2015年12月13日

冬の主役は保存食

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昨日はとなり町で小さな撮影取材があり、身体も休みたがっているところをなだめ鞭打って、カメラと三脚かついで外出。家に帰ってきたら写真整理に手をつけるまもなく一眠りしてしまって、次に目を覚ました時には、家中に香ばしいいい匂いが充満しているではないか!正体はもちろん上の写真の、ミッコ作キノコパイ。キノコには、秋に採ってから冷蔵庫で塩漬け保存をしてあったムスタロウスク(和名ウグイスチャチチタケという見た目や食感がシイタケによく似た肉厚キノコ)のざく切りをふんだんに投入してあって、クリーミータルトでありながらの噛み切る時の歯ざわりがたまりません。
キノコの保存方法は、やはりその種類によって向き不向きがあり、このロウスク類には乾燥よりも塩漬けや酢漬けが推奨されています。この秋はとにかくいろんな種類のキノコを幅広く採取したので、保存方法もいろいろ勉強できました。当然ながら我が家は今、冷蔵庫を開けてもキノコ、冷凍庫を開けてもキノコ、棚にもキノコ…笑

陽光に恵まれない冬のフィンランドの食卓には新鮮なものはほとんど何も揃わないので、恵みの季節にせっせと採りだめて保存しておいたものを、こうしてちょびっとずつありがたくいただきながら食いつないでいくライフスタイルは必須。もちろんそれはそれでお腹も心も満たされるし、悪くはない。悪くはないけど、でもやっぱりカニとかブリとか大根とか白菜とか…冬の味覚に恵まれた国がとりわけ恋しくなる季節なのも、間違いありません(笑)

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クリスマスまでに雪は間に合うのか…?

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2015年02月11日

もやしショック

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ミッコが論文×雪かきバイト×ビジネス日本語特訓のトリプルパンチで最近ほんとにお疲れ気味で、朝起きたときからすでにどよーんとしているのが不憫でならず、日本から買い付けてきた中華麺の最後の一袋が余っていたので「よーし、今日の晩御飯にはうまい醤油ラーメン食わしちゃる!!」と朝食時に宣言。さすがに豚骨グラグラからこだわるわけにはいかないけど、煮玉子とメンマだけ仕込んで私はゼミへ。そして大学の図書館でしばらく調べ物したあとに、1冊探してる本を求めて市立図書館に寄るついでに、近くのスーパーにもやし缶を買い求めに立ち寄りました。こちらでは、もやし(パブンイトゥ)といえばまさかの缶詰め。液体に浸かってて生ではブヨっとしてて食感イマイチなのですが、サッと茹でて冷水でしめれば、まずまず許容範囲のシャキシャキもやしが味わえます。

さてさて、スーパーでは、なんせ缶詰なので野菜売り場ではなくコーンとか豆とかマッシュルームの缶詰が積んであるコーナーの一角でひっそりと取り扱われている……はずなのに、ん?今日は置いてないのか?
ときどきここで買ってるはずのもやし缶、今日に限って図書館最寄りのスーパーで見当たりません…。まだ閉館時間まで時間があるし、少し足を伸ばして中心街までいくことにしました。さすがにソコスのミニデパ地下なら確実にあるだろう、ということで…。

ところが、ここにもないのです!どういうこと!?もしかして、アジア人以外誰も買わないし、ついに取り扱いをやめてしまったのか!?だって、事実店員さんにパブンイトゥあります?って聞いても、「…それってどんなものだっけ?」と聞き返されることすらあるもんね…

ここで一瞬アキラメという言葉が脳裏をよぎったものの、いやいや旨いラーメンにもやしは欠かせないっしょ!!せっかく気合入れてラーメン作るときに妥協は絶対許されん!と執念やら良妻心やらがむくむく沸き上がってきてくれたので、意を決してもう一件、足を伸ばしてみることに。大丈夫、まだ図書館の閉館までは時間がある。

…ここでは、ついに缶物売り場に「pavunituja」の値札は見つけたのです!が、まさかの、品切れ!!!品出ししてる店員さんに、「裏に在庫ないの??」と確認しましたが、ゴメンの返事。。。ゴーン。
…さあ、もういい加減図書館に向かわないと間に合いません。
でも、鉄道を超えた先にあるスーパーはそこそこ大きくてアジア食材もまあまあ豊富だから、望みは高い。けど、ここに赴いてしまえば、もう確実に図書館には間に合わない…

悩むまもなく、気づけば私は最後の望みの店に向けて自転車をこいでいました。原稿の締め切りはまだ先。でも旨いラーメンは今日全力を注がないと意味がない。
今日は驚異的に温度があがって一気に雪解けが始まったため、浸水してたり、氷の塊がごろごろしてたり、もう路上のコンディションはカオス。それでも、あたしゃ行くよ…もやしを求めて、極上のラーメンを求めて、疲弊した夫の笑顔を求めて!

