2014年11月30日

1129の衝動

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今日フェイスブックなどを見ていると、イイニクの日にあやかった美味しそうな肉自慢の多いこと多いこと…

…いい肉の塊なんて、最後にいつ食べたかなあ。。。

土曜日なのですでに店という店は閉店してしまった6時過ぎ、なんだかとにかくいい肉への思いが募りすぎてきて、けれど同時に、外食で肉の塊を食べることなんて想像しただけで唾液分泌量よりも罪悪感のほうが上回ってしまうしょんぼりな学生夫婦家計状況(を気遣う理性)が必死にその欲望を抑圧しにかかります。なんたって、あと10日後からは食天国日本に帰るんだから、そしたらここより美味しいものなんて断腸の思いで札束出さずともいくらでも食べられるんだから、今は我慢のときでしょ…とリアリスト・マインドが懸命に私をなだめようとしてくる。。けれどそんな不穏な心のなかの拮抗に、ここ一ヶ月まったく太陽光を浴びていない季節性ストレスと昨今の忙殺ストレスのバリアがのしかかってきて、気づくと、さあ夕食を作らねばと立ち入っていたキッチンでぼろぼろと涙がとまらなくなっていました。。。

時を同じくして冷蔵庫をあさりにやってきたミッコが、なぜかエプロンを締めながらおいおい泣いている私を見て、当然ながら慄いてしまい、恐る恐る、涙の訳を問いただす。
嗚咽を噛み殺して絞り出した私の答えが「いい肉が食べたい…」だったので、更に彼のつぶらな瞳は完全にはてなマークに置き換わってましたが、事情のつかめたミッコはしばらくむぅ〜と悩みつつ、突如コートをはおり、「よし、街一番のステーキ食べに行こう」と身支度を始めたのでした。
いやいや、うちらそんなお金ないやん。旅行まで我慢するって決めたやん、と、ここでようやく我に返った私は相手と自分を納得させようとしましたが、ミッコは、禁断の、先日のレストランデーの儲けが入った引き出しに手をかけた…! ハッそ、それはっ…USJペアチケットのために2人で一日汗水たらした末に、その目標額の二倍以上を手にすることができたので、今のレートで日本円に換金したら向こうでぱーっと美味しいもの食べれるね、とほくほくしながら旅行貯金にまわすことに決めた、そのお金。

冷静に考えて、ここでこのお金に手をかけて贅沢するより、あとちょっと我慢して両替して日本のレストランで使ったほうが、結果的にはるかに満足度の高い食卓になることは頭ではすぐわかる。ひと泣きしてもう正気に戻れたし、今日はやっぱりいいよと掛け合ったものの、ミッコは、「やりたいときにやりたいことをする、我慢しなくていい幸せには、お金を払う価値があると思う。僕たちは今月ずっと欲望を我慢していろんなこと頑張ってたし。」と妙に説得力のある言葉で私の身支度を促し、えいやっそれなら!と先刻吹っ切れた先にさらにもうひと吹き吹っ切れた私は、エプロン脱ぎ捨て防寒着を羽織って、風邪の冷たい湖岸を2人自転車でぶっ飛ばし、セントラルへと向かったのでした。

…と、こうしてありついたのが、写真のフィンランド牛(←この国では地方のブランド牛なんてものが存在しないだけにどこの牛さんなのか不明ですが)サーロインミディアム180g,お値段☓☓ユーロ!(ぎゃーもうとても書けない)
今晩限りは学生レッテルに躊躇したり罪悪感を感じるのはやめて、食べたいもの全部食べようと入店前に2人で覚悟を決めていたので、食前のアップルグロギからおすすめ赤ワイン、前菜(わさびドレッシングのサラダがこんなところに!)もしっかりいただきました。さすがにメインで満腹になって、デザートまでは手が伸びませんでしたが…

そりゃもうおいしかったですよ。日本みたいにもっと霜降りでもいいのにな、とか、お値段とか、ついつい脳裏によぎる瞬間はもちろんありましたけど、でもピックヨウルでほぼ満席のあのレストランの中で、我々が一番幸せ噛み締めて笑顔でいい肉を頬張っていた自信はある!
じわっと漏れ出る肉汁と一緒に、今月溜め込んだもろもろのストレスや欲の抑圧カスも体外にデトックスされた気分で、お腹は満たされ心はすっきり軽くなったディナーデートでした。結局、引き出しから握りしめて持っていったお金だけでは足らなかったんですけどね(爆)
ミッコ、いいお金の使い方を提案してくれて、ありがとう。
「もう疲れたから…って帰りにタクシー呼べるくらい、いつかはお金持ちになりたいなあ」とか話しながら、行き以上に冷え込んだ湖岸を自転車こいで、家路につきました。

