2015年08月04日

のどかな村祭りを揺るがす破廉恥ゲーム

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先週は遠方取材続きで、まさに文字通り東奔西走。週末は、たまたまビジネス利害の一致したミッコとともにメオト出張というわけで自家用車で一路西を目指し、テウヴァという西海岸までもそう遠くない街で行われていた移動式サウナ・フェスティバルの観賞をメイン目的に、一泊二日で南ポホヤンマー県の小さな街まちや要所を訪ね回ってきました。
サウナフェスの様子はまた追々連載記事でレポートするのでここでは触れませんが…この旅は、サイドディッシュ部分で思いがけなず良き人や物や風景との縁が多く、思い出深いエピソードいっぱいの旅らしい旅だったのですが、その中でも、一番の出会いとは決して言いたくはないが遭遇した時の衝撃はなかなかのものであった、とあるモノとの出会いを回想し、考察します。

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それはサウナフェス前夜に、全国から集まったサウナ改造車がテウヴァの中心街から、意外と離れたキャンプサイトにある明日のメイン会場まで、列をなし下からも上からも煙をもくもく焚いてパレードを繰り広げる…というワンシーンを、まあせっかくだしと思い、街の偵察がてら前乗りして冷やかしに行った時のこと。やはりこの小さな街にとって、いまや全国的にもそれなりに知名度のあるこのイベントの開催は一大事。サウナに直接関係なさそうではあるけれど、そこここで街をあげての縁日ムードでした。市庁舎の近くには子どもたちの大好きな巨大遊具も設置され、トランポリンや道化師のパフォーマンスにちびっこたちはみんな大興奮!

…の微笑ましくいのびのび空間の中に、あまりに似つかわしくなさすぎて一瞬背筋が凍ってしまった代物を発見…

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ちょ、ちょ、いくら時計の指す時間はもう「夜」にカテゴライズされるとはいえ、ここは「白夜」の国ですよ!まだ太陽は煌々と街を照らし、けがれない子どもたちが燥ぎ騒ぐ、そのフレームのなかに、こんなにも堂々とこの言葉が主張し共存しているって、狂気の沙汰じゃなければなんなのでしょう…??

私がしばらく呆然と対峙していたら、「お〜懐かしい〜〜これを見ると、街のお祭りって感じがしてテンションあがるわ〜」と、その狂気の沙汰にノスタルジックな気分に浸り始める我が夫…。てことは、コレ、全国のこういう町内祭りの類のイベントには必ず登場する「アトラクション」のひとつなのでしょうか…?

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ひと目をはばかりつつ、断面を覗き込みます。どうやら1ユーロ投入後に、イラストに自分の手のひらを重ねあわせて、2本指をメタリックなボタンの上にかざすと、ボタンが振れて一点に止まり、なんというかその…綺麗に言えば今の性的魅力というのか、まあムラムラ度合いが判定される、というただそれだけのマシーン。あえて和訳はつけませんが、以下に読み取れる判定結果をいくつかしれっと原文ママで抜き出すと…

"Koettele käsilläsi onko kaikki tarvittava edes tallella."

"Muutos on käsinkosketeltava. Kokeile vaikka."

"Odota. Tämä voi olla sopimaton paikka."

"Kaikki on kohdallaan. Etsi kohde ja anna palaa"


隠語的な単語の使われ方もあり、(どうせ周囲にわからんのを良いことにお天道さまの下堂々と日本語で説明してくれた)ミッコの解説なしでは「ははぁんそういう意味っすか」とにんまりできない部分もありましたが…(って、にんまりしてどうする私!!)正直相当ゲスいフレーズのオンパレードです。万が一日本の町内祭りにこんな卑猥色全開のゲームがしれっと置かれていたときには、ママさん団体が射的の鉄砲振り回して自治体に一揆を起こしかねないレベル。