で す が 、

この店にもなかった。

陳列棚で目を疑い、在処を尋ねた店員さんの「最近置いてないのよー」も答えで耳を疑い、もう缶物売り場の前で腰くだけてうなだれそうになった。。。
たかがもやし缶のためだけに図書館も蹴ってこんだけ街中の店まわって、どこにもないってどういうことやねん!!!もやしやで、もやし!!日本のスーパーの最安食材もやしやで!!!
もやしごときにここまで振り回された自分への無念さと、たかがもやしすら手に入らない北国生活の恨めしさが募って、年末年始の一時帰国以来初のホームシックが爆発し、帰り道は涙がこぼれないよう上を向いて自転車を漕ぎ続けました。。。まあ、せいぜいこういう食材がらみのときくらいしか望郷の念を募らせることもない自分はだいぶストレスレスな部類の移民なのかもしれませんけども…

ともあれ、もやしのぶんまで刻んだ白ネギをたっぷり乗せて、デパ地下で発見した焼き豚(塩味ですが…)も贅沢にトッピングして、まずまず満足なラーメンのできあがり。柔道帰りの相方もたいそうめをかがやかせあっという間にスープまで飲み干してくれたので、まあなんとか本日の任務遂行。
嗚呼、それにしても今フィン市場から深刻にもやしが消えつつあるのだろうか…今度見つけたらどっと買いだめしておかなければ。

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ちなみにもやし缶は、桃の缶詰くらいので一缶約150円です…高級食材(涙)
posted by こばやし あやな at 06:55| Comment(2) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

いろんなルーネベリ

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今日がフィンランドの詩人ルーネベリさんのお誕生日当日なので、商戦で3週間位前から出回り始めてたルーネベリタルトも心していただくべき日は、今日です。
上の写真は本日学食で振る舞われていたルーネベリタルトですが…◯が□にだっただけで、えらく斬新さが際立つのはなぜだろう…!!そりゃあ、ひとつひとつ型に流し込んだりする必要のないこっちのほうが大量生産には向いているでしょうよ(笑)

そしてここからインスピレーションを受けての我が家の本日の晩御飯は、

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この通り、肉汁たっぷりルーネベリ煮込みハンバーグ◎


ちなみに正解・解説は、こちらよりご確認ください〜

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今宵はまだまだ書き物作業に没頭します…



posted by こばやし あやな at 05:02| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月12日

フローズンライチ

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一日中気温がマイナス15度を下回っていて、ゴミ出しにちょっと出歩くだけで髪やら鼻の中がもぞもぞ凍結。でも実は、日本にいるあいだも結構散々な寒い思いばかりしたものでした。
新潟訪問時はピンポイントで一夜にして2メートルを超えるような超雪嵐にヒットし、木曽では結果その日の日本の最低気温だったというマイナス12度をガスストーブしかない古びたお宿でしのぎ、九州は佐賀でも雪に降られ、我が家で迎えた正月も午後から大雪に。とにかく行く先々で「この時期に今日みたいに寒い/雪がふるのは珍しいのよ」と地元の人達に声をかけられてばかりで…だんだん冗談でなく自分にムーミン谷のあの冬の代将軍キャラクターが乗り移ってるんじゃないかと思われてきたほどでした。Suomiのおかんじゃなくて、もはやSuomiのモランを名乗ったほうがいいんでは…と。

それはともかく。外気が落ち込んでいるときは、冷凍庫よりも速攻にいろんなものを冷やしたり凍らしたりできるのがささやかな楽しみ。とくに毎年なぜか冬のこの時期に、近くのスーパーで(もちろん国産品ではないですが)ライチが量り売りされるので、これを小一時間ベランダに放置して、凍てついてしまう一歩手前で皮を向いて食べるのがたまらなく好きです。歯茎にひっついてしまいそうなくらいキンと冷たくて(なので知覚過敏の人にはおすすめしません…)歯ごたえのあるナタデココを噛んでるような新食感が味わえますよ。

