい」という意見。
そのかわり裏を返せば、女性も男性と同じく仕事や社会で男性と同等に立場を築き、精神面や金銭面で自立できていないとやっぱりアンフェアだ、というわけです。実際この国で専業主婦というのはかなり珍しいのが現実ですし。男性も産休をとれるし、女性も産休後に同じ会社に復職する権利が守られているのだから、その考えが主潮であって当然だともいえる。

もし将来自分がこの国で家庭を築く日がやってくるなら、そのときはそもそも、この国の郷に従える自分でなければならない。外で頑張る楽しみと苦しみ、内で頑張る楽しみと苦しみ、その両方をパートナーや家族で分かち合える日を夢見て、まだまだ今、純白ドレスお預けで地道に積み上げなきゃならないものがたくさんある…現実に向き合い直すことのできた、意義深い一夜でもありました。

ayana@helsinki.fi


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相変わらず涼しい、どころか寒い日中の方が多い奇妙な夏まっさかり
posted by こばやし あやな at 04:05| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月05日

機織り生活

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今日もまた、「フィンランド」を軸にたくさんの出会いに恵まれた一日。

「初対面」は織り機にかけられてゆく縦糸、「再会」は左右へと編み込まれてゆく横糸。やがて両者が互いに思わぬところで強固に絡んで面をつくり、出来上がっていくじゅうたんの上で、自分らしい暮らしを営んでゆく…そんなイメージ。

明日もまた、新たな縦糸をかけることになるのか、はたまた横糸が思わぬ縁結びをしてくれるのか。近ごろ雨降って地固まった事象も多く心は穏やかで、ここ数日、こころから今日も楽しいなあ、明日が待ち遠しいなあと思えるが日々が嬉しい。

まさに、日々出会う皆さんのおかげです。

ayana@helsinki.fi


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やっぱり日本のビールが美味しいよね


posted by こばやし あやな at 07:18| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月01日

不安定さごと包んで押し流すような、なにか大きな力の存在

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今日はお仕事で、かなり久しぶりにアルヴァ・アールトの自邸とアトリエに赴きました。そばで半日ご案内をさせていただくことになったのは、本来私よりずっとその道に詳しい建築家のお二人。そのうえ、公式ガイドツアー時間の通訳対象は近ごろ第三言語になりさがりつつある英語…。前日までに久々にかなりいろんな本を繰ったりして自分なりに予習復習をしたものの、直前まで変に緊張して右のこめかみが痛くなったりもしつつ(笑)、かなり構えてがちがちでお迎えにあがりました。

けれど実際は、お願いしたらすぐに私のことを下の名前で呼んでくれる気さくさと、私の専門性や人間をちゃんと尊重してくださり、個として対等に接してくださる心強さとで、心から楽しく自分らしくガイドさせていただいたのです。まだ一軒目のアトリエが終わったばかりの段階で、さらっと「あやなさんにガイドしてもらえて嬉しい」「頼んでよかったわ」という声をお聞かせいただいたときは、なんだかもうその場で泣きそうになってしまったほど。お二人とは来週にもう一度お会いし、今度は私の母校のひとつでもある某大学キャンパスにお連れします。今日の雰囲気に安堵せず、また気合を入れて予習しなければ!

一世一代…ぐらいハレの海外旅行で、決して安くはないお金をお支払い頂いて請け負わせていただく、現地ガイドという今のお仕事。単なる通訳以上の感慨深い記憶をお客様の心に残してあげたいし、私にとってはこの先何度も訪れる場所であっても、結局その日その日のお客様が、つまり人が、主役として心を開放し楽しめる瞬間を精一杯アレンジしてあげたい。今日のお客様との時間を過ごしながら、改めてそのことを強く心で誓いました。


今週は(まあブログはいつでも楽しげに書いちゃあいますが)公私共に、呑気な自分しては珍しいくらい気持ちのアップダウンが激しかった、ちょっと辛い一週間でした。先週末がただひたすら楽しかったから余計に、なのでしょうか。週が後半に向かって体力も消耗の一歩をたどるうち、日に日にとても内省的になってしまい、誰に打ち明けることも酒に溶かすこともなく、帰宅したらただ悶々とベッドの上でいろんなことを(ネガティブに)考えてはうずくまってばかりでした。