実際しばらく観察していたのですが、我が子が好奇心で近づこうとするとそれとなく手を引いて回避させようとする親御さんばかり。まあ世界ところ変われど当然の反応でしょう…なのになんでこんなモノが、こんな場に?(しかも電力供給源が、フィンランドの駐車場に立っている冬のエンジン凍結防止用のコードをつなぐプラグ・コンセント用ポストというのがまたなんとも…)

やはり気になってしょうがなかったので、自宅に帰ってから改めて、SEX TESTという言葉をまずはグーグル先生に尋ねてみました。ところが、画像検索で確かめてみても、出てくるのはことごとくオトナのおもちゃやそれに準ずる一般卑猥画像ばかり…まったくこの装置の絵は現れません。そこでmachineという言葉を足して再検索してみたら、やはり無関係のフシダラ画像にまぎれて、チラホラとよく似た形状のマシーンの画像がヒット!ただしそれらは、見た目はそっくりなのですがあくまで名前はLOVE TEST。そのネーミングなら、内容に大差なくともまだ随分マシだと感じてしまうから不思議です…。ちなみにそのラブテスト・マシーンのとある英語プロモーションサイトの商品説明はこちら:

"Sex and Love are still the most interesting topics for people of all ages worldwide. Everyone likes to be the Sexiest!!! This is why this machines is so popular!!! Customer inserts coin and put the hand on panel. In a while a score will appear ranging form Dead Fishto wicked. The Love Test works well in tourist places or where you have teen-agers [expecially girls]. "

観光地やティーンネイジャーの集まる場所ならどこでもウケますよ!ってことは、やはりこれは欧米の観光地や町内イベントの定番アトラクションのひとつなのか。そして、対象世代は、今晩はバーに女を引っ掛けに行くぞという血気盛んな成人男性たちの出陣前の運試し…などではなく、親の目を盗んでわいわい群がり盛り上がるのが楽しいお年ごろの、色気づいてきたティーンネイジャーたちだったというのか…

ミッコが、最近はあまり見かけなくなったけどかつて町内祭やイベントサイトの定番コインゲームのひとつだったと語るのをヒントに調べてみたら、フィンランドでこのマシーンを扱っているのは、Coinline.Oyという、エスポーに本拠を置くイベント用設置遊具やアトラクションマシーンのレンタル・販売会社だと判明(てか写真にばっちりロゴが写ってたことに後で気づく)。ただ製造元はここではないようで、さらに検索を進めてみると、どうやらこのゲーム機の原型を製造しているのは、DPS Promaticというイタリアの企業で、こんなふざけた遊具だけでなく血圧測定器や天気記録計などを製造しているれっきとした機器メーカーであることがわかったのです。
じゃ、じゃあもしかして指をかざしてムラムラ度を判定するというのもハッタリではなく、指先から血流だか心拍だかを瞬時に測定した結果に基づく、結構信憑性の高い判定結果なのかも…!?

そしてこのメーカーが「アミューズメントマシーン」部門で発表している商品の中に、ひとつだけ「これなら知ってる!」なアレを発見!

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(画像はDPS Promatic社のサイトより借用)


これ、日本のひなびた観光地とかで時どき見かける「真実の口」の手相占い(?)マシーンですよね!!こんなの勝手に作ってイタリアの遺産協会が目くじら立てないのかしらと思ってたけど、まさか本家本元イタリア製の商品だったとは…。他の商品はきっと日本の風紀に引っかかるということで輸入はされなかったのでしょう。あるいは、極めて健全なティーンネイジャー期を過ごした私が無意識に見過ごしていただけで、実は日本のゲーセンや観光地や縁日会場なんかにも、このセックステスト(あ、私も耐性ついてきてついに堂々名だし…)が置かれてたりしてたのかしら?近年は絶対ムリだろうけど、90年代くらいまでなら許容されてたかも…!?
もし日本でもフィンでも世界でも、目撃情報をお持ちの方がおられましたら是非情報お寄せください。

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(再掲。なんだけっこう気に入ってるんやん、というツッコミをあえて否定はしない…)

しかし、本家本元も、支柱の部分にこんなにどうどうと赤字でマシーンの名前を書いちゃあいません。これは明らかにフィンランドの販売者もしくは設置者があとから名入れしたに違いない!!!誰を糾弾すべきなのかもはやよくわからんけれど、とにかく、やっぱり、これはフィンの清らかな片田舎の風景には刺激が強すぎるなあ〜。こんな動揺を胸にもしうっかり1ユーロ投入して判定やってみてたら、判定結果も結構ハイレベルいってたのかもしれないなあ。

ayana@teuva.fi


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今週は結構好天づつづきで気分もあがる

posted by こばやし あやな at 16:48| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月14日

ハレンチな打ち上げ?

