2015年04月12日

フィンランドと大阪府の見事なシンクロ

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今日はなんと気温が二桁に届こうかという、実に暖かい小春日和でした。ようやく今年はじめて普通のスプリングシューズを履いて外出できた!まあ悲しいことに今週末はオケの詰め込み特訓で、朝っぱらから夕方まで外界に通じる窓の一切ない音楽室にこもっていた上、帰宅後は明日締め切りの仕事にかかりっきりで、春の訪れに感じ入る余裕がまったくありませんでしたが…。ちなみに明日の日中はなんと15度まであがるそうです。それでもって、月曜日は一日中雪が降り続くんだそうです…ほんまかいな??

イントロ写真は、おかんFBに掲載した「フィンランド天気予報アプリの「スリップ注意マーク」が音符♬にしか見えない件」の一枚なのですが、これを見たとある方が、予想の斜め上を行くコメントをくださったんです。フィンランドの国土って、海の位置も含めて大阪府そっくりやん!と。。。

いわれてみれば…

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そっくりや!!!

なんで今まで自分自身で気づかなかったんやろ。むしろ兵庫県の形にはなんとなく似てるな〜と思ったことはかつてあったんですが、改めて見比べたら、明らかに大阪府寄りですやん。

似ているのは形だけでなく、上の指摘にあったように海の位置もしかり(フィンランド湾はさすがにないけどね)、淀川がそそぐ位置にはちゃんとフィンランド最長の川ケミ川が流れているではないですか!!

で、こうなるとやはり各街の対応表も作りたくなりますよね。

というわけで、まずはユヴァスキュラは堺市中区てところでしょうか。一番コテコテエリア!前方後円墳みたいに水上に浮かぶ緑の島、確かにこっちにもたくさんあるしね〜(笑)

首都ヘルシンキは、だんじりでお馴染みの岸和田市。そういえば、関西ローカルCMでお馴染みの岸和田セントジョーンズチャーチのシルエットはヘルシンキ大聖堂に似ていなくもない!?ただ岸和田市はビヨンと長いので、これだとタンペレも岸和田になってしまう…

トゥルク・ナーンタリは岬町ですね。ムーミン列車が走ってるのは残念ながら千葉の(旧)岬町のほうですが。ちょっと無理矢理ですが関空がオーランド諸島ってことで…。ヴァーサが泉大津くらいかな。

東行ってラッペンラーンタが大阪唯一の村千早赤阪村で、クオピオが松原市、東大阪・八尾・柏原のあたりがカレリア地方で(どちらも工芸やもの作りのメッカ!)、オウルが大阪市大正区(どっちも工場と河川が多いイメージ)、ルミリンナのあるケミがちょうどUSJのある此花区。ディープな西成区はカヤーニあたりかな?

北行ってロヴァニエミがちょうど北摂(まさに大阪のラップランドw)の南端摂津市、高槻市がイナリで、まあ実際最北端というわけじゃないけど島本町がウツヨキでしょうな。そして当然能勢町がキルピスヤルヴィ。キルピスヤルヴィといえば、フィンランド・ノルウェー・スウェーデンの三国の国境が交わる「国境点」があることで知られますが、実は大阪・京都・兵庫の3県が交わる「三府県境」も、ほぼ同位置にあるんですよ。船谷山という山の途中に。というわけで、船谷山=サーナ山で決まり!
番外編ながら、兵庫がスウェーデン、京都がノルウェー、奈良がロシア、ってところでしょうか。

今まで、ユヴァスキュラにせよロヴァニエミにせよ、フィンランドという国土のだいたいどのへんにあるのかを、まったく土地勘のない日本の方々に説明するのに結構四苦八苦していたので、今後は少なくとも関西の友人知人には「大阪の箕面市あたりやわ」とか「南海で境からなんばに移動する感じやわ」などと説明すれば、多少はピンと来てもらえるでしょうか(笑)