ようやく一週間の仕事を終えてまっすぐおうち帰ってきて、すぐベッドに横になりしばし眠りに陥っていたのですが、数時間後にぱっと目が覚めてから、なぜか衝動的に部屋で流し始めたのが、シベリウスの交響曲第5番の1楽章。こういうときは、なんの不満も歯がゆさもなく絶対的な信頼を置いて没頭できる、ラハティ響×ヴァンスカverで。

寝そべった時の視線で窓の外に見える、白樺の葉がカサカサと風にさざめくシルエットが、ただ延々と続く弦楽器のトレモロと重なってゆき、そしてそれが今度は、不安定で終わりの見えないざわめきで波立つ自分自身の精神とも重なり…やがてぐんぐんと、まどろんだ頭の中で視覚、聴覚、精神が一体化した果てのない世界を構築し始めます。


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弦楽器の息つく間ない不穏なうねりが、だんだんと束になって高揚して、もどかしさを爆発させようとした瞬間、それらをすべて吸い上げ、押し流すように現れ立つ管楽器のコラールの、あの雄壮な存在感がたまらなく好きだ。気分が落ちているときほど、何が何だか分からないけどこの大きな力にすがり、すべてを委ねたくなる。大地に広く深く根をはってどっしりとかまえ、一瞬ごとに変化する心の機微なんぞに動じず、むしろすべてを受け止め、沈めようとしてくれる見えざる力に。

目を閉じてそのドラマティックな瞬間ばかりを繰り返し聴いていたら、さっきまでさざ波立っていた湖がみるみる凪いで、陸の世界の姿をそのまま映し出す、かの鏡面世界の出現を目にした時の奮い立つ感銘も思い出す。だから自分は、本当に気持ちが不安定なとき、友達の輪のほうではなくこの国のありふれた森や湖畔へと向かいたくなるんだな、と気づく。

明日は一日家で引きこもろうかなとも考えていたけど、やっぱりどこかへ出かけよう。久しぶりに、仕事目的じゃなく、カメラを持って心ゆくまで風景撮影がしたい。この一週間の波だった気持ちをすべて浄化してくれるような、大きな存在感を感じられる景色を見つけに。

ayana@helsinki.fi


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久々に辛気臭い日記をどうもすみませんでした…

posted by こばやし あやな at 04:40| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月01日

日常行為の一本化を礼賛してみる

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スマフォからのお試し投稿、うまくいったようですね。今後はときどきブログにも取り入れてみようかなと思っています。

さてそういうわけで今、スケジュール管理、単語暗記、家計簿、アイデア帳、思考整理、レシピストック、辞書引き…と、これまで「あれはあれ、これはこれ」で各種資材を費やしこなしていた日常行為が、どんどんこの小さくて薄っぺらい箱のなかで統合されつつあります。こんなに何でもかんでもを機器に頼って一本化してしまうことへの怖さ…は実はいまのところ微塵もなく、むしろ、今までよくもこんなにいろんなことを別々のマテリアルと時間を使って分業していたものね…ということに驚き呆れるほうです。生活のなかで、「文明の利器に頼って効率を追い求めて何が悪い!」ってレベルの行為はたくさんあって、今までそのためにどれだけカバンのなかをかさばらせ、余分に時間を費やしてきたんだろうということに愕然としてしまったほどです。

生きることは、とっても忙しいことです。でもそのタイトな人生時間の合間をぬって、できるだけ頭と体を使った「あそび」に没頭したいし、たくさんの人と触れ合いたいし、出来事に遭遇したいし、手をとめて何かを考えたい。活字じゃなくて手書きのほうが断然よいこと、消しては書き…を繰り返すべきことは、いい加減この歳になれば自覚できているつもり。だから、あとのことはできるだけ楽して所要時間を縮めて、そのぶんおいしいものをゆっくり味わったり、尊敬する人からたくさん話をうかがう時間などに充てて、人生をより多彩に楽しみたいものです。

ayana@jyväskylä.fi


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そろそろ第二次引越しの準備をせねばなりません…

posted by こばやし あやな at 05:12| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月30日

心を亡くさないように

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昨日で2ヶ月分の冬季限定バス定期が切れたので、今日から久々に自転車登校再開です。家の周辺や野山はまだまだ雪が溶け残っていて押して歩くのも一苦労ですが、街の公道からはもうほとんど雪が消えているので、難なく通い始めることができそうです。ただ、予報では今週末からまた一気に冷え込んで、朝夕は−13度くらいまで落ち込み雪も降り続くらしいですが…もう4月でっせ!!!