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教会コンサート本番、ぶじに終了です。…無事にと言っていいのかどうなのか、ソリストさんがプレッシャーで力を発揮できていないように見えて(リハでの彼の実力を知っていての目線なので余計に)少しかわいそうでしたが。絶対、あのお方はあの演奏に満足は行ってないだろうなあ。これまで経験したコンツェルトで、リハと本番でのソリストのギャップ(=要はプレッシャーに勝てるかどうか)では、今回が一番〈もったいない〉と感じながら寄り添った本番だった気がします。
ともあれたくさん客席に知った顔もあり、終演後全員とは話せなかったけれど、ご来場どうもありがとうございました!

さて、うちのオケの打ち上げの恒例はサウナパーティ。いつもは大学内にあるサウナパーティ会場を貸しきることが多いのですが、ここはもともと予約激戦で、今回はとれなかったらしく、別会場に。ユヴァスキュラには古きよき公衆サウナといった施設は一軒もないけれど、街で一番有名なスポーツバーの地下には、団体貸切用のサウナ&パーティスペースがあるので、今回はそこで。大学の施設より少し値がはるので、そのぶんケータリングのグレードがいつもより下がって、ご近所のサブウェイから取り寄せられたサンドウイッチ(大)が一人ずつに配給されました。。。できれば何かあったかいものがよかったけれど。ソフトドリンクはバーカウンターのサーバーから汲み放題。アルコールは、各自で。

ちなみにこうした打ち上げ代は毎度すべてオケの運営費から振る舞われます。運営費というのも、日本のように団費や舞台出演費徴収制ではなく、大学学生部を始めスポンサー各地からいただいているお金と、(主に私たちカルテットなどが依頼を受けて出前しにゆく)出稼ぎ費でまかなわれているので、団員は一円、じゃなかった一ユーロも払わずして、毎度の舞台から打ち上げまでを悠々とセッティングしてもらえるのです。日本のアマオケでは考えられない潤いですよね。もちろん、絶対的に客演指揮や会場にかけるお金(と期待する見返りの質)が違うのは自明ですが。

話がそれましたが、このサウナ打ち上げは、はっきり言って毎度相当にハレンチです。特に、大学サウナパーティ会場のように脱衣・温浴部屋が男女別になっていない今回の会場みたいな場所でやるとき…。
流れとして、乾杯、飲み食い、談笑がしばらく続き、サウナが温まるとまず「女同士だけで入りたい」団員たちにお声がかかります。シャイな人用?いやいや、そうはいってもここの会場、脱衣所からサウナ室にいくまでにパーティールームを突っ切らないといけないため、バスタオル一枚姿の女子たちがわらわらとシャワールームに群をなす光景を、男子もみな目の当たりにします。あからさまに見つめるような輩はいないけど。。
そして女子たちがサウナを楽しみ、もうここでいいわ、って人はバスタオルをまいて(クールダウンや熱気の余韻を楽しむため、この時点でまだ着衣はしない)何食わぬ顔でパーティルームに戻ってきます。で、まだもうしばらく入ってたいという女性がいるうちに、なんと今度は男性陣が突入しはじめます。ええ、もちろんサウナではタオルを巻いたりもしないし、その手前にある2口しかないシャワールームでは、ときに素っ裸のレディース&ジェントルマンが並んで、互いを気にすることもなくジャーとシャワーを浴びているのです。