全くの余談ですが、私は小4のときまで大阪府民だったので、「自分の住む県の市町村の名前と位置を覚えましょう」という課題テストのために必死に大阪府内の市町村の暗記をさせられた記憶があります。どうしても最後まで位置関係が整理できずイライラさせられてたのが、おけいはんこと京阪電車沿線の門真・守口・寝屋川・交野あたり、それから近鉄南大阪線沿線の松原・藤井寺・羽曳野あたり。結局臨んだ最終テストは、大阪府内の市町村はパーフェクトだったのに、周囲の府県の名前も答えるようになってて、解答用紙が西から順に( )県、( )府、( )県、( )県…となっていたところを、(兵庫県)県、(京都府)府、(奈良県)県、(和歌山県)県と若干過剰回答したことにより、大目に見たマルないし減点…ではなく堂々と四問☓で80点…という、小学生ながら理不尽という言葉を思い知った結果だったので、今でもあの時の恨みがましい結果ともども大阪の市町村名や位置関係はばっちり記憶に定着しています。

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さて明日も集中練習!



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2015年03月12日

幸せはまた何度でも

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例えば長らくどんよりとした雪雲の日々に耐えていたら、たまに突然真っ青の快晴の空がのぞくだけで、それはもう飛び上がって声を上げたくなるくらい、幸せな気持ちになれる。自分が抱えてる仕事量や悩みごとが減ったわけでないのに、ちょっとしたきっかけで気持ちがわずかにでも幸せをキャッチすると、それまでどうにもならないと思えてたことさえ、なんとかなると思えてくる。「幸せ」には定義も条件も基準値もない。だからこそ人それぞれ、思いがけないことをきっかけに幸せになれる。失った人や家が2度と返ってこない現実は覆せなくても、それは心に2度と幸せな気持ちが湧いてこなくなったというわけではない。誰においても欲張りさえしなければ、心の幸せは一度枯れてもまた案外簡単に満ちてくるものだ。生きている限り。

どんな空の下のどんな境遇のなかで今日を生きる人にとっても、ふとなにかしら幸せな気持ちが心に灯って、途方もない人生さえも「なんとかなる」と思える瞬間のあった一日だったことを願う。私も今日は、朝から久しぶりにとてもしょんぼりする出来事があったけれど、この透き通った青空に、ええたかが空に、ずいぶんと心を救済された単純な1人です。

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明日からはずっといいお天気が続くらしい…ほんまかいな??

posted by こばやし あやな at 03:05| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月23日

先輩っ!

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他に最近撮った写真もなくて、いきなりグロ系のイントロ写真を失礼いたしました。(数少ない)フィンの冬の味覚、マデことカワメンタイさんです。初めて、スーパーの生鮮コーナーにならんだ既に皮を剥いであるマデを買いましたが、ショックなことに好物のマデ肝の大部分が皮と一緒に取り除いてあって…雀の涙ほどしか残っておりませんでした(涙)しかも個人的には卵より白子派なのですが、この日はメスしか売れ残ってなかった。。春がくるまでにもう一度くらいリベンジ鍋をしたいです。

週末は(も)悲しいくらいずっとパソコンに向かって、来週から一ヶ月ほど続く撮影取材のための資料作りに追われていました。そのさなかに、今日は偶然重なり、いろんな懐かしい「先輩」方とチャットやスカイプでやり取りをしました。そして当たり前のことに気づくわけです。新たな「先輩」という存在の人には、ひさしく出会えてないなあと。フィンランドの人間関係に「先輩」という概念がないんだから、当然ですわな…学部はもちろんオケなどのサークルでだって、年齢や在籍年数による立場のわきまえは一切なし(一度あるコミュニティに入ってしまえば、回生とか入部年度の区分もないし)。ここで出会う日本人のコミュニティにすら、大学在籍年数的にも(ほど年齢的にも)、「先パイ〜」と呼ぶのが自然な相手がいないし…後輩らしき人たちはたくさんいるんだけど。

