2015年02月12日

正当化されたゴシップ

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とあるコラム執筆のために、最近は片っ端からシベリウス関連の書物を読みあさってます。分量、内容的にここまでいろいろ手を付けんでもええやろ、と思いながらも、長年シベリウス関連の書籍は日本で日本語でしか目を通したことがなかったので、そりゃやっぱり本国発のほうが新しい情報や見方をいろいろ提供してくれるわけで読み比べも楽しいです。

それにしても、例えば現代のジャーナリズム…というかゴシップ業界では、誰かが渦中の当人の両親のプライベート情報にまで斬りこむだけですぐに批判の声が集まるものですが、過去の偉人に対してはそういうモラルにもおのずと時効が来るんでしょうか。例えば、(ジャン)シベリウスがわずか2歳のときに他界した父クリスチャンなんか、たまたま息子が超有名人になっちゃったがために、実は医者のくせに飲んだくれで多大な借金を家族に残したこととか堂々公開されてしまっていますよね。さすがに2歳の息子が将来そんな大物になるなんてまだ想像だにしてなかったでしょうから、きっとクリスチャンはあの世で相当羞恥心と後悔に耐え切れずあえいでいるに違いありません。自分自身が後世まで研究者や文屋に人生のすべてを調べつくされるほど超ビッグネームになってしまったら、何を暴かれてもしょうがないかという感じですが、自分の身内が名声を得たがために飛び火パターン…というのがあることも、我々庶民だって一応肝に命じて、やはり日頃から品行方正を心がけておいたほうがいいかもしれませんね。

もっともシベリウス自身も、たとえばアイノと長年やりとりしてた書簡集までが世に全公開されるなんて、さすがに思っても見なかったんじゃないでしょうか。そんなことのために全部の手紙大事に保管してたんやあらへんわ!!と天国で憤慨してるに違いない。最近こちらも入手して目を通しているのですが、はっきり言って、もしこんなノリで自分と相方とのメールやらフェイスブックメッセージやらを全世界の人に一斉公開されてしまったら、私なら恥ずかしさの極みで発狂し大暴走してしまう気がします。この二人の書簡集はあまりに甘ったるい内輪の愛にみちあふれすぎてて、読んでるうちに背筋がクネクネしてくる…。なんて言いながら、実はさっきまでミッコとジャンとアイノになりきってノリノリで感情込めまくった朗読大会してたんですが、もし自分がシベリウスで、現世のどこぞの輩がそんなことしてキャッキャと笑っているのを天国で窺い知ったら、間違いなくヘルシンキのシベリウス公園にある自分の銅像をその輩の家に向けて天から投下してることでしょう。。。すすすすみませんでした。

ayana@jyväskylä.fi


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かすかな風邪の気配を感じる…

posted by こばやし あやな at 06:53| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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