閑話休題。
いつだったか、相方の漢字勉強に付き合っていたときに、なんとなく書きにくそうにしていた「忙」という字について、「忙しいと心が亡くなっちゃうからこう書くんだよ」、と説明してあげたことがありました。

先週は、その相方にとって、年間を通じて稀に見るほどあれこれが重なって多忙を極めた一週間でした。もはや、プライベートどころか学校でも終日お目にかからない日が何日かあったほど。そのうち私が少しでも手伝ってあげられることといえば、週末の弁論大会の原稿暗読くらいで、それさえも夜中にスカイプをつないで眠い目をこすりながら…という有り様でした。

そして、本当は私の誕生日のプレ祝い(当日は例の弁論大会と大勢パーティが予定されていたので)を金曜日に、と以前から約束していましたが、ついにその前日になって、このままではどうにもそれさえ決行できない…と涙目で頭を下げられてしまいまして…。状況は十分に汲みながらも、さすがに私も即座にイイヨイイヨと気の利いた言葉が出てこず、しばし気まずい沈黙がながれたあとに、彼がぽつんと、「忙しくて、本当に心が死んでしまいました。恥ずかしいです…」とな。ぷぷ、ま、昔教えてあげた何気ないことをちゃんと覚えてくれてた功績に免じて、あっさり許してあげましたよモチロン(そのぶん来週ヘルシンキではたんと美味しいもの食べさせてもらいますけどね!!)。


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「忙しい」って、一般的には、することが多くて暇がないときの形容詞ではあるけれど、実際に自分が口にしてしまうシチュエーションを省みると、結局は心の持ちよう、すなわち、心のゆとりの有無がすべてである気がします。

傍から同じ状況に見えても、意に反して時間に追われているか、がんがん自ら突っ走っているか、は、大きく違う。後者のときは、それでもなお周りに気を配る余裕もあるし、何かほかの予定をさらに引っ張ってきて詰め込むことさえも恐れない。でも、ひとたび時間に追われる(と感じはじめる)と、まさに心が亡きがら状態に陥って、何もかもが不本意で苦痛で身体を蝕みつづける強制労働のようにさえ思えてきてしまう。目の前の事象やタスク量は変わらなくても、自分の気持ちのあがりさがりだけで、世界が180度変わって見えてしまうのが、生きるあいだの不思議さであり面白さだと、最近たびたび実感します。

昨日はもうだめだと諦めていたことが、状況は何も変わってないのに今日はなんとかなると思えるようになる。ならば自分の心さえうまくおだててやれば、どんだけ忙しかろうとなんだって出来てしまいそうな気がしてきますね!この根拠なきポジティブさをいつでも持ち続けられたらいいんやけどねえ。


「ところで、“心が生きる”はどんな漢字なの?」とふいに質問されて、ええとなんだっけと頭の中で書いてみたら…ああ、アレですか(笑)なるほどなるほど。無駄にはしゃがれそうだったので、「自分で辞書引きなさい」とだけ返答しておきました。

ayana@jyväskylä.fi


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明日提出のレポート、今から書ききる!!
posted by こばやし あやな at 04:11| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

あの街とこの街の意外な共通点

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ユヴァスキュラの街って、あくまでそこに住む人達(というか学生たち)の内部評価にすぎないのかもしれないけど、「ボヘミアンたちの街」と謳われるのをよく耳にします。もちろん、本当のボヘミア人がたくさん住んでるわけではなく「伝統的な暮らしや習慣にこだわらない自由奔放な生活をしている」人たちにとって住みよい街、という意味で。

正直、私個人の感覚では、半年この街に住んでいてもまだあまりぴんとこないイメージです。なぜって多分、ここへ出てくる前、高円寺という、知る人ぞ知る東京の…いや日本有数の究極的なボヘミアン指向の街に暮らして、その恩恵にどっぷり浸っていた身だからに違いないのですが…