もちろん、「人生の大先輩」に当たる方々にはフィンランドでもたくさん出会います。でも「人生」という大きな括りで初めて同種と見なされるような先達ではなく、ある狭いコミュニティのなかで、たまたま自分より先に活動を始めていたというだけで、敬語使わず偉そうにしてていい代わりにあれこれ世話を焼いたりときに虚勢張ったりおごったりしなければならない…そういう厄介な存在をまっとうしてくれている(私にとっての)先輩という存在は、さすがにここでは出会えません。
なんとなくここでは姉御肌なイメージをまとわされている私ですが、日本では完全に先輩っ子だったもので(たいがい遠慮のない馴れ馴れしすぎる後輩でしたが…)、こちらの生活で忘れかけていた先輩とのじゃれ合いの楽しさをふとこうして思い出してしまうと、なんだかしょぼくれてしまいます。

いっぽうで今日は、たまたま連絡をくれた他方面の「先輩」方に、そろって「いつになっても、こういう時頼れるのは文菜やわ」と言っていただいたことにすっかり気分が舞い上がってました(だからこそ余計に恋しくなるのですよね)。こんだけ、国と、離れ離れになってからの年数を隔てていても、自分の名前や顔だけでなく、強みや取り扱い方?をちゃんと覚えていてくれて、コンタクトを取ってくれる先輩がいるのは、幸せ以外のナニモノでもないですわ。できればまた、一緒に音楽したり、おんなじ本の制作に携わったりしたいけども、それは私が自分の夢をかなえるために棄権した物事たち。泣き言は言わぬぞ。
でも、せめて今度帰国した時はお礼にしっかり美味しいものおごってくださいね〜先輩っ♡

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来週はずっとプラス気温!?

posted by こばやし あやな at 04:15| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月17日

20年

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上から覗くと鯉のぼりの目玉にしか見えないルーネベリタルト(2月5日がお誕生日の国民的詩人ルーネベリさんの好物だったらしいしっとりタルト)が巷に出まわりだすと、1月はいつも正月からぶっ飛ばして生きてるよなあ…ということを認識します。お雑煮食べて、つかの間の休み明け早々気合入れて仕事やらに取り組み始めて、毎年気づけばすぐにこの風物食シーズンに突入するもんね。本日夕食後のデザートに、日本でいただいた有田焼ムーミン(!)のお皿に絵柄の一部のように乗せて、これまた日本土産の抹茶オレと一緒に初物タルトをいただきました。

その後ふたたびデスクに戻って、金曜日の夜なのになあ…いや今しかやれぬ…と後ろめたさを感じつつ今日の取材レポートを書き出してたら、ミッコが「コレもう飲んじゃおうよ、せっかくのフライデーナイトなんだし」といって、縁あって昨年いただいた、日本の連ドラで話題になっているらしい白鶴ウィスキーの残り僅かなボトルを目の前にちらつかせてきたので、結局誘惑に負けて手を伸ばしてしまう。