バスタオル巻いた姿で語らい合うのは大いに結構。…けど、いくらなんでもここまで自分の裸体をあけっぴろげにできるのも、それをまったく気にしない(のかそういう素振りをするのか)のも、ちょっと凄すぎませんか?多感な大学生たちがですよ。「だってここサウナだし」「別にこんなシチュエーションで欲情もしないし」と、当人たちはいたって平然としていて(うん実際異性をそういう目で見てこの場を楽しんでいる雰囲気は男女双方から微塵も感じられない)、トラブルもとくになし。けれどさすがに、この私ですら、毎度必死に常識を整理(一掃?)しながらその空間に適応を試みます。
これって、(酔っぱらい迷惑野郎のいない/いわゆる女子力と無縁の世界に生きる女性の多い)うちのオケだから?ほかのサークルやゼミコンパでもこれが当たり前なのだろうか?私が属する/過去に属した他の集団では、さすがに男女の時間はしっかり区分されてたかなあ。裸の男女が鉢合わせる→驚かない・隠さない、なんて筋書きはさすがに見たことない。
「サウナパーティ会場にサウナがひとつしかない場合」のセクシュアル対処法について、経験をお持ちの方はぜひどんなだったかお教えください!

ともあれ、指揮者もソリストも団員たちも、男も女も、肩書き取っ払ってみんなせーので身一つでサウナにはいって、頭からほやほやと湯気を昇らせながら夜更けまで語らっているのは、やはり世界でもここフィンランドでしか見られないとびきり平和な光景でしょうね。私にとってもオケ仲間が一番温かくて気を許せる人たちなので、今日のサウナパーティでは、昨今の忙しすぎて乾いた生活にじゅっと蒸気で潤いをもらえた気分です。…おかげさまでコンサート自体の記憶がすでに薄れつつありますが…苦笑

ayana@jyväskylä.fi


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今日は携帯を家に忘れてぼんやりしてる時間の多い一日でもあった




これっていわゆるザ・飲んだくれフィンランド人迷惑野郎のいないうちの団だからここまで
posted by こばやし あやな at 07:54| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月04日

記事の記事?



昨日の取材先で出会った、写真に写るバスローブ一枚のワイルド少女についてはまたそのうちお話するとして。

昨日、非常にあっけにとられる出来事がありまして。タンペレからヘルシンキに戻ってきて、部屋でなんとなく、Keskisuomalainen(中央フィンランド紙)というネットニュース眺めてたら、

私の名前が出てきた。

あのう、、私は取材も何もうけちゃあいませんが。。

内容は、私が以前取材し先日リリースされた、「北欧じかん」お宅拝見コーナーの取材先のトゥイヤさんが、が取材の経緯や様子、日本人の北欧デザインへの関心を面白おかしく語ったインタビュー記事。ちゃんと元記事のリンクまでついて、てか写真もそのサイトデザインをベースに加工されてて、、、つまりは「記事の記事」ですがな。

こんな些細なことが記事化されてしまうこと、そもそも名前実名を太字で出されて肩書まで紹介されているのに私には事前に一切取材も掲載確認もなかったことなど、いろいろツッコミどころというか呆れどころ満載ですが、まあ幸い誤報はなかったし地元で名前を広めていただくぶんには咎める理由もないので、今回はポジティブに見過ごすことにします。

こちらその記事のリンク先です。訳割愛。
http://www.ksml.fi/uutiset/keski-suomi/yllatys-japanilaisessa-sisustuslehdessa-jyvaskylan-kaupunginvaltuutetun-koti-hurmaa/1907550

さて、ではこれからまた物件取材に繰り出してきます〜


ayana@tampere.fi




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今日のサウナはどんなかな
posted by こばやし あやな at 14:24| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月12日

この世の輪郭線

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朝夕の寒暖差が激しい季節は、湖のうえにしばしば濃霧が発生。それが水文も水平線も対岸の森も全部消し去って、ときどき湖畔の通学路がこの世界の輪郭線と化してしまいます。自転車をこぐ自分を取り巻く世界の、右側面だけが無色になってしまうと、二次元と三次元の狭間を彷徨っているようで、やがて平衡感覚も揺らぎ始めるのです。