例えばどんなあたりが?と聞けば、ライブやギャラリーを兼ねるなど自己表現の場を気軽に提供してくれるカフェやミニスペースが多いこと、外食費浮かすために食べ物持ち込み可のカフェやバーがあること、伝統的にカルチュラル・ウィナー(成功してそこそこ名をあげたアーティスト)とカルチュラル・ルーザー(アーティスト趣向ゆえ貧乏だったり定職につかない/つけない人)の両方が分け隔てなくたまり場とするカフェやバーが点在していること、古本屋や蚤の市(リサイクルショップ)がやたら多いこと、思想差別や外国人差別がとても少ないこと…などを挙げてきます。

言われてみれば、なるほど確かに、とは思います。フィンランドのよその街に訪れたことはあっても、ヘルシンキやエスポー界隈以外で暮らしたことはないので、他の街との比較は難しいですが、この街は清楚でモダンな湖畔の街のイメージを押し出す一方で、「金はないが時間とアイデアはある」人たちが、ひっそりこそこそと独自のユートピアを築こうとしている印象はなんとなく受けます。ゆかりのある芸術家も多いし、あらゆる文化発信施設が街の規模のわりに飛び抜けて多く(これはちょっとした誇り)、何より4年きっちりで出ていく必要も、自分で必死にお金を稼ぐ必要もない、フィンの究極モラトリアム期をじっくり満喫中の元気な若者が多数集まる街となれば、自然とそんな風潮が望まれ体現されてくるものなのかしら。

そういう人たちが目をかけるお店というのは、たいがい店長やスタッフにも業務以上のこだわりやコミュニケーション意欲があって、行けば気さくに声をかけてきて、そのままお勧めやなんでもない世間話に花が咲きやすい。人情でメニュー外のスープまで作ってくれる(笑)

つまり、確固たる目的を持たずにふらりと行っても、思いがけない掘り出し物やスクープに出会えて嬉しくなれる期待値が高い。何が得られるか、何が返ってくるかわからない物色ややりとりの時間というのは、不確かでめんどうで時間の無駄だと倦厭する人もいるだろうけれど(フィンランド人はどっちかというとその気質)、元来有機的であるがゆえに、多様で不規則で例外だらけな人や社会や自然とのコミュニケーションというのは、いつだってそんなものだろうと思う。何が起こるか、何に出会えるかわからない不確かな時間を許して、むしろそれを自分から楽しんでゆく人生でありたい。それに、自分自身の気分やリズムや欲求も、日々変化を繰り返している。知り合いのいないカフェでゆっくりしたいことも、真夜中に寝られなくて突然どこかに本を読みに行きたくなることもある。そういう自分自身の衝動の微細な変化に、ピンポイントで対応してくれる一軒一軒が、できるだけたくさん身近に潜んでいてくれたら最高だ。こんな気まぐれなお客さんを迎えることに、無上の喜びを感じる店主がたくさんいた高円寺という街は、だから私の肌に合っていたのだろうなと今でも思います。プチボヘミアンの街ユヴァスキュラにも、探せばまだ、自分の駆け込み寺になってくれそうな素敵なお店が見つかる気がします。


オリジナリティを大事にした気ままな自営業のお店の存在は、実はフィンランドではどの街に行っても(首都でさえも)本当に希少です。なにせ小さな市場しか持たない国なので、国内のお店の大半は、いわゆるSグループとKグループという強大なグループの傘下にある、割高で個性のないチェーン店に独占されてしまっているのが現状なのです。ほーんと、どこの街に行っても、中心街に並ぶ店や飲食店は同じ。最近読んだ「フィンランドで食費がかかりすぎる20の理由」という興味深い記事があり、その事実を痛快に説明&批判しているので、フィンランド語の分かる方はこちらから是非一読してみてください。


なんだか話の尾っぽが宙ぶらりんになっちゃいましたが、そろそろ出かけねばならないので今日はこのへんで〜。

ayana@jyväskylä.fi


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まずは今日から三連休や!!

posted by こばやし あやな at 16:49| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

婚約報告

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昨日、閉店間際のデパ地下食料品店で、ノルウェー鮭の切り身が激安で売られていたので飛びつきました。二切れで90円ほど。しかもこれが驚くばかりの脂の乗りよう!ただのフライパンで十分綺麗に焼き上げることができます。味付けには塩コショウに少しディルを足したので現地風の風味になってしまいましたが、お味噌汁と白ご飯と一緒にお箸でいただいたので、日本の食卓のオマージュみたいな夕食時間でした。