以前彼にもそんな話をしたので、実はちゃんと覚えていてこのタイミングで差し出してきたのか、まあただの偶然だったのか…実はウィスキーの匂いをかぐと、私の脳内回路ではいつもその刺激的な香りが阪神大震災の記憶を点灯させます。そう、奇しくもつい先程、丸20年の節目の瞬間を迎えた、あのやるせない日とその後の記憶を。
理由は、たまたま震災の日の前夜に両親が映画か何か見ながら飲んでリビングに放置したままだったらしいウィスキーのボトルが、当然ながら揺れで倒れて床で割れて、めちゃめちゃになった部屋にしばらく強烈なアルコール臭を放っていたから…。正直、揺れやその後の家や外のハチャメチャさを、肝心の視覚ではあんまり覚えていないのに、ベッドの下から突き刺すように襲ってきた最初の揺れや、父が寝室から私や弟の名前をさけぶ声や、そしてあのウィスキーの匂いなんかは、昨日のことのように今でもはっきり思い出せます。
あと、震災について脳のへりのほうに今でもべっとりと残っている記憶が、うちの近辺に仮設住宅がたくさんたって、一クラス25人程度だった小さな学校にどっと転校生が入ってきた途端、なんかいろいろとクラスや友人関係がぎこちなく、異様な感じになっていったこと。正直それまでは、世に言う「いじめ」と無縁の、均衡のとれた平和な少人数学級のなかでのほほんと毎日楽しく暮らしていたのに、クラスに新しい友達がどっと増えてまもなく、誰かが誰かの陰口をたたくのが耳に入ってきたり、家庭科の授業でとある子の作ったエプロンが切り裂かれる事件が起こったりと、どことなく不穏な空気が滞留しはじめて、気が付くと学校という場が、前見たくただ丸腰であっけらかんとエンジョイしていられる居場所ではなくなってしまっていました。でも、神戸市民といえども、六甲山がクッションになってくれたおかげで家や家族を失わなかった自分はラッキーやったんやから、これくらいのことは我慢せなあかんと、と学校大好きだった小学生なりに自分の心に言い聞かせてやり過ごしていたことも覚えています。そう遠くない渦中でずっと痛ましい目にあわれた方、命を奪われた方と比較すれば、あの震災が私の日常生活にもたらしたのは、実になんでもないくらい小さな波風だったことは、20年前の自分だってちゃんと自覚していました。

それから16年後に、自分はまた「遠からず近からず」の中途半端な位置(都内)で被災しました。部屋や職場は、建物の向きや階層のせいで相当めちゃめちゃにはなったものの、水も電気もガスも不自由なく使える環境に身をおきながら、それでも震災当日から何日たっても弱まる気配もない余震にいちいち背筋を凍り付かされ、報道の煽りにも一喜一憂させられて、一人暮らしではなかなか平穏な心が保てずにいました。もっと辛い目に遭い、大変な自体に直面している人がすぐ北にたくさんいるのに、こんな程度で自分が被害者面してる場合じゃないやろう、と懸命に自己を奮い立たせようとしたけれど、どうもあのときの場合は、小学生のときの自分みたいに、自分自身が直に負った小さな傷を放置することができなかった。(そしてもやもや溜め込んだままがむしゃらに働いて発散させようとした結果、病院搬送の悲劇を生んだ…)

そのころに(そんな自分を正当化するために)ぼんやりと考えていたこと。ケアの優先順位は震源地から必ずしも同心円上に決まるものでもなく、きっと、東北で苦しむ人も、千葉や茨城で苦しむ人も、都内で苦しむ人も、人間ひとりひとりとして、頑張れる人はどこにいても頑張れるし、大きかろうが小さかろうが傷を追ってしまった人は癒やしを必要としているということ。
すぐ周りには、もっと大変な思いをしている人がたくさんいる。
だから自分たちは我慢をしなければならない。
彼らのすぐ横で、弱音を吐いてはいけない。甘えてはいけない。
…という長男長女のような責任感を背負って自分の傷口を見ぬふりしたりそもそも気づかないことは、とても危険ですよ、ということです。自分の健全な身体と心ありきの、その心身を通して見つめることのできる、この世界です。何も自分が弱っている時まで、相手を気遣ったり優先することはないし、逆に自分にエネルギーや余裕やお金が有り余っているなら、手の届く範囲からさらに遠くへと、少しずつ愛の輪を広げて、それらを必要としている人に積極的に還元していけばいい。

私の、こうしたものすごく個人的なふたつの震災体験は、抗えない巨大な悲しみとともに、ちっぽけな自分の脆さを自分自身につきつけながら、それでもまずは自分を大事にすることの重要性も結果的に教えてくれました。
いざというときに自分が誰かを思いやれるように、役に立てるように、お互い日頃から心身の健康づくりには気を配っていきましょうね。

ayana@jyvädkylä.fi


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フィンランド人に出身地を聞かれたら、KOBEのウツヨキです、と答えるようにしています。






posted by こばやし あやな at 09:01| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月29日