さあ、もうこれであと10日は余裕で全力出し切れます!そしてその後は…♡♡♡

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帰国時のおみやげもまとめ買いしにいかないと…





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2014年11月29日

タハドン現象に終止符

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先ほど国会にて、2017年より婚姻に関する項目の法律が改定され、国内で合法的に同性婚が認められることが決定となりました。ここ最近はメディアもこの話題でもちきり、どっちに転ぶかも予測不可能と言われ続けていましたが、結果的に賛成105票反対92票という僅差で法改正が可決され、私の視界に届くウェブ上だけでも主に賛成派たちの喜びの声が派手に飛び交っております。
ちょうど数日前、結婚式のセレモニーに関する日記を書いた時に、「誓います」を意味する言葉Tahdon(タハドン)の丼もの脳内変換事変のあらましをつづりましたが、奇遇にもあの直後くらいから、このTahdonという言葉が同性婚法成立のを支持する国民の合言葉としてにわかに大拡散し、フェイスブックのプロフィール写真にTAHDONの抜きロゴが入るテンプレートが出回って、私の友人たちも多くがTAHDONの意志を掲げていました。

そんなにも意義深い単語を自ら発する瞬間を、あんなにも軽はずみにやり過ごしてしまった自分を恥じるとともに、この決議は素直に良かったなと私も喜んでいます。フィンランドに越してきてというもの、これまでかなりの数の同性愛カップル、あるいは同性愛者であることをオープンにしている友達に出会ってきて、ああ、こんなふうに結構いるもんなんだと、いつしか驚くことでも特別視することでもなくなってしまいました。フィンランド人という民族のなかに取り立てて多いなんていう、民族ごとの割合の大差だってないはずですが。
夫婦同然に(実際に同性カップルって、二人の間では男性的・女性的な役割分担がかいま見える!)、幸せそうで、惚気話も愚痴も聞かせてくれる身近なカップルたちが、実はどんなに願っても法の下では結婚できなかったというこれまでの状況は、今更ながらとても違和感を覚えます。ただその分私の知る同性カップルたちは一様に、形式より心!で、契約というボンドに頼らない実のあるパートナーシップを築いているように見えて微笑ましくもあったので、意外と「何を今更」って、3年後も形式上も内なる結びつきの強さも今と変わらぬ暮らしを選んでいるのかもしれません(笑)

ともあれ、フィンランド国家の勇気ある一歩に敬意を表して!

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乾燥キノコといっしょに炊いた切り干し大根が旨すぎて救われる


posted by こばやし あやな at 07:04| Comment(0) | Suomi事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月27日

家のなかにゾンビが2人…

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ハネムーン帰省まであとちょうど二週間。パランデル家は、その飛び立つ日までに「やらねばならぬ」をどっしと抱えた2人が、ゾンビのような形相で目下の課題を消化しつづけております…。

ミッコのメインミッションは、修論のブラッシュアップと中国語と出国3日前にヘルシンキで開催される日本語能力試験の試験勉強、柔道ジュニアチームのコーチ、そして土方バイト。一方私は、昨日にポスター発表と論文中間発表用の先出し原稿提出が片付き、来週に中間発表、再来週はオポーネント役、それから出国までに入稿予定の記事があと3本、年明けのコーディネート業、取材業などのミーティングやアポ取りが随時、そしてカルテット練習&編曲作業…。
互いに、試験対策を手伝ってあげたり論文や業務メールのネイティブチェックをしてあげたりと実務的な部分で支えあいつつ、基本的にはお互い自分の部屋に籠ったきり。。私は完全夜型、あっちは超朝方なので、寝る時間も下手すりゃきれいに入れ違ってしまうという(苦笑)

二週間後…まずはご飯よりお風呂より、時間感覚も位置感覚もゆらいでネットも気にせずぼんやりできる機内時間が今から楽しみであります。。

写真はスタミナつけるために昨日食べた学食のグレードアップランチ。目の前でオーダー後に焼いてくれるステーキランチの週替りメニュー、レバーソテーとあめいろ玉ねぎ、ポテトのハーブグラタン添え。これにサラダ取り放題とパンとドリンクが付いて4,95ユーロ。これ以上コスパの良いレストランが果たしてフィンランドにあるだろうか…笑


