2011年06月22日

Ranuaの休日

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さて、経過報告がちょいと遅れましたが、ただ今、ラップランド(北極圏エリア)の入口都市ロヴァニエミからすこし南にくだったところにある、ラヌアという小さな街(村?)に滞在しております。

月曜の朝一番にフィンエアーでロヴァニエミに到着。この日はそこから列車で1時間ほどの街(やっぱり村?)、テルヴォラに繰り出して、見たかった教会の見学をしてきました。…まあ、いきなりの土砂降りに遭うわ、ラップランド名物マンモス蚊に襲われるわ、挙句の果てに管理人の都合で、メインの一番古い教会についたとたんに施錠されて内部が見れないわで、もう散々だったのですが。。。

で、その晩にやってきた、ここラヌアでは、街の中心からすぐのところにあるゲストハウスに泊まっているのですが、「中心街」とはいえ、周囲の景観(私の部屋からの眺め)は、こんな感じです↓

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えぇ、ザ・湖畔!


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ゲストハウス自体も、外観は典型的なフィンランドの木造ロッジです。
お部屋にはベッドがふたつとシャワー、トイレ、テレビ、ミニキッチンがついていて、値段の割にかなり快適ですな。夜がまったく暗くならないのに、遮光カーテンじゃないから若干寝づらい、というのはまあ許そう。


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部屋の前では、この時期にしてようやくツバメが子育て中。

さて、今日はこの街の外れにある北極動物園にでも行こうかと考えていたのですが、朝から見事に雨、風、もはや嵐。フィンランドって、夏至が一番大事な日なのに、毎年夏至の週は、雨季かというくらい一番天気が崩れやすいんです。。。もはや夏至当日がすっきり晴れることはほとんどないという(晴れると浮かれた人々が飲みすぎて船の転覆事故を起こしやすいから、その戒めにちょうどいい、という合理的解釈すらあるらしい)
で、ちょうど旅疲れも出始めていたし、今日は一日ロッジでのーんびり、というか、ぐうたら(笑)近くの唯一のスーパーに行って食料買い込んで、洋梨かじりながらテレビ見て、寝て、午後は近所の小さな図書館でちょっとだけお勉強タイム。


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図書館も、まるで北海道の大草原のど真ん中にあるかのような、集中にも目の保養にも最適のロケーション!


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そしてこんな異国の田舎の図書館でもMANGAコーナーは不可欠。

さて、このゲストハウス、ひとりの陽気かつかなりテキトーなおっちゃんが経営してるんですが、彼はまったく英語は喋れず、そのくせ私をえらく気に入ったようで(こんなところに東洋人がいるのが珍しくて仕方ないのだろう)、テラスでぼーっとしてると、レセプションのデッキから、やたらめったら喋りかけてきます。さらに、ネットがレセプションや食堂でしか使えないので、遊びに行くたびにコーヒーいれてくれたり売り物のアイスをこっそりくれたり…私がだんだん彼との会話に慣れてくると、そのフレンドリーさはエスカレートしていき、果ては、ちょっと不在にするからしばらく受付番をお願いだの、ロシア人宿泊客の英語が分からないから通訳してくれだの、ちょっとしたことで呼び出されるようになって、もはや見倣いスタッフ扱いです。。。

ゲストハウスには、観光客にまじって地元の皆さんが入れ替わり立ち替わり、ふらりと遊びにきたり、仕事の休憩にコーヒー飲みに来たりしているので、今日一日でずいぶん村の皆さんともお知り合いになりました(年配のおじちゃんおばちゃんばっかやけど)。私が神戸出身だというと、こんな北の果ての田舎の人たちでもちゃんと16年前の地震のことを覚えていて、向こうから話題に出してきたからびっくり。それから、今回の地震の震源地は、彼らにとっては「フクシマ」という認識であることもよくわかった。



で、夕方頃から雨も上がって天気が良くなってきたので、私が湖畔で写真撮っていたら、「アヤナー、サウナ炊いてあげよっか?50年以上も前の珍しいオールドサウナなんだぜ」と誘ってくれたので、もちろん二つ返事!ふつう宿泊施設のサウナって、部屋に併設した電気サウナだったり、使用料金とったりするくらいなんだけど、さっすが田舎のお宿は、ゆるくて気まぐれで何でもありやな。しかも、おっちゃんは火を炊くところまでやって「オレは自分ちに帰ってサウナはいるから、あと、適当に楽しんで!」と近くの自宅に帰ってしまわれる…もはや完全なるプライベートサウナです。


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釜戸に火を起こしてから一時間ばかり待って、室内が十分にあったまったら、湖から放水用の水を汲んできて、しあわせサウナ時間。(サウナの流儀などはまたいつかレポートしますね)


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体があったまって汗が滲み出てきたタイミングで、そのまま外に飛び出して湖にぷかり。
この広々とした天然水風呂を独り占め…なんたる贅沢でしょう。鳥の声と、自分が水を掻き分ける音以外、なーんにも聞こえてこない。気温は10度を軽く切っていますが、サウナに入ってからなら恐るに足りません。ちょうど銭湯で温冷浴をするときと同じように、体中の毛穴ひとつひとつが喜びの声をあげているかのような心地よさです。


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ああこれぞ愛すべきフィンランドの夏休み。


ayana@rsnua.fi





posted by こばやし あやな at 06:57| Comment(0) | Ranua-ラヌア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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