残暑お見舞い申し上げます

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今日は、週後半から始まる取材仕事のアポイントがようやくすべて固まって、出発までに残された白紙原稿はさておき、ちょっとだけ荷が降りました。

あまりに毎日雨がふらないもので、畑仕事ではいつもバケツ持って水を汲みに行っている小さな溜池がついに枯れてしまっていて、もう少し先の小川まで汲みに行かねばなりませんでした。そして、いつの間にか日暮れが早くなったなあと。夕刻の畑は少し肌寒いくらいに感じたし、たぶんもう、夏が峠を過ぎたんだな。
とはいえ労働量が増えていつもより一絞りぶん余分に汗をかいた後に、出掛け前にすべて仕込んで冷蔵庫でお望み通り冷やしておいた、冷やし中華をいただきました。あまりに美味しくできてしまって、いやいや、いろんな記憶を手繰り寄せる懐かしい味で、食べ終わってしばらくヒグラシの鳴く声が聞こえてました。

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夕涼み散歩へ

posted by こばやし あやな at 04:39| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月27日

邦画続々到来

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久々の、「ユヴァス大のランチは凄いんだぜ」自慢(笑)今週の週替りステーキランチは、ミディアム・レアに焼かれたラム肉の黒スグリソースがけ。これにサラダ&パン取り放題とドリンク付きで学生は4.9ユーロなり。知りうる限り、フィンランド有数のコストパフォーマンスの高い食事のひとつやと確信しています。

今日は大学の友だちと、先週末からユヴァスキュラでもようやく公開され始めた「Isänsä poika(そして父になる)」を観に行ってきました。おばあちゃんちのふすまを開けるときの軋み音とか、ビル街の狭間の首都高とか、駅の自動改札機とか、なんでもない断片断片に何度もふと郷愁を誘われます。最後は観に行った仲間全員がすすり泣きで、ポケットティッシュの争奪戦…
来週はいよいよ「Tuuli nousee(風立ちぬ)」がうちの街にもやって来ます。先日頂いた映画無料券がまだ何枚も余っているので、気になる映画はどんどん足を運ばねば。

ところで、明日からまたしばし出張でヘルシンキに滞在します(ユヴァスキュラには月曜日に戻ります)。前回のラップランド取材に続いて、今回もまたとてもユニークなテーマに基づく撮影取材のお手伝いです。春先らしいお天気に恵まれますように。

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昼間はプラス7度、只今マイナス7度…なんだこりゃ?
posted by こばやし あやな at 06:16| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月17日

アラサーたちのデスコン・ツアー

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フィンランドでもっとも知名度の高いアニメフェス(日本で言うコミケ?)DESUCON〈デスコン〉冬の陣に、アラサーライフ絶賛謳歌中の熟年大学生メンバーで初参戦してまいりました!ここでしかできない20代最後の思い出づくりにと、同居人とともに本気のコスプレを身にまとい…笑
正直、自分がアニメや漫画をしっかり見ていたのはやはり90年代後半くらいまでなので、その後の動向にはめっきり疎いし、イベントを楽しめるのか不安はありました。…が実際、たまたま今回の各ラインナップが我々世代に照準を合わせてくれているかのようなシンクロ率で、一行は各所で我を忘れて大興奮!

以下、興奮ポイントをざっくりと。

●ファミコン&スーファミご自由にお遊びくださいコーナーの、ソフトラインナップと自身のゲーム歴とのシンクロ率!
…と思ったら、このコーナーへのソフト&本体レンタルは、現場スタッフをしていた大学友達のオットが留学中に日本から買いあさってきたものばかりだったそうな!!嗚呼オットよ、アンタなんでこんなに的確に90年代にゲーム黄金期を迎えた日本人のツボをわかってるんや…これぞまさに我々世代の煌きそのものではないか!