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寝るまでもうひと頑張り

posted by こばやし あやな at 09:45| Comment(0) | わが家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月25日

結婚式ウラ話(3) 役所での人前式

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しばらく途絶えていた結婚式ウラ話シリーズが、二ヶ月近くたち記憶も薄れ始めているころにまさかの復活(笑)写真係を務めてくれていたアレックスが今頃になって、編集済の追加写真をいくらかくれたので、このシリーズも新婚旅行に旅立つ前には完結させておかねばと思い…。ちなみにこれまでの結婚式関連日記は「結婚式ウラ話」カテゴリーからさかのぼってくださいな。

今日はいよいよ、結婚式本番のお話。フィンランドで婚姻する場合、誓いを立てて夫婦として認めてもらうための公式的な儀式(Vihkiminen)として、教会の牧師さんの前で誓うか、市の住民登録所(マイストラーッティ)に設置されたセレモニールームで役所の人と承認者たちの前で誓うか、を選ぶことになります。で、私たちの場合は自動的に後者に。なぜなら二人ともキリスト教徒ではないから。もちろんそれでも教会で執り行うことは可能ですが、そうなるともう完全に雰囲気重視名義ですね。そういうの、まったく興味なし(笑)日本でもにわか&手頃キリシタン化ウェディングスタイルには違和感しか抱けなかった天邪鬼な自分なので、キリスト教国でも教会以外の選択肢がちゃんとあって良かったです。
まあ何よりマイストラーッティといえば、先週の日記にもちょっと書き走ったように、長らく私の住民登録トラブルを解決してくれなかった張本人たちの本山ですからね…正直恨み辛みのつもる場所ではあるけれど、だからこそここで堂々と彼らの前で愛を誓い夫婦となって、否応なしにちゃんと私をユヴァスキュラ市民として認めてもらわねば。

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マイストラーッティでの人前式の日取りは、楽々ネット予約で。最短一週間先でも空いていれば予約可能です。ただしなにせお役所なので、営業時間外では式を執り行ってくれません。要は、平日の日中しか選択肢がないということ。今回、私の家族はこちらに駆けつけることはできずスカイプ越しに式を見守ることになっていたので、父の帰宅時間と時差とを考慮して日時を確約。式の一週間前までには一度2人でマイストラーッティを訪れねばならず、そこで2人の未婚証明(※我々外国人の場合、事前に日本から戸籍謄本を取り寄せ、さらにそれを大使館に提出して英語版の婚姻要件具備証明書を作成してもらう必要がありますよ)や新しい姓の登録、会場の下見と簡単な段取り確認をおこないました。
セレモニールームは思ったよりは広く、シンプルきわめたザ・無宗教ニュートラル空間。式当日には、承認者としての2人の立会は絶対で、あとは部屋に入りそうな限り何人呼んできてもいいですよ、と。椅子は足りないけれど、最大20人くらいは参列できるかしら…

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さて当日。参列してくださる皆さまをロビーでお迎えしてから、我々と承認者(ミッコのご両親にお願いしました)は受付で本人確認と署名を。

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前室でドキドキしながら開始時間待ち。
…あれ、ドキドキしてたのはミッコだけかな?私はスカイプテストおよび、両親への、今回の参加者の皆さんの紹介にスマホ片手に入場直前までちゃきちゃき走り回っておりました。。

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時間が来てまず参列者の皆さんが中のギャラリー席につき、召喚を受けて2人で入場(といっても着地点までの距離10m未満)。マイストラーッティでの式はうわさ通りのスピーディさと簡潔さで、役所の人が壇上で読み上げる文言書(あらかじめウェブ上で予習可)を理解して、新郎新婦それぞれがいわゆる「誓います」の一言に相当する「タハドン(Tahdon)」という返答をすればOK。