さて、タイトルの件、もちろん私事ではありませんので(笑)
東京で旅行雑誌を作っていた時代の後輩で、実のところ東京でできた唯一の女友達から、今朝突然の婚約報告が届いていて、思わず部屋で独り小躍りしたのでした。あんなにあれこれ人生相談に乗ってあげてた(一応)先輩への報告がそんなにあっさりかーー!というくらい簡潔な短文でしたが、それもまた相変わらず無駄と隙のない彼女らしくて。


私たちは、自他ともに認める似た者同士。
趣向や能力のベクトルはちょっと違うけど(お笑いの趣味だけはぴったり一致してたがw)、根本があまりに同じような性格・価値観だったゆえ、社会でもプライベートでも同じ苦労を背負って、同じ疑問から目を背けられなくなって、結局同じ理由を述べてほぼ同時に会社を辞職し、また同じような次の道にそれぞれ進み、そこでも悩み続けました。

偉そうに「人生相談に乗ってあげてた」とか言いましたが、実際はまさにギブ・アンド・テイク。彼女は、文字通り波乱万丈だったとしかいいようのない短命東京時代の私に、いつも一番近いところで寄り添ってくれて、特に私が人生をフィンランドに預ける決意をするまでの悶々とした期間、ずっと一緒に最善の答えを探し続けてくれました。


結局、「雑誌編集者」というやりがい相当に過酷な仕事が、両者の人生にとって最終到達地ではありませんでした。

そのことに気づくのに、また気づいてからもいざ脱出するのに、それぞれに悩み、考え、泣き、背中を押し合ったりさすりあったり…の繰り返しであった日々。あの時期は辛い記憶も多いけれど、それでもあのとき、考えることを辞めないでよかった。自分を生かすための人生転換を諦めなくてよかった。ベストタイミングを逃さなくてよかった。そんな私のことが好きだ、ありがとう、とためらいもなしに言ってくれる友がそばにいてくれてよかった。心からそう思います。


そしてそのおかげで、私はフィンランドを、彼女は最愛のパートナーを、こうして自分の人生に引き寄せることができた。もちろん私は、ここが天職ならぬ天地だと胸をはって言えるまでには、まだまだ時間と努力を要するし、彼女だって、今この瞬間が人生のゴールだとはつゆにも思ってないはず。それでも、私たちは今まさに、自身の人生に不可欠な大きなチャンスと幸運を、自分の手で、掴みかけているのだと思う。

ヒサダ、婚約おめでとう。ここまでの日々、本当にお疲れ様。だがしかしっ我々は人生のゴールインするにはまだ若い!死ぬまでに残された時間は膨大にある!!自分に対して、周りに対して、考えて動かなくちゃならないことも、きっとまだいっぱいある。これからも、あの時みたく「どエライ」決断、勇気、そしてガス抜きを忘れず人生楽しんでゆこう。式は行かれへんかもしれんけど…新婚旅行はフィンランドってことでベストプラン準備しとけばええんよね?




二人でよく聞いて泣きまくっていた甘酸っぱい一曲。


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明日は宿題の天王山に挑まねば…今週は何故ここまで貯めた私よ…

posted by こばやし あやな at 04:30| Comment(2) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月09日

要・脳内環境清浄化

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写真には不鮮明にしか写っていませんが、今日は日没時に太陽柱、夜は満月の月柱が見られてちょっと得した気分になれた一日。どちらも冬の気候条件下でときどき現れる大気光学現象ですが、私からの説明はキビシイので、wikiの解説をご照覧ください。

うーん、書きかけていた話題があったのだけど、珍しくすぱっと頭のなかにあるストーリーや思考がアウトプットされてこなくて、嫌になって断念。いつもは「書く」ことがストレスを発散させるのに、こういうときは逆にストレスの種になりかねないから、潔く止める。たまーにあるこのもどかしい症状、ぴんときたので「脳の便秘」と命名しておくことにしました(中身のない話題の上、汚い話で今日は二重にすみません)。

ayana@jyväskylä.fi


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明日はしっかり野菜を摂ろう。

posted by こばやし あやな at 05:40| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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