帰国してきて、ミッコママがたくさんくれたお惣菜が残っていたのもあり、しばし自炊しようという気分がわかずに適当にあり物(日本からの持ち帰り物)で数日しのいでいました。本音をいうと、帰国直前で買い出しのために訪れた何気ないスーパーを徘徊してたときに、いったい私たちが日頃フィンランドで入手できないからと一から手作りしているあれこれ、あるいはどうにも手に入らないから諦めて思い出さないようにしているあれこれが、こうも安くあっさりと手に入ってしまうのに、自分ったら食文化の貧しい極北で何じたばたしてるんだろう…とふいに虚しくなってしまい、その虚無感をやや引きずっていたのです。
けれど戴き物も底をついてきて、ないものねだりの気持ちもだんだん建てなおされてきて、ようやく今日から、またぼちぼちあるもので食べたいものを自分で作っていく生活を再スタートさせました。そういう慎ましい創意工夫食生活のことを「あら、贅沢じゃない」と言いあらわす日本人もいらっしゃいます。でも私はやっぱり日本人の食卓ほど贅沢という言葉が似合う場所はないと思う。食事情に限らず、あれだけ魅力的で安価なモノモノとその選択の余地に取り囲まれた、日本という豊かな国で暮らしていくならば、私はいつになってもあえて「シンプルライフ」という道を選ぶ決心はつかないだろうなあ(むしろその選択のほうがもったいない)…というのが素直な気持ちです。

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明日は待ちに待ったオケ初め!

posted by こばやし あやな at 05:34| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

パンケーキブームが北国に到達?

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日本では近年パンケーキとかポップコーンとかのブームがある(もう過去の話?)らしい…などとという噂がときどきこちらに住む日本人たちの会話に出てきて、へぇそんなものがと驚いたりするんですが、そのパンケーキブームとやらが海洋を漂流しついにこの北国にまで到来したのでしょうか。あるいはたまたま私が意識するようになっただけなのでしょうか、最近こちらでもpannukakku(パンケーキ)がやたら以前よりお洒落にアレンジされてカフェなどで目につくようになった気がします。
まあ、言うてもパンヌカック自体は決して目新しいメニューではなく、むしろ昔ながらの素朴なオーブンデザートのひとつ。日本のホットケーキのようにバターやハニーがじゅっと染みこむスポンジケーキとは違って、天板いっぱいに流し固められて熱で表面だけぷっくり膨らんだ、結構厚みと弾力のあるハンペンあるいはちぢみのようなもっちり生地。それを四角く切り分け、クリームやジャムを乗せて食べます。
イメージ的にも従来のパンヌカックって地味で古臭くて若い子受けしにくい印象。それが近頃はトッピングのバリエーションによってゴージャスに飾り立てられ、今風のハイカラデザートの装いになりつつあるようで。

で、ついに先週、もともとオウルで有名だったパンケーキ専門レストラン「Pannukakkutalo」が、わが町ユヴァスキュラにもお店をオープンさせ、地元民たちの間でにわかに話題になっております。どんなもんかいなと、昨日図書館帰りに友人2人とさっそく偵察に行ってきたのですが、まず、話題と言っても原宿のどこぞのように人が期待を胸に行列をなして順番待ち…というわけでは断じてなく、入店した段階では広い店内にわりと空席も目立ちました。我々が帰る頃には気づけばほぼ満席になっていたのですが。
定番の甘いパンケーキからしょっぱい料理パンケーキまで…と、選択肢は確かに充実しているのですが、少なくともお料理系メニューは、どう見てもその辺のピザ屋さんのメニューと何ら変わりなく…サラミだのサーモンだのケバブだの乗ったものもあって、組み合わせも例えば肉+パイン+ブルーチーズ…だの、まさしくフィンランドのピザ屋を彷彿とさせるバリエーションのオンパレード(苦笑)飛び抜けて高かったけどトナカイ乗せもあります。
対するスイーツメニューは、これは日本のスタンダードなクレープ屋さんと大差なし。シンプルなチョコクリームにはじまり、バナナキャラメルとか、アイス乗せとか、こちらもさして斬新さに唸らされるようなメニューは特にありませんでした。オープン記念メニューのラズベリー&ホワイトチョコをはじめ、3人で3枚別のものを頼んで3分の1ずつシェア。

うーん、確かにこういうタイプのカフェデザートは今までなかったといえばなかったかもしれないけれど、もちろんマズイわけがないけれど、でも見事なまでに想定内の味だった(笑)生地も丸いだけでいたって従来のフィンランド風パンケーキ。そしてトッピングも、まあ見たまんまの味。こうも裏切られないと、なんとなーく裏切られた気分になる我が心はあまのじゃく??…でも、絶対日本のはやりのパンケーキだって、ポップコーンだって、期待して並んでやっと卓上に出てきて一口食べた時は、結局おんなじような心地になるんじゃないかと勝手に察しております…(もっと革新的なスゴイものなら、ごめんなさい…)
なんか、人生で初めてナタデココを食べた時のような、ブームに乗っかってみたらなるほど衝撃が舌に刷り込まれた!っていうような味覚との出会いって、もう今後そうそうないもんですかね。

P.S. パンケーキ攻略アドバイスとして、一人で同じ味のものをまる一枚平らげるのは正直ぜったい飽きるので、数人で複数の味をシェアするのが賢いですよ。

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今日は3回も洗濯機を回して充足

posted by こばやし あやな at 05:54| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月27日

おでんで一息

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公にできる日も遠くはなさそうですが、今いろんな大きなことがぐうっと速度あげて前進していて、その舵取りに必死になりながら、毎日を懸命に過ごしています。一日終わるともうへとへとなもので、それぞれの件が落着するまでブログが疎かになるであろうこと、ご容赦くださいませ。

今晩はひさびさにユヴァスキュラ各方面に暮らす日本人のみな皆さんで集まって、おでんパーティ。よく味の染み込んだ大根に、誰もがつかの間放心状態となり、東の故郷へ脳内トリップしておりました(笑)

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明日のスケジュール過密っぷりが笑える…いや、泣ける。
posted by こばやし あやな at 06:32| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月28日

今日もまた地の味を

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前回の松山あげに続きまして、以前とあるお仕事で縁のあった方から、本日またもや、素敵な郷土の味を届けていただきました。伊勢志摩産の、あおさ。三重県って、あおさの生産量はなんと国内の75%にものぼるらしいですね。たまたま今日は手巻き寿司にしようと材料を買い込んでいたところだったので、お味噌汁にたっぷりと(with松山あげ)、そして手巻き寿司の具としても美味しくいただきました。あおさをたっぷり入れたお味噌汁は、その昔寿司屋でバイトしていたときの休憩時間に、裏ですするというよりゴクゴク飲んでいた海苔汁の風味にそっくりで、厳しい大将に最後まで怒鳴られまくっていたほろ苦い思い出も一緒に蘇ってきました(笑)
大将、もういい年だったけどまだ元気に寿司握ってるのかな。2年前の一時帰国のときにお店に寄ったら、「ちょうど今朝、テレビをつけたらオーロラの特集やってて、ここの国に行ったちゃきちゃき娘がむかし店で働いてた…と、かみさんと話してたんだ。」と言ってはって、びっくり、ほっこり。気難しく客の前でも容赦なく雷を落とす、職人オーラ全開の大将。とにかく厳しかったけど、根はものすごく人思いで優しくて、機嫌がいい時は仕事終わりに余り物の特上にぎりと地酒をほいっと振る舞ってくれてた大将…えーん、あの絵に描いたような飴とムチっぷりよ。あおさの香りに誘われ思い出が溢れて泣けてきた…。

それにしても、地の味ってほんとうに愛おしい。別に私自身の故郷じゃなくても、その土地に根をはり、郷土や伝統への誇りを持って誠意ある商品づくりに励む人々を思い浮かべながら口にすると、何気ない「いただきます」「ごちそうさまでした」という言葉の本意も一緒に噛み締められる。
フィンランドには、「地の味」という発想はないも同然。国を背負ったブランド、個々のこだわりあるお店や商品なんかはあっても、その村や街の名前、伝統、誇りを背負ったいわゆる地方名産品というのは、殊に食分野に関してはなかなかお目にかかれない。オウル牛もいなければユヴァスキュラ名物なんてものも特に存在しない。今後もし自分がこの国に根を張って生きていくなら、将来的にはフィンランド人に恩返しというか、私の日本人としてのアイデアや経験を還元して何かしら彼らの暮らしの役に立てることを追い求めていきたい、という欲求が常にあるのだけど、日本の村興しや地域産業や、そこから生まれるさまざまなモノには、そのための可能性やヒントがたくさん秘められている気がしています。

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明日からいよいよ音楽活動も再開!

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2014年08月21日

実はお初のザリガニパーティ

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先週オケ友2人が遊びに来ているあいだ、とにかくフィンランドの夏らしいことをやり尽くそうと、あれやこれやと恒例イベントを詰め込んだのですが、実は恥ずかしながらわたし自身も初体験だったのが、フィンランド夏の風物詩のひとつとして名高い「ザリガニパーティ」。
うーむ、確かにサイズや見た目は、幼少期に田んぼでチー鱈ぶら下げた簡易釣り竿で釣り上げてたザリガニとほぼ同じではあるのですが、それにしてもザリガニという和訳でよいのか、田んぼの主のアイツたちと同じとみなして良いのかは、なんとも言えません(というか、そう思って食べたくはない…)。

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ともあれフィンランドでは毎年7月下旬ごろに、日本のアユのようにザリガニ漁解禁日が設定されていて、その後は大輪の花火のように皿に盛られた大量のザリガニを皆で囲み、各々ひたすら殻をむいて貪リ続ける…というちょっとしたブルジョワパーティを開催するのが(家庭によって)夏の楽しみのひとつなのです。ちなみにザリガニパーティでは、できるだけ食卓のデコレーションもザリガニ仕様にしなければならないという謎の風習があり、スーパーではザリガニ模様の紙皿、ザリガニ模様のテーブルランナー、ザリガニ模様の紙ナプキン…と、うっとうしいくらいザリガニ押しの食卓アイテムが売られます。そんなになんでもかんでもザリガニを布陣させたら、当のザリガニの存在感が揺らぐやないか…と鼻で笑いつつも、結局ちゃっかり前掛けはザリガニデザインを選んでしまった我々。。

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薄々予測ついていましたが、いざ食べ始めると、ちょうど日本のカニ鍋のときと同じ現象に見舞われます。そう、みんな無言で殻剥きに集中するので、ちっとも会話が弾まない…。
この沈黙を埋めるために、誰かの発案でこれまたフィンランドといえば!のヘヴィメタをガンガン大音量かけながら、ひたすら、剥き剥き、チュウチュウ。見るからに可食部は少ないだろうし、正直あまり味に期待はしてなかったのですが、ハードルの初期設定が低かったのも功を奏し?想像以上の旨味を楽しめました。頭にはカニ味噌に近いあの珍味も詰まっているしね。香草のディルと併せて茹でてあり、一応こちらの味らしい風味と塩気はついてはいるので余分な調味料なくとも十分楽しめはするのですが…フィンランドザリガニに対してやや罪悪感を抱きつつも日本から持ってきてもらった柚子ポンをかけて食べたら、やはり旨し。。。!!

とにかく、内心沸き上がってくる日本の冬のアノ無敵の甲殻類との比較だけはするまい、今この瞬間のこの味を目一杯楽しもう…と、どこかで暗示をかけつつ「美味しいね」と日本人たちは口々に賞賛していたのですが、そこで唯一のフィンランド人(※金沢在住歴あり)がぼそりと一言…

まあ、日本のカニのほうがずっと美味しいけどね。


。。。それを、言うな。

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…なんだか、最後に一匹残ったザリガニが土下座して我々に詫びているようにすら見えて、やや不甲斐ない気持ちに苛まれつつも、これにて人生初のザリガニパーティお開き。まあでも、ビジュアルの華やかさはあるし、美味しいに違いはないので、今後は夏の来客時の卓上にもっと取り入れていってもいいかな。

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今週は雨ばっかり

posted by こばやし あやな at 06:28| Comment(2) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

吸って、吐いて

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ほぼ一週間ブログを更新するまもなく、今週は取材だので連日ヘルシンキ近郊を飛び回っていました。この二週間ほど、ここぞと、いろんな目的地を効率よすぎるくらいテンポよく訪ねては、ネタを吸い上げ続けていたので、今は横隔膜がぐうっとあがりきって息苦しい状態。来週はそれをふうっと吐き出しきるように文字に起こして、呼吸を整える週にしたいと思います。8月もまたいろいろな地での深呼吸が待っているので。

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畑では、ラディッシュたちが次々に収穫期を迎えています。大根は、まだまだ太く長くなるはずですが、間引きのために引っこ抜いたものも十分可食部をたくわえていて、甘みも辛味も満点。毎食多少虫食いの葉っぱも気にせずざくざくみじん切りにして、雑魚と炒ると、栄養満点の最高のご飯のお供に。

また、昨日は日本の大学院時代のゼミ同期が夫さんとはるばるユヴァスキュラの我が家まで遊びに来てくれたので、リクエストにお応えして近所の森に入ってみんなで1リットルを超えるブルーベリー摘み。それを仕上げにたっぷり流し込んだパイを焼いて、サウナ後に甘酸っぱい夏の恵みをみんなで味わいました。

こんな感じで、我が家に帰ってくるなりフィンの夏の太陽と容赦無い夕立のを目一杯浴びたたくましい自然の味が毎日食卓を盛り立て、旅に疲れた身体にリフレッシュエネルギーを供給してくれています。

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例年以上に、絶賛日焼け中。

posted by こばやし あやな at 04:24| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月06日

大根ベイビーいただきます。

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今日はめずらしく夕立のひとつも来なかった、こ・れ・ぞ・な真夏日!!空が青く発光しているように輝いていました。買い出しに行って、週末ごはんの作りおきを少ししてから、2人で日焼け止めをたっぷり塗って畑へ。今日は徹底的に除草作業&同じ箇所から育ちすぎている苗たちの間引き作業。せっかくここまで気持ち良さ気に育ってくれた我が子のいくつかを今引っこ抜いてしまわなければならないのには、やはり惜しさとためらいがこみ上げてきます。でも、あとあと選抜レギュラーたちに大きな実をつけてもらうために、両手合わせてからくいぃっと引っこ抜き儀式。

大根やラディッシュなど、早いものではなんともう小さな可食部がぷっくりと育ち始めていたので、これらは大事に持って帰って、塩麹でもんで、ごま油と昆布とお酢にしばらく付けて浅漬に。写真を撮りそこねましたが、ちっちゃい根にもすでに十分根菜らしい甘みと辛味を蓄えていて、立派なごはんのお供でした。赤ちゃんでもこんなにいい味溜め込んでいるので、これからがしっと育ってくれるはずのレギュラーたちへの期待も高まります!

ちなみに現時点での菜園状況を報告しますと、この低温多雨のなかでも日に日に葉を大きく広げてたくましく育ってくれているのが、大根、ラディッシュ、ビーツ、ごぼうと見事に根菜オールスターズ。そんなたくましい彼らにやや遅れはとっているけれど、ちゃんとマイペースに発芽し、双葉の奥から今少しずつ本葉を広げつつあるのが、ほうれん草、人参、ニラ、細ネギ、青じそなどなど緑黄色野菜チーム。なんとか懸命に生きようとしているのがえんどう豆、そして残念ながらもう望みが薄いのがきゅうり、ズッキーニ、カリフラワー、ランットゥ。実はうまくいかなかった野菜たちは、みんな最初にしばらく室内で育てて、苗が育ってきたら畑に移し替えるよう指定のあったものばかりです。どれも室内では簡単に発芽して、ひょいひょいと芽を伸ばしていたのですが、畑に引っ越しした途端厳しい本物の自然環境に適応できなかったもよう。やはり発芽の瞬間からこの過酷な?北の大地に根を張り始めた植物たちのほうが、結果的にたくましく育つものなのでしょうか。

無農薬なのでやはり葉っぱは少しずつ虫に食われてはいるものの、薄いベールで覆っているので、今のところどの苗もウサギや害虫の害は受けずに健康的に育っています。これからも、基本的には植物たちの自生パワーと自然環境の作用を尊重しつつ(というわけで水もあえて毎日やらず、雨水任せ)、ひやりとしたら手を貸しながら我が子の成長をにこにこ見守っていくつもりです。

ayana@jyväskylä.fi


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【最後に宣伝!】

6日の日本時間午後5時30分頃から(番組開始は午後5時05分から)、NHKラジオ第1(国外ではNHKワールド・ラジオ日本)チャンネルで放送される「ちきゅうラジオ」に生出演します!テーマはかの世界選手権について。
お聴き逃しなく!!
http://www.nhk.or.jp/gr/


posted by こばやし あやな at 03:22| Comment(4) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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