式の始まりが3時半だったのですが、私はお昼前からヘアメイクなどでバタバタしていて完全にお昼を食べ逃してしまっており、実は式の開始前から緊張感よりも空腹感に身体が支配されることに…。ロビーでの待ち時間、来てくれた親友たちはフィンランド人たちでも日本文化に精通した人が多かったので、「タハドンといえばさあ、今のコンディションだとなんか丼ものの名前に聞こえてくるよね…ついうっかりテンドンだのギュウドンだの言わないようにしなきゃ、ハハ」なんて実のない会話をしてて、とは言えそのときはまさか本場の緊張感のなかでまあそんなアホな妄想、思い出す余裕もなかろうと思ってたのに、実際にあの場に立ち、私への誓の事項が延々と述べられるのを聞いている間、悲しきかな私の脳はタハドンという聖なる一言を死守するために、他の美味しそうな丼たちの名前の封印作業に必至になっておりました。。。ウナ丼ちゃうで、タハ丼やで、タハ丼、ほらっもうすぐ来るよ…せえの……「…タハドン。」ほ、無事に言えてよかった。。
長年の音楽活動による舞台慣れとは恐ろしいもので、こんな一世一代の超重大場面でさえも、良く言えば状況を冷静に分析し空回りしないための余裕をもたらし…残念に言えば他ではなかなか味わえない緊張感からも我が身を引き離してくれてしまうのね。。

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タハドンの儀式を無事にクリアした後は、同じく役所の方が希望制のサービスで夫婦愛についての詩の朗読してくださるのをニコニコ聞いて、証書をいただき、見守ってくださった方々の前で誓いのキスをして(身長差ゆえ私キリンみたくなってますが…)これにてめでたくゴール・イン!

その後、(後談では彼的にはサプライズみたいなものだったらしいけど)ミッコが私のことや夫婦生活がはじまることへの決意などを皆の前でスピーチし、そんな息子の晴れ姿に感極まりいてもたってもいられなくなった?ミッコパパが、これまた即興で円満生活のための心構えや祝福の言葉をその場で熱くロングスピーチ!ミッコママ終始横で「あちゃー」顔(笑)。非形式的だからこそ決まりきった儀式部分以上に心に刻まれるような、ゆるくて暖かい余韻の時間を経て、最後にみんなで記念撮影をしてこの場はぶじお開き。

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新郎新婦もさることながら(笑)、参加者のこの気張らず自由度の高いドレスアップが、なぜかしみじみ嬉しかったな。とにかく非日常のスペシャルな一日!という雰囲気にはなってほしくなかったから。

さてさて、次回シリーズ最終回(笑)、人前式後に場所を移して開いた小さな披露宴について。たった二週間の準備期間で用意した、パランデル夫妻ならではのお披露目パーティとは!?

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今日は急に気温が上がってきて、道路が雪解けで大嫌いなカオス状態に…

posted by こばやし あやな at 07:10| Comment(0) | 結婚式ウラ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

パンケーキブームが北国に到達?

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日本では近年パンケーキとかポップコーンとかのブームがある(もう過去の話?)らしい…などとという噂がときどきこちらに住む日本人たちの会話に出てきて、へぇそんなものがと驚いたりするんですが、そのパンケーキブームとやらが海洋を漂流しついにこの北国にまで到来したのでしょうか。あるいはたまたま私が意識するようになっただけなのでしょうか、最近こちらでもpannukakku(パンケーキ)がやたら以前よりお洒落にアレンジされてカフェなどで目につくようになった気がします。
まあ、言うてもパンヌカック自体は決して目新しいメニューではなく、むしろ昔ながらの素朴なオーブンデザートのひとつ。日本のホットケーキのようにバターやハニーがじゅっと染みこむスポンジケーキとは違って、天板いっぱいに流し固められて熱で表面だけぷっくり膨らんだ、結構厚みと弾力のあるハンペンあるいはちぢみのようなもっちり生地。それを四角く切り分け、クリームやジャムを乗せて食べます。
イメージ的にも従来のパンヌカックって地味で古臭くて若い子受けしにくい印象。それが近頃はトッピングのバリエーションによってゴージャスに飾り立てられ、今風のハイカラデザートの装いになりつつあるようで。