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もし子供のころにこんな世界を目の当たりにしていたら、きっと霧恐怖症になっていたと思う。世界の境界線がじりじりこっちに寄せてきて、やがて自分もあっちの世界に消されてしまうんじゃないかと、三十路の今でもつい不安がよぎってしまうもん。

ayana@jyväskylä.fi


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夕飯を作る気力が足らない

posted by こばやし あやな at 01:56| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月24日

イースターパーティの異臭騒ぎ

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イースター休暇中だった先週末のことになりますが、フィンランド人大学生では珍しい自宅通いの友人がホームパーティに招待してくれたので、例のほうれん草ケーキを持って遊びに行ってきたときのこと。フィンランド人のホームパーティ=サウナパーティなので、暗黙の了解でおのおのサウナ用バスタオルやドリンクも持参します。

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彼女の家では3匹ものインパクトあるワンちゃんが室内で暮らしておりまして、みーんな特徴あるくせっ毛(ちなみに飼い主も…笑)。このふんわり黒髪パーマのオンプ君は、後ろ姿が私にそっくりだと評判でした!

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招かれた客たちはこれまた暗黙の了解で、それぞれに一品お手製料理を持参。するとたまたま、別の子たちがほうれん草サラダとほうれん草キッシュを作ってきていたので、私のほうれん草ケーキと合わせて卓上はほうれん草祭りに。いや、ほうれん草は別にイースターの象徴食材というわけでもないし、そもそもフィンランドでは手に入りにくいレア野菜のひとつでもあるのに、ですよ!緑に思いを馳せるこの時期のフィンランド人ならではの発想なのかも…

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イースターパーティの恒例行事といえば、この時期に街のあらゆるお店で種類豊富に売られているイースターエッグチョコを家主が家のどこかに隠して、見つけた人が食べられる(エッグチョコの中に入ったフィギュアなどのおまけも貰える)というプチゲーム。でも優しい家主さんはちゃんと参加人数分、家のあちこちに忍ばせてくれていて、あとでみんなで美味しくいただきました。なかから出てきたのは、なぜかこちらで人気の「シャーマンキング」ミニフィギュア…って、全然元ネタ知らないんすけど。


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サウナでのんびりリフレッシュさせてもらったり、みんなで映画を観たりと平和にくつろいでいたその時…この日ストックホルム帰りで遅れてやってきた某日本人学生が手土産代わりにカバンから差し出したもの…それは、世界一臭い缶詰と名高いスウェーデン名物、通称シュールストレミング!北欧でよく食べられる白身魚の切り身を強力な発酵途中で缶に閉じ込めた一種の保存食で、すでに缶の蓋はぷっくり盛り上がって、世に放たれる瞬間をウズウズ待ち構えている状態…

はじめに断っておきますが、これは絶対迂闊に室内で開けてはいけません!!
かならず室外で、できれば水のなかでこっそりと…が良いようです。室外といっても、ご近所さん宅がそばにあるようならそれも考えもの。なぜならこの開缶時の臭気は空気を伝って、薄らぐことなくどこまでも漂い、人の鼻孔を狂わせるシロモノだからです…

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日本男児たちが意を決して缶切りで入刀…が、その瞬間ブシューっと振られまくったあとのコーラ瓶のように間欠泉が湧きおこり、一気に驚異の漬け液と異臭が放たれてしまいました。ちょうどサウナの蒸気のように徐々に大気汚染が拡散してゆき、周囲で見守っていた人たちは次々に鼻を抑えて悶絶。殊にその第一臭気と漬け液をもろかぶりした男たちは、やむをえず上半身脱ぎ捨てて缶の完全オープンに奮闘…


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もうこの的確な表現の見当たらない強烈な腐臭を嗅いだだけで、本能的にその場から退避し身を守りたくなるのですが、やはりこれがそもそも食べ物だという事実を忘れてはいけません。作った人への感謝の意をこめて、試食タイムへ…。「絶対に庭やデッキで吐くな!吐くならここに吐け!!」と無我夢中でサウナの桶を差し出す哀れな家主さん…


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さて、肝心のお味の方は…


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…まあ、この写真に写る反応と先程から強調している食べ物を超越した腐乱臭とで想像には難くない、ですね…。嗚呼恐ろしや。正直この缶詰を思えば、サルミアッキだって可愛いものかもしれません。味覚云々以前に、こんなに誰しも身の毛のよだつ臭気(しかも拡散力が半端ない)を放つ物体、確実に家族ひいてはご近所付き合いの平穏を乱すテロリストにほかなりませんからね…。あでも、当のスウェーデン人はこの臭いすら「芳醇な香り」として楽しめる超越感覚をお持ちなでしょうか…ううむ、同じ人間といえども生まれ育った風土違えば、そんなにもある臭いに対する感覚や身体反応が異なってくるものなのか、正直理解に苦しみます。まあ最も、この缶詰はサルミアッキのような国民食ではなく、国内でも今では入手さえいささか困難な珍品らしいですが。

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ちなみにここまで日本男児らしい雄姿を見せてくれたものの、結果的に全身や吐く息にまで匂いを染みつけてしまった二人は家主さんによって出禁が命じられ、サウナへ強制連行されていました…。しかもそのまま家にお泊りした二人は、起床時にこの缶を鼻先に突きつけられるという世界最凶の目覚まし仕打ちを受けたとか。。。ご愁傷さまです。

ayana@jyväskylä.fi


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毎年4月後半は時が飛ぶように過ぎていく気がする


posted by こばやし あやな at 08:27| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

線路上に横断歩道はない。

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今日は朝から晴れたと思ったら雨が降って、また青空が覗いて…ときまぐれなお天気。学校帰りに友達の家に寄る用があって、あれ、もしかしてこの道通ったらうちまで近道かな…と試してみた初めての林道の行き着いた先が、踏切どころかなんの囲いも看板もなくローカル線の線路だったので唖然(笑)線路をまたいだその先にはまた林道が続いていて、抜けたら読み通り近所には出たので結果オーライでしたが、ううむなんかゆるいなあ。

今週はイースターウィークで授業も大半が休校なので、今日このあと久々に相方の実家にリフレッシュ休暇に行ってきます。最近の私のデスク中心の生活はそうとう危なげに見えるらしいので…(苦笑)そのために今日は記事2本をどどっと入稿。帰る日はとくに決めていませんが、しばしパソコン画面から離れて目と身体の保養に専念します。

ayana@jyväskylä.fi


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運良く明日は久々に快晴予報♪
posted by こばやし あやな at 02:40| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

逃げ切りたい

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”編み物”で閑話休題賞はかっさらっておきながらも、これまでのところあまりパッとしなかったソチオリンピックのフィンランド選手団。でも今日はようやくというか、国を上げて湧き上がるシーンが続きました。フィンランド人の日常密着型スポーツであるクロカンのチームスプリントでは、ようやく初の金メダルでリポーターも興奮しすぎて報道は完全カオス、そのあと国技アイスホッケーでは接戦の末に隣国ロシアを下して準決勝へ(そして次の相手はおなじみ?永遠のライバル、スウェーデン)。(おそらくオリンピック観賞用のために)最近大学図書館のカフェに取り付けられた巨大テレビの周りは、観客たちで溢れ、声援やヤジがこだまし、誰一人として、ここが「と・しょ・か・ん」であることなんて気に留めてなかったと思います(苦笑)

さて話変わって、私が今真剣に逃げ切らなければならないものは…冬の魔物、インフルエンザです。

今年はちっとも気温が下がらずウイルスが死滅しないからか、フィンランドでも大流行しているのですが…ついに週明けから、同居人さんが発症してしまったのです…

さて、ここでフィンランド人の「インフルエンザ」に対する警戒心の低さを晒しておかねばなりません。たとえ発覚しても、日本のように、熱が下がっても●日まで自宅謹慎だのといった隔離政策はいっさいありません。どころか、なんというか…「人に移さないようにせねば」という意識もだいぶ低いというか…同居人もゴホゴホいいながら普通にキッチンにも出てくるし、マスクなんてしないし(というかこの国には作業員用防塵マスク以外のマスクが存在しない)、まあそういう文化が当たり前の環境で育った病人に対して「部屋にこもっといてくれない?」とも言いづらいし。。。ともかく、彼女が部屋に戻った後は即窓を開けて換気し、あとは私にできる最大限の予防策を…ということで、手洗いうがいはもちろん、スタミナ食を食べまくり、午前はプールで泳ぎ…でもせいぜい、こんなもん。残念ながら今週は自宅のデスクトップPCでないと進まない作業も残っているので、家から退避も難しい現状。嗚呼。

幸い今のところ悪寒などの兆候は出てきていませんが、とにかく他でもない「今」発症してしまうのはとてーもマズいのです。。なにせ明日からは計3本オケの本番が続き、来週後半からはこれまた1週間以上に渡る取材旅行(しかも前半最南端のヘルシンキ、後半最北端のウツヨキという超極限スケジュール…)という、まさにこの冬一番の踏ん張りどき。もうあとはとにかく「かかりませんように」と祈り続けるしかありません…ほんま戦々恐々の日々ですわ。
なにか感染予防に効果的な術などご存じの方は、どうかご教授くださいませ…

ayana@jyväskylä.fi


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さて、明日はチャイルドコンサート一本目!
posted by こばやし あやな at 07:14| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

切符は手作りクッキー

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フィン国内長距離バス網でちょっとびっくりするお触書が。
明日17日は、クリスマスシーズンの定番お菓子、ジンジャークッキーに出発地と目的地の名前をアイシングしてバスセンター窓口に持って行けば、なんと無料のバス乗車券と交換してくれるというのです!!

乗り降りできるバス停は限られているものの、南はヘルシンキ、北はロバニエミやソダンキュラまでだってタダで行けてしまうという、超大胆かつウィットの聞いた年末ならではの企画!ならばということで、先日ジンジャークッキーハウスを建てたときにみんなでせっせと切符も生産(笑)写真を見ればもう行き先ネタバレしてますが、明日はそんなわけで急遽日帰り弾丸旅行に繰り出してまいります〜

もし今からでも切符用意するぞ!という国内在住の方は、こちらのサイトで詳細をご確認ください。すみません、今日は一日動きまわってシメはオケ練習…とへとへとなので、翻訳は省略させていただき、明日に備え就寝準備にはいります。。

ayana@jyväskylä.fi


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今日から始まった練習曲が、また久々にド級の現代奏法オンパレード曲で、何より眼精疲労が。。。
posted by こばやし あやな at 05:51| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月06日

800円のインスタントラーメン

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近所のスーパーで見つけた驚愕商品。ジャパニーズラーメン、6.39ユーロ(=約800円)!!

正直、憤りを通り越しやるせなさを感じますな…こんなパッケージ写真を見るからにげんなりする出来のインスタントラーメンが日本の本気ラーメン屋台のラーメン一杯と同等の値段でしれっと売られているなんて…

そもそも、800円のインスタント食品なんて、フィンランドでも誰が買うのだろう。。。

ayana@jyväskylä.fi


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半額セールになってたら一度試してみようか

posted by こばやし あやな at 14:55| Comment(0) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

13日金曜日にふさわしい恐怖の夜会。

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言わずもがな致死量超過。その目的は、調査結果は…近日中に某情報サイトにてご報告いたします。何度もエチケット袋に顔を突っ込みながら(苦笑)最後まで付き合ってくださったご近所日本人の皆さま、本当にご協力ありがとうございました、というかとんだご迷惑をおかけいたしました…。

ayana@jyväskylä.fi


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幸いながらこれで蕁麻疹はでなかった。
posted by こばやし あやな at 07:44| Comment(3) | Suomi×ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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