●スペシャルゲスト、山口勝平さんと緒方恵美さんの、しごと哲学&キャラ生ボイス!
このお二人もまた、まさにドンピシャ我々世代のアニメ業界をぐいぐい牽引していた馴染みある声優さんです。お二人とも実年齢はいいお歳なのですが、さすが永遠に10代の声色を務めるだけあり、身も心もお若すぎる!そして、人間的にとても魅力的なザ・仕事人。進行役&一般質問を担ったフィンランド人たちの質問や"ムチャぶり"も、日本のトークイベントでは踏み込まれなさそうな深みと切り口で、ときどきオイオイと固唾を呑まされながらも、ようやってくれたと思います!

●緒方さんのスペシャルライブは、アニソンとことん懐メロメドレー!!
トークショーとは別に、音楽活動もされている緒方さんは、夜にスペシャルアニソンライブまで(カバー曲から自作曲まで)お披露目してくださいました。今だソラで歌える名曲ムーンライト伝説にはじまり、幽遊白書、レイヤース…とご自身が作品中で声優を務めた名作の代表曲を次々に披露され、我々もTV前で過ごした青春時代を惜しみ狂喜乱舞!声のプロは、歌になっても圧倒的な声量と声色&音域の自在变化ぶり、そして世界観の創出ぶりで聴衆を圧倒していました。

…それより何より、今回初めて生で、自分の肌で実感することのできた、日本のアニメカルチャーの国境を超越したパワーの凄まじさ。もちろん今まで、頭ではアニメの世界的な認知度の高さ、経済効果など評価はしていたつもりでしたが、その現場は想像にはとても及ばないほどに人々を揺さぶり動かす情熱とエネルギーに満ちあふれていました。2次元の〈キャラ〉を自らの身体、コスチューム、仕草で実現する奥深さと快楽。言葉の壁ありきのジャンルでありながら、その壁をあらゆる方法でぶち破って(マイナー言語への翻訳だったり、日本語学習の動機&教材にしたり…)フィクション世界の面白さを共有しようとする根性。それからアニメカルチャーを通して出会った日本という国への限りないポジティブイメージとリスペクト、そして感謝の声。緒方さんのアンコール(残酷な天使のテーゼ)で、フィンランド人の熱気とエールが絶頂を迎えた時、私自身が愛してやまない2つの国ー日フィン間に今宵炸裂した国境なき一体感には、思わずうるっと来てしまいました。日本のアニメは世界を救う…と本気で信じたくなるくらい。

嗚呼日本万歳!日本人の誇らしい勇姿は、もちろん連日のこちらのオリンピック報道でも、大々的&好意的に報じられていますよ!!今、ほんとうに、何を生業&生き甲斐としている人であれ日本人全員に誇りをもって日々生きていてほしいという不思議な気持ちでいっぱいです。

ayana@lahti.fi


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ああ、明日からの現実復帰が惜しい。。。



posted by こばやし あやな at 04:28| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

「進撃の巨人」をめぐる謎

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この土日はオケのソリスト合わせ練習で埋まっております。ソリスト…は今回、「語り部さん」と「歌のお姉さん」。来週末に2回公演で小学校訪問をするプロジェクトに参加していて、とあるペイッコ(ムーミンも同カテゴリーに属する、妖精というかトロールというか)が冬眠から目覚めてしまって冬の森を冒険する途中で、いろんな楽器を持った人物や動物に次々出会ったりして、最後に到着した場所で冬のコンサートが始まる…というオーケストラ楽器紹介を巧みに兼ねたミュージカルのような演目。指揮者や我々プレーヤーにも、ただ演奏するだけでなくいろんなアドリブ演技やネタ合わせが要求される、今までにない愉快な舞台となりそうです(笑)

本題ですが、私の隣でビオラを弾く、やたらうまの合う友達アンナ=カイサは、日本語を勉強しているわけではないけど日本のアニメをしょっちゅう字幕付き動画で見てるらしく、音声から耳に残った日本語を拾ってきては、いつも意味もわからぬまま口真似したり、「ねえこれって◯◯って意味??」と答え合わせしてきます。先日は横に座って開口一番「シナナイデ!」と叫んできたので思わず手から楽器を落としそうになりました(笑)

そんな彼女は最近「シーケキンキヨチン」にハマっているのだと力説され、最初はなんのこと言ってるのかまったくわからず「そんなの知らん」と言い張ってたんですが、英語名を聞いて、ははあん〜と。進撃の巨人、ね(笑)フィンランド人が空耳アワーすると、たしかにそんなふうになってしまいがち…

以下解説なしにちょこちょこフィンランド語を挟みますが…

「進撃」がhyökkäysで、「巨人」がtitaani(ジンが人の意味であることも教え、国名+人で-lainenになることなども解説)、「の」は、ホラ、前にも教えてあげたように日本語のgenetiivi(属格)をつくる助詞ね…


と、彼女には以前からちょっとずつ日本語文法の基礎を教えてあげたりもしているので(日本語もフィンランド語も、前置詞の代わりに助詞などを後置して文をつなぐ膠着言語なので、文法の概念を教えるのは他の外国人より楽なのです)、いつもの感じで説明しかけたら…

「じゃあ、進撃の巨人は、Hyökkäyksen titaaniってこと?それって意味不明じゃない?」

と切り返され、ここでハッとする私。。。
hyökkäyksenというのが、hyökkäys(進撃、攻撃)の「属格」形。
さて属格といえば、フィンランド語ではふつうは所有や所属の意味を持たせます。「Minun alttoviuluni =私のビオラ」というように。同じく「それ、ぼくの」という時のいわゆる連体助詞の役割も果たします。だからこれまでもフィンランド人に日本語文の作り方を説明するとき、何気なく「日本語では名詞のあとに「の」をつけたらフィン語のgeetiivi(属格)になるよ」と説いていたのですが、フィン語のgenetiivi用法→日本語の「の」は常に真だけど、その逆は必ずしも真じゃないという当たり前のことに、今更ながら気付かされたのでした。

じゃあ「進撃の巨人」の場合の「の」はどう説明すればいいのだ??
進撃(状態にある人)=巨人という関係性が成り立つと仮定すれば、
「自由の女神」や「はだしのゲン」に近いのかなあと思い当たったのですが、
そもそも私はこの作品をまったく見たことがないので内容を知らずに推測で「進撃する巨人」と解釈していたのです。ところがアンナ=カイサいわく、「でも、英語名は「Attack on taian」なんだけどねえ…」と言われ、さらなる困惑迷宮へ…。

Attack on〜=〜に対する進撃


と、いうことは、巨人は進撃する張本人ではなく、進撃される対象、というわけか!!!(あらすじを伝え聞く限りたぶん先に攻めてくるのは巨人なのでしょうが)

ううむ…「進撃の巨人」の解釈、いよいよ怪しくなってきました。そもそも、日本人の皆さん、「進撃の巨人」という言葉だけ聞いて、「進撃される巨人」というニュアンスをキャッチできますか…??あるいは、実は話の核心や解釈に関わる「深イイ」タイトルなんでしょうか。それではさすがに、作品を読んでない私にはもやは言及に及ばない次元の話です…

ともあれ、帰宅後改めて(手元の辞書やネット情報からの孫引きですが)「連体助詞〈の〉」の用法の種類について調べなおしてみました。すると、浅見徹さんという学者の次のような解釈の一文に否応なしに納得。

「の」の前後の体言の間には、この両体言がいかなる意味関係で結び付けられているかを示すものはなく、ただ聞き手の受け取り方に任されている(浅見,『品詞分類をめぐってUー文林34号』2001)

「の」がつなぐ体言同士って、つまりは「論理的関係性がないもの」にすぎないんですね。うわーー、こりゃ、外国人にいちいち理解してもらうのは厳しいな(苦笑)

ayana@jyväskylä.fi


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ちなみにイントロ写真は、ヘルシンキのアレクサンドル通りの名物建築、ポホヨラビルのファサードです。巨人てか怪人ですかね。。。


posted by こばやし あやな at 06:11| Comment(8) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月07日

適応あるいは妥協?

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朝から涙をぼろぼろ流しながら、傷みかけの玉ねぎたちを全部切り刻んで飴色に炒め続ける…そんな祝日(公現祭)でした。スープにしてクリスマスパイの余りパイ生地で覆って焼いて、なんちゃってオニオングラタンスープの出来上がり。

在外国の日本人が必ず現地にも持ってきて重宝する故郷の利器のひとつがサランラップ。こちらのラップは、とにかく薄っぺらくて切りにくくてカバーしにくい。なんの使命を負って生まれてきたんやテメエは!!と、イライラさせられっぱなし…だったはずのフィンラップ。ところが先日、久々に日本から輸入した「サランラップ」の新品をおろして使い始めたところ、

…なんでこんなに分厚くてゴワゴワしてて、ラップ同士でひっつきやすいのだ…

と、どういうわけか我が国の誇りの利器に対して、直観的にネガティブな第一印象を持ってしまったのです。正直、そんな己の感覚にショック…我よ、この御方をどなたと心得る!?ここんところ、こちらの劣等生ラップを有無を言わず使い続けていたから、いつの間にかそのクオリティに慣れきって「標準」の価値が逆転してしまったというのか…

昨年末日本に帰った時、ほかにもいくつか、そういう価値の逆転が自分の感覚や記憶のなかで生じてしまっていたアイテムがあったっけ。例えば歯ブラシ。こちらで手に入る歯ブラシは子供用以外とにかく一様にヘッドがデカくて複雑で、ちっとも小回りが効かないことが当初は非常に不快だった。けれど日本で買って久々に使ったトラベル用歯ブラシ、ヘッドは小さいわおとなしく毛並み揃ってるわで、ムラ無く磨けてるのかとても不安になってくる…

ごはんの味なんかに関しては、日本で口にするものすべてに「やっぱちがうわあ!!」と感激する感性を失ってはいなかったけど、日用品は、やはりどんどん身近にあるものこそ標準(使いやすい)という感覚に染め上げられていくものらしい。よく言えば、適応。でも、なーんか寂寥感の残る適応。。。

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今日でクリスマスグッズとはさようなら、の日


posted by こばやし あやな at 05:14| Comment(0) | Suomiで見つめる日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月23日

歳の差なんて。

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今日は偶然大学の図書館ですれ違った交換留学生の子と軽い世間話をしているうちに、なぜか話題が次から次へと泉のようにこんこんと湧いてきて、そのままええいと大学横のバーに移動し、飲みながら語らう宵に(笑)気づけば総計6時間以上喋り続けていた。。。そして外は吹雪。

最近図書館こもりっぱなしだったし、あんまり日本人とも交流もってなかったので、半月分くらいまとめて日本語を喋ったかな、と。実はかなーり年齢差あるはずなんですが(笑)、そういう上下関係も肩書きも気にせずイーブンに語り合えるのも、海外で出会った日本人同士ならでは。彼もなかなかのキレ者でして、一人の人間としてとても尊敬できるし、若さに感化されつつ十分に知的好奇心を満たしてもらえて、良きひと時でした。

我々所詮日本人ですから、いくら異国で外国語を駆使して暮らしていかねばならない身とはいえ、日本語で考えて日本語でアウトプットする機会はやっぱり大事なんです。じゃないと、脳の考えるプロセスも自分の語学力に合わせて単純化していく気がして、それは外国に馴染めないことより怖いから。

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外はあっという間に真っ白



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