で、ついに先週、もともとオウルで有名だったパンケーキ専門レストラン「Pannukakkutalo」が、わが町ユヴァスキュラにもお店をオープンさせ、地元民たちの間でにわかに話題になっております。どんなもんかいなと、昨日図書館帰りに友人2人とさっそく偵察に行ってきたのですが、まず、話題と言っても原宿のどこぞのように人が期待を胸に行列をなして順番待ち…というわけでは断じてなく、入店した段階では広い店内にわりと空席も目立ちました。我々が帰る頃には気づけばほぼ満席になっていたのですが。
定番の甘いパンケーキからしょっぱい料理パンケーキまで…と、選択肢は確かに充実しているのですが、少なくともお料理系メニューは、どう見てもその辺のピザ屋さんのメニューと何ら変わりなく…サラミだのサーモンだのケバブだの乗ったものもあって、組み合わせも例えば肉+パイン+ブルーチーズ…だの、まさしくフィンランドのピザ屋を彷彿とさせるバリエーションのオンパレード(苦笑)飛び抜けて高かったけどトナカイ乗せもあります。
対するスイーツメニューは、これは日本のスタンダードなクレープ屋さんと大差なし。シンプルなチョコクリームにはじまり、バナナキャラメルとか、アイス乗せとか、こちらもさして斬新さに唸らされるようなメニューは特にありませんでした。オープン記念メニューのラズベリー&ホワイトチョコをはじめ、3人で3枚別のものを頼んで3分の1ずつシェア。

うーん、確かにこういうタイプのカフェデザートは今までなかったといえばなかったかもしれないけれど、もちろんマズイわけがないけれど、でも見事なまでに想定内の味だった(笑)生地も丸いだけでいたって従来のフィンランド風パンケーキ。そしてトッピングも、まあ見たまんまの味。こうも裏切られないと、なんとなーく裏切られた気分になる我が心はあまのじゃく??…でも、絶対日本のはやりのパンケーキだって、ポップコーンだって、期待して並んでやっと卓上に出てきて一口食べた時は、結局おんなじような心地になるんじゃないかと勝手に察しております…(もっと革新的なスゴイものなら、ごめんなさい…)
なんか、人生で初めてナタデココを食べた時のような、ブームに乗っかってみたらなるほど衝撃が舌に刷り込まれた!っていうような味覚との出会いって、もう今後そうそうないもんですかね。

P.S. パンケーキ攻略アドバイスとして、一人で同じ味のものをまる一枚平らげるのは正直ぜったい飽きるので、数人で複数の味をシェアするのが賢いですよ。

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今日は3回も洗濯機を回して充足

posted by こばやし あやな at 05:54| Comment(0) | Suomi×ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月22日

湖上に浮き出たアールト模様



今朝は少しだけ地面の雪がかさ増しされていました。首都圏の方はもっと集中的に降ってしっかりつもったとか。

今週は結局安定の氷点下続きだったので、街の一番大きな湖も徐々に凍り始めています。完全に凍ってしまう前の湖観察というのが毎年面白くて、深度とか曲部的な水温の違いに具合が支配されるのか、凍りかけのタイミングで雪がうっすら積もると、幾何学的なテキスタイルパターンが湖上に出現するんです。

今日は、あれれコレって、お馴染のアールトベースデザイン...??にしか見えない斑模様に遭遇。有機的なデザインと言われるだけあり、アールプロダクトはやはり自然の中から見つけ出され、いつまでも眺めていられるように結晶化されたもののような気がしてきます。

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今週は週末も図書館通い詰めであります。。
posted by こばやし あやな at 19:56| Comment(0) | Suomi×歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月21日

景気付けの光源

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ああ、そういえばもうかれこれ二週間以上、太陽を見ていません…。雲間に時折ちらっと見える青空の断片に充分興奮してしまうくらいに。
こういうこともいちいち立ち止まって気づかない(ふりする)のが、死の月の異名でお馴染みフィンランドの11月を乗り切るコツなんだとわかっちゃいますが、家のドアを開けて一歩外に出た時のテンションというのは否応なしにそのときの空模様に左右されてしまうので、最近はずっと、バタン。はいっどよーーん、しょぼ〜〜ん。。ドンマイ私!…の繰り返し。幸い昼も夜も室内でやることや楽しみは多いので、たとえ朝一で出鼻をくじかれてもその下降気分を日中引きずっている余裕?はないですが、この時期の太陽光はつまり最高の「景気付け」なんですよね。一瞬光が射してくるのに出会うだけでも、「わーなんて幸せ!神様ありがとう!今日はまだまだ良いことありそう!」と根拠なく思えてしまうあのポジティブ波…そろそろ一瞬でも降り注いでくれ〜!

ちなみに、これまた見ないほうがいいとわかってながらもつい毎日怖いもの見たさでクリックしちゃうのですが、週間予報は発表されてる限り、先10日間すべて雲(または雪雲)マークです。。

...私も周りのあなたも、ドンマイ!!!

ayana@jyväskylä.fi


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明日の朝はブートキャンプで身体を動かしてリフレッシュ!
posted by こばやし あやな at 05:55| Comment(0) | Suomi×歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

今更ようこそ!?

