2017年01月02日

2016年を振り返って

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もう今やこうしてすっかり、ブログという媒体が、単なる節目節目の挨拶&近況総まとめのためだけに更新される場になってしまいました…。昔は一体どれだけ時間が有り余ってて、どういうモチベーションで毎日あんな長文を綴り続けていたのか、私事ながらもはや不思議でなりません(苦笑)

24時間ほど前に、新しい一年が始まりました。
いつもは新年最初のブログなどには賀状がわりのメッセージ写真を載せていたのですが、喪中につき、今年は新年の挨拶を控えさせていただきますね。

それから例年、年末にはその年の業務実績なども一覧でご報告させていただいていましたが、先ほど、数ヶ月更新が滞っていたウェブページのworks欄を一気に更新したことですっかり力が果ててしまったので、よろしければそちらを覗いてやってください。ブログのサイドバーの「最近のお仕事」コンテンツも、そのうち気が向いたら更新しますので…。

そんなわけで、年は切り替わってしまったけれど、2016年のことをざっと総括して、それから今の自分の、例年の年末年始とはなにか違う心境なども少し内省して、それでまた次気が向くときまで、あるいは報告が必要そうなことが起きるまで、気兼ねなくブログから遠のかせていただきます(笑)


私にとっての2016年は、5年前にスタートしたフィンランド移住生活の「第一章」がひとまず完結し、そのまま第二章へと突入した、わかりやすい節目の年でした。第一章というのはもちろん、学生生活の期間にあたります。突然渡ってきたフィンランドという国でコーディネーションや翻訳通訳の仕事を与えてもらえるようになるために、まずはフィンランド語で論文を1本書き、学位を修める。これが、フィンランド移住時の最初に自分に課した目標でした。よき縁とタイミングが重なって、結果的にはありがたくも学生生活のうちからやりがいのあるお仕事に恵まれたのですが、そのぶんずるずると先送りしてしまった卒業。いざ、と2015年後半からお仕事を減らして集中的に学業に取り組み始めたものの、単位を揃えて論文を仕上げる作業は、過去の日記にも書いたとおり、予想を超えて辛く苦しいものでした…。

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一章の終わりには卒業式の総代選出というこれまた予想を越えたエピローグも待っていたわけですが、学生という肩書をおろし自営業者としての出発からが、移住生活第二章です。自営業者というより、前回も書いたように良き納税者としての、と言うほうがふさわしいのかな。これまで学費無料のうえ安い住居を提供してもらって奨学金や住居手当まで受給…と、とことん学生としての恩恵に預かり続けたぶん、今度はどんなかたちであれしっかり稼いでしっかり税金を納めて、移民という肩書に甘えずにフィンランド社会に貢献していきたい、という気持ちが、第二章の始まりのときに最も強い核をなしていました。今ももちろんその気持ちは変わらずあるのですが、容赦なく稼ぎから吸い取られてゆくもろもろの税金・年金の額を見るたび、ため息がもれてしまうのもまた現実です(笑)

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お仕事に関しては、学生と二足わらじでやっていたときのように、「何事も経験、どんな仕事でもやります!」というスタンスや業務内容からは大きくステップアップできたなと思っています。自分の知識や能力、得意分野を必要としてもらえるプロジェクトへのお声掛けが明らかに増えたし、自分自身でも、本当にやりたい仕事かどうか、今経験しておくべき仕事かどうか、対価は適正か…などの観点から選ぶゆとりや断る度胸がついてきました。自分が選んだことは、不思議なもので必ず次に自分のもとに来る人や依頼に関わってくるのです。この職業、そうはいっても受け身が基本で、日頃は誰かがフィンランドに目を向けてお話しを持ち込んでくださるのを待つばかりなのですが、とえいえ、日々の時間の使い方の自由度だけでなく、仕事内容に対してもある程度セルフコントロールを楽しんでこそ自営業者人生ではないかと。次を引き寄せるために、仕事を選ぶ、そしてきちんと成果を出す、というよいサイクルを作っていくことが大事と実感できた1年目でした。


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プライベートでは、あちこち旅行に行けたのが嬉しかった。なにせ一昨年までは学生生活ありきで、日本へ帰省するにせよ旅行するにせよ、季節や期間、そして予算にかなり制限があったので…。紅葉の季節の日本を歩いたのも丸6年ぶりだったし、夫婦水入らずでの東欧旅行、そして何と言っても、事前情報が少なかったぶんだけ収穫の多かったジョージア旅行。カウントしてみたら、なんだかんだ丸二ヶ月ぶんくらいはフィンランド国外で過ごしていたことになるけど、今年以降もこれくらいの割合で国外滞在率を保ちたいものです。やっぱりフィンランドはちょっぴり退屈な国だから(笑)

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あと、2016年はまれに見るキノコの豊作年だった!!これがパランデル家の明るい話題堂々一位でしたね(笑)いやーほんと良く採って採って採りまくった。おかげさまで、今日頂いただいたお雑煮も、

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冷凍保存してあった天然松茸で出汁を取ったお澄ましヴァージョンでした(笑)おせちもとことんキノコメニュー。キノコだけはなぜか毎年の収穫量が違いすぎて、シーズンが来るまでどんな年になるかまったく読めません。昨年ほどまでは望めなくとも、また松茸やシメジや珍種にも出会えてときめく季節になりますように。


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最後に、 2017年元旦の今、私の境遇と感じていることを少し書き留めておきたいです。
正直にいうと、この年明けが節目だの新しい年の始まりだの、という清々しい気分では迎えられていません。どちらかというと、今すごく落ち込んでいるというか焦っているというか…とにかく胸中まったく穏やかではないです。それは、昨年末からコーディネーターとして関わっているプロジェクトが、運が良すぎるのか悪すぎるのか前代未聞の事態と衝突し、いまだ五里霧中の状態にあること。この目で見て肌で感じることとなった現実が、あまりに衝撃的でショッキングだったこと。そして、とにもかくにも乗りかかった船、完遂せずには解放されないプレッシャーや疲労との闘いが主因です。

だからもうこれは、人生における「例外の仕事」だと位置づけるようにしています。もしこんなことが延々繰り返されるのなら、私は潔く現地コーディネーターという仕事を辞めるだろう。でも、後にも先にもこんなタイプの苦労や困難はまあないだろうし、ここまで緊迫したり不安になったり既存の価値観や判断力を揺らがせながら仕事に取り組む、ということだって、他でもないフィンランドでコーディネート業を続ける限り二度とない(…と信じたい!)。

決して投げやりなのではなくもろもろの意思と覚悟をこめて、「終わらせる」。これを2017年の目標の一つ目に掲げたいと思います。泣いても笑ってもあと一ヶ月。それ以降の豊富や過ごし方は、とにかくこえを終わらせてからじっくり向き合います。

ayana@jyväskylä.fi


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本年もどうぞよろしくお願いいたします。



posted by こばやし あやな at 08:58| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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