2015年10月13日

移住後もっとも苦しかった一ヶ月

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もはや最近のブログ更新の枕詞となっておりますが、「皆さまご無沙汰しております」。

いきなりタイトルの内容に突入しますが、実はこの一ヶ月間、すなわちタンザニアから帰郷後から昨日までの日々は、初めて推進力&鈍感力だけが売りのこの私が心身ぽきっと折れる寸前まで苦しみもがくことになりました。なんとか寸止めですみましたけど(笑)

要因はただひとつ、修論のファイナルアプローチです。それに加えて出張こそなかったもののそこそこ大きな仕事の事始め、そして家では夫が同タイミングで仕事の山場を迎えていおり絶賛ストレス体積中で痛みを分かち合わねばならなかったことも大きかったか…(ということは、ぜんぜんひとつじゃありませんでしたw)
曲がりなりにも文学部提出用の論文なので、アウトプット以前にとにかく思考&推敲勝負です。当然、こんな長大な論文を一度日本語で書いてフィン語訳するわけではないので、そうなると頭で不可視的なことを思い巡らしたり、ロジックを考える作業も、やはり「全力フィン語モード」であることが強要されます。そして先生には、9月前半なんてタイミングで夏休み旅行に旅立つ代わりに、今日10月12日までに必ず初稿提出することを宣言していたので、帰国してからは、まさに一日の寝て起きてご飯作って食べて学校までチャリこいで…の時間以外のほとんどをパソコン前で費やさなければならなくなりました。
この負荷だらけの日常を続けていた結果…まず最初に異変が現れたのが、ある日から頚椎あたりから背中、そして両腕にかけて。そこら一帯の筋肉が、何かの激しい運動をしたかのように筋肉疲労を訴え始め、やがてがっちがちにこった状態で起き上がるのもしんどくなったんです、さらには長時間キーボードタイプ後に指先の神経がぴりぴりとしびれた感触まで残るようになって。

そりゃまあ運動不足とストレスとでこうなったと十分説明はつくんですが、精神的にかなり弱気になってた私は、もしや重大な病気の前兆なんじゃないか…(ちょうどこのころ川島なお美さんの訃報などもあり)と思い悩んでしまい、病院を予約しようとしました。ところが、フィンランドの病院は基本的に緊急性を訴える病状でない限りは、何週間何ヶ月先にしか病院(というか最初に行くべきヘルスセンター)の予約を入れてもらえないのです。そんなの無意味。そこでミッコに頼みネイティブパワーで症状&緊急性200%盛りで訴えてもらい、どうにか即日予約をとりつけました。まあ当然だけど、問診だけじゃ何がわかるわけでもなく。「とりあえず、ストレスと過労だと思うけど…」としか言ってくれないところに「もう金はいくらでも出すから血液検査でもレントゲン診断でもなんでもやってください!!」と嘆願し、どうにか血液検査だけはやってもらえることになりました。ただ、これがまた結果が出るのが10日待ちとかそんなので、しかも電話で判定結果を伝えてくるのみ。即日に詳細がばちっと出ていた日本の病院の優良さ、ちっとは見習っておくれよフィンランド…

結果的には、血液検査の結果がかかってくるまでにトライした、さまざまな病状自己改善&リハビリによって肉体的な各種症状はほぼ完治し、今更…なタイミングで言い渡された血液検査結果もとくに問題なさそうだったので、そのままになってるのですが、良いのかなあ。。。

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病状改善やリハビリというのは、単に毎朝登校前に早朝からあいている市民プールでひと泳ぎするようにしたのと、ミッコに紹介してもらった、街の武道場の一角に施術室を借りているスーパーマッサージ師ユルッキの上半身マッサージ(彼は間違いなくこれまで出会った中で最強のプロマッサージ師だと思う!おすすめ!!)、それからこれまたミッコの格闘仲間の理学療法士ニコに症状や姿勢などをチェックしてもらって処方してもらった個別ストレッチプログラムを続けているうちに、その後もパソコンに向う時間が減ったわけではないけれど、身体的な症状はどうにか抑えこむことができました。

だが、悪影響はそれだけでは終わらなかった。。。さっきお話したように、日中の大半の時間を「全力フィン語モード」で遣り繰りするうち、簡単に言うとアイデンティティ崩壊のような心理現象が起きてきたのです。。。

私、いうても日本語のもの書きが本職だし、家庭内も日本語優勢、お仕事でやりとりするお相手も半分が日本人、で、なんだかんだで思考回路もアウトプット法もぬるい日本語ベースの生活をずっとしてきたのに、論文作業以外のシーンでも気づけばフィン語でなんか一生懸命小難しい考えをまとめようとしてたり言葉を探していたりで、とにかく気が休まらないしイライラ。一番ひどいのが寝付く前で、暗室で目を閉じていたらどんどん非母国語の思考の波が押し寄せてきて、寝落ちする瞬間にハッとゆさぶり起こされるような錯覚が何度も。結局最近は日本語のラジオや音楽やバラエティの音を無理やりイヤホンで聞きながら眠りにつくようにしています。

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執筆作業自体はやっぱりなんだかんだで楽しいので(じゃなきゃ研究者になる気もないのに人生で二度も文学部の論文書くなんてマゾな道選ばんわな…)もうやめたい…とはどうしても思えず、いろいろな欲求や衝動やらに方方からを引きちぎられそうな肉体&精神状態のなかで、結局最後まで離脱の道に逸れることなく、ついに昨日どうにか初稿を書き上げ、今朝ぶじに教授に提出することができました。昨晩は、この瞬間の喜びのためにとその前日からフツフツ煮込み続けていたラム骨スープベースの自家製醤油ラーメンでお祝い!あいにく夫は週末からヘルシンキ出張だったので、ごめんよ〜と南に向かって叫んで、一人でずるずる。

まあ、こんな赤裸々に辛辣さをアピールしておきながらも、

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夕方や週末はせっせとキノコ狩りや別荘のような義実家邸に羽根を伸ばしに行ったり、

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先週の金曜日は地味に結婚一周年だったので、街のオサレレストランで贅沢ランチを食べたあと、披露宴を開いたお茶カフェを2人で来訪し、偶然お茶しに来ていた参列友達も交えてみんなで思い出話にふけったり。オーナーのアンネさんが、お茶菓子やフォーチューンクッキーを無料サービスしてくれただけでなく、帰りがけにサプライズで、一年前のパーティのときにお客さんに振る舞った日本の桜緑茶を一袋、メッセージシールつきでプレゼントしてくれたのでした…涙 イントロ写真はそのお茶と、瓶に指していたら見事にドライフラワーとなった、式の日にミッコが胸に指していたバラの花。確か本物は真紅色だったけど、いつの間にか紫のバラになっちゃいました…嗚呼ガラスの仮面!田辺誠一!!。。。ちなみに夫の最近のブームは、あの日以来ネット上に氾濫するさまざまな福山雅治の宣材写真の無造作キメ顔のモノマネです。顔の方向性が違いすぎるけど、妙に特徴を捉えてて、書き疲れたら「ちょっと雅治やってや」と訪ねていっては爆笑してプチ休憩していました。

それから、例のフィン全土オーロラ祭りの日は、ご近所さんたちとスキー場のてっぺんまでのぼって光の渦をみてはしゃいだり。。

とまあ、こんな感じで、「ストレスたまって参ってます…」と言ってもあまり信じてもらえないかもしれないくらいに、レクリエーション時間もとってはいました。
ただ、夏の後半からは涙を飲んでもろもろの帯同系のお仕事は自粛していたので、ようやく論文もかたがついたということで、明日からようやく本格仕事復帰、早速来週末まで連続2本立てで取材コーディネート業に行ってきます!!一本は一応海外出張、しかも夫との共同事業!あるものの「聖地」を求めてとある無名の片田舎に赴く…という、相変わらずわくわくする企画モノです。今年はなんだかんだで近隣国に出向く機会が多くて嬉しいなあ。

ちなみに論文の方はこうして初校を出して終わり。。。とはならず、このあと指導教官らのチェックとコメントを受けて再度書き直し、さらに最終バージョンを教授経由でUrkundというスウェーデンの盗作や著作権侵害発見システムに登録診断してもらって、問題がなければ大学に受理される…という経緯です。初校と正誤表出したら泣いても笑っても修正不可で地獄の口頭試問行き…だった日本の大学のときと、どっちがいいかと言われると難しい。。笑 まあとにかく、年内には受理されるよう、ちょっと外回り仕事でリフレッシュしたらまたもうひと頑張りします!

ayana@jyväskylä.fi


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明日はスーツケース転がして登校して授業でてからヘルシンキへ。。。



posted by こばやし あやな at 06:12| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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