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今日もたわいのなさすぎる図書館缶詰の一日を終えて、帰宅し、郵便受けをのぞいたら、待望のジャパン・レール・パスと、そして写真のユヴァスキュラ市のロゴと鮮やかな航空写真が刷られた規格外サイズの葉書が私宛に。そしてそこに書いてあった内容に、驚き呆れることに…

「ようこそ人生の最高の時間を過ごしに!…新しい市民の方へ。あなたがユヴァスキュラに暮らすことを選んでくれて、私たちは嬉しく思います!」

。。。えぇと。わたくし、ユヴァスキュラ暮らしはもう4年目、市の建築の日本語ガイドも務めておりますが、これはどういったご冗談でしょうか。

まあ原因はわかっています。というのも事実、私が真のユヴァスキュラ市民と認められたのはつい先日、入籍して、配偶者ビザをもらって、それからのことだったのです。この背景には語り出したら100%愚痴にしかならない、私の住民票をめぐっての市の住民登録所でのトラブルに次ぐトラブルがあったのですが、結果的にはこの重なる恥辱と世知辛さがきっかけとなって結婚に踏み切ることになり、今こうして家庭的にはより楽しく幸せに過ごせ、社会的にはようやくほぼフィンランド人同様に権利と保証に守られた住民として受け入れてもらえたので、過去のバツの悪さはもう思い出さないようにしようと思います(…って、このハガキによって久々にほじくり返されたのだが苦笑)。

それにしてもこの市からの浮かれたウエルカム葉書には、特に何か市から新市民へのサービス内容や具体的な暮らし情報が書かれているわけでもなく、ユヴァスキュラは国内の住みたい都市ランキングで2位なんだよ〜とか(確か最新ランキングではランクダウンしてたと思うが)、最も子育てのしやすい街なんだよ〜(これは先日仕事で市のさまざまな保育・託児施設などを見て回ってそうかもしれないと思った)とか、ともかくポジティブ情報ばかりが満載で、コレをわざわざ送ってくる意味はあるのか?と感じつつも、私のように曰くつきでなく、晴れて見知らぬ街に越してきてユヴァスキュラ市民になったフレッシュさんたちにとっては頼もしく嬉しいサービスなのかもしれません。ううむ、なんかやっぱり私いまだに精神面の損をしている!?

ともあれ、この真っ青な湖の両岸に、鬱蒼とした森に守られながらコンパクトに開けたわが町の航空写真を見ていると、やっぱりこの街はあらゆる要素がグッドバランスで動きまわりやすくて、住み良い素敵な街だな、とは素直に思いますね。大学町ならではの、若者たちが市民を巻き込んだ楽しいイベントも多いし、芸術文化も踏ん張ってるし、日本人・外国人としての生きにくさや寂しさもまったくないし(強いて言えば一軒でも日本食レストランがあれば…とは思うけど、どうせ家で毎日のように作るんだし外食しないし今更あっても通うわけじゃないか…とも思う)。

あと何年この街に暮らすのかはまったくわからないけれど、ここはもうれっきとした私のフィンランド第一の故郷だし、私としては引っ越しの要因さえなければ当面ここに根をはってもいいなと思えるくらい、お気に入りの街です。

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明日は早朝から日本とのスカイプミーティング!



posted by こばやし あやな at 06:42| Comment(0) | Jyväskylä-ユバスキュラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

キャンパスにあった伝説的な沼

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以前もちらっと書いた気がしますが、教育学部の初等教員をめざす学生と、文化環境保全学科の学生と私たち芸術教育学チームが合同で、街の文化・環境遺産の重要性をどういう角度から認定し、保全や学びの場として多角的に利用していくかについて毎回小グループごとにケーススタディする授業が佳境を迎えています。最終課題は、大学キャンパス内の建物・モニュメント・景観をひとつ自由に選んで、(大学内の付属)小学生、中学生、高校生、大学生、職員や関係者、一般市民など対象者も具体的に選んで「学び・気づき・体験を与える課外授業(ないしイベント)」を具体的に企画するというもの。実際にプロジェクトを実行するわけではないのですが、この企画に関するポスター発表とより詳しいプレゼン、最終レポートを出して、単位を請うことになります。

グループ課題は、もちろんやることも多いし議論をまとめるまでが大変だけど、いつになっても外人一人丸腰で戦うのはハードなので、こうした集団戦のほうが自分の強みが活かせるパートに集中できるからありがたい。。
つまり、私は一応かつてDTPを職の一部としていたので、ポスター制作ならいくらでも引き受けますよ、だからレポート作成はヨロシクね、というわけ。言葉でなくビジュアルでの惹きつけと理解を狙うなんて、いろんな意味で自分向きですから(苦笑)

ユヴァスキュラ大学のキャンパスといえば、世界的には「名だたるアールト遺産」のひとつ。でも、当のユヴァス大生にとってはアールト建築部分の建物は総じて使い勝手があまりよくなく評判もイマイチで、いっぽう、1800年代、1900年代前半にできて今も残るクラシカルな建物のほうがよっぽど価値があると言い切る人は少なくありません。実際、キャンパスを眺めると、創立当初(どころか、それ以前から敷地内にあったユヴァスキュラ最古の木造小屋も残してある)から今日までのあらゆる建築様式の建物が見事にバランスよく残っていて、フィンランド建築史の流れを概観できることが、一番意義深いのではと個人的に思っています。

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ともあれ今回はひとつに絞らなくてはならないので、チームでの散策の末に私たちが選んだ場所は…実は、厳密にはもう大学内には存在しない、モイリスランピという名前の大きな沼。1880年代に、キャンパス裏手に今でも残る雑木林のなかに、消防水利としての人工沼が作られ、運動場整備計画が持ち上がって埋められてしまった1930年ごろまで、ユヴァスキュラ大学生たちにとっての「伝説的な」青春舞台だったのだそうです。
この沼の存在は現在の学生にはほとんど知られておらず、私たちも大学の資料館で情報収集するまでまったく知らなかったのですが、調べれば調べるほど、当時の学生たちのモイリス沼への奇妙な思い入れやこうれ行事が明るみに。

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まず普段のこの沼は、学生たちが友愛を、そして恋愛を育むロマンチックな場所、であったらしい。といっても、大学キャンパスの中心地のすぐ裏手で隠れ家といった雰囲気でもなかったはずですけどね。京都の鴨川のように、授業をサボって湖畔何メートルおきかにカップルがラブラブしている光景が見られたのでしょうか。
ところがある日、とある熱愛中のカップルがこの沼に落ちて二人とも死んでしまうという悲劇が起こったのだとか(真偽はまったく不明)。以来、ここでいちゃついているとこのカップルの亡霊に取り憑かれる、という噂まで広まったのだそうです。作り話のようによくできた話だこと!

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それからテストシーズンが終わると、この人工沼にテスト勉強に使った参考書などをすべて沈めるというのも、学生たちのしきたりだったのだと。この沼を埋め立てるときには、一体何冊のテスト本の残骸が拾い上げられたのか、はたまた全部今でも雑木林の地中に埋まっているのか…

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そして極めつけが、年度最後の夜に女学生たちが繰り広げたという、白装束を着てキャンドルを手に沼の周りを延々練り歩くという、完全なるオカルト儀式。動機や由来など一切不明。こうして写真に残っているのだから、タダの言い伝えではないのでしょう…一方ちなみに男子学生は何をやっていたかといえば、スッポンポンで湖畔マラソン(そして沼にダイブ?)www いつの時代も男児が考えつくことの低能さは同じよのう。。

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1880年代〜1930年代といえば、独立だの内紛だの国家がまだまだ混乱していた時期。大学という場所も、今以上に敷居の高い場所だったと想像されます。いつの時代も、そんな選ばれし人たちが集った学び舎でさえ、学生は遊びに恋に羽目外しに一生懸命だったことを思うと、やはり大学生活って人生のひときわ特別な通過トンネルみたいなものなんでしょうね。私もようやくその先の光が見えるところまで走ってきたけど、この虹色トンネルを脱出するまでにはまだもう一息!

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唇の極度乾燥がひどい…



posted by こばやし あやな at 08:06| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

後のお祭

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朝、目覚めたら11時半でした。オハヨウだなんて、言えやしない…
さらに驚きだったのが、翌日の片付けの時間を想像しただけでうんざりしてたほど、寝室以外の全室に放置しっぱなしであった山のような食器が、コンロ周りが、キッチンが、恐る恐る寝室を一歩出ると全部完璧に洗われぴかