2015年05月20日

己を知る、を知る

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今日は、ここ数ヶ月ずっと取材と執筆に明け暮れていたプロジェクトの、私が担当するいくつかの章の原稿をようやくすべて入稿し終えることができました記念日です。絶対にサウナの時間までにはスッキリ終わらせるぞと意気込んで集中し、編集者さんにデータを送り届けたのはなんとサウナ時間の2分前!!残念ながらビールを買って冷やしておく時間までは確保できませんでしたが、それでも、「もうひと頑張りシャワー」じゃなくって、ちゃんと「お疲れサウナ」に入室できたのは本当に嬉しかった…。実は最近いつのまにやら、考え事をするときはシャワーへ、考えることを放棄したいときはサウナへ、という明確な行き場分けができてしまっているのです。作業に行き詰まったりインスピレーションが降ってこないときは、一日何度でもシャワーを浴びてしまうほどに…。

まあ実際は全然今日が節目でもなんでもなく、その傍らで次々に差し戻されるレイアウトチェックして原稿を加筆修正して…という作業がまだまだ続くし、画像収集も終わってないし、初校色校戻しまでたどり着くにはもうしばらく机を離れられなさそうですけれど、ああ書き終えた、という充実感は今日だけでも十分かみしめています。とりあえず、今晩はこのあと溜まっていた連ドラの過去放送分を一気に消化してしまいたい!

今回のプロジェクトは、フィンランドで今急成長を遂げているとある企業(ブランドというべきか)の芯部まで立ち入らせていただき、経営者たち、そして数々のデザイナーたちのクリエイティブ・ワークフローから作業現場、そして何気ない日常までを丁寧に現場取材させてもらって、それを日本語でまとめ上げる作業が中心でした。なのでここ数ヶ月はまさに人の数だけのクリエイティブ・シンキングや自身を律する方法を教えてもらって、共感したりああもう絶対真似できないなと共感を放棄したり…を勝手に心のなかで繰り返しながら、気がつくとしばしば、もし自分自身にも同じような質問を投げかけるなら何が答えなのだろう、と、あくまで内省のための自問自答をしている時間が増えました。というのも、今回のやや長期的な作業に向かう時間を通して、私自身もまた一表現者として、これまでのようにただ空き時間を見つけて机に向かってマスを埋めるのではなくどうせなら日々よりよいアウトプット(たとえば書き物)ができるように、自分の心のリズムや頭の栄養分の摂り方をよく知ってコントロールしていくことの大切さに気付きはじめたからです。

人に偉そうに語りをお願いしておきながら、実際にこれがわたし自身のイズムです!なんてドンピシャな言葉を見出すには、そういえばまだまだ自分を知らなさすぎてもっての外という感じですが、行き詰まったらとりあえずシャワーとか、机に向かうのは一日最大何時間までが限度とか、何時頃が一番捗るとか、心が落ち着く場所とか、枯渇気味の心を潤す音楽とか…そういう「自分プチ情報」を客観的に蓄えておくだけでも、同じ自分の身体や頭から湧き出てくるアイデア、綴られる言葉が変わってくることは、ようやく身を持って実感できたここまでの日々でした。
7月上旬に日本の書店に並ぶ予定の本なので、体裁が整ってちゃんと告知ができるまで、もうしばらくお待ちください〜!

ayana@jyväskylä.fi


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最近、いっつも入浴後の夕方だけ晴れる。



posted by こばやし あやな at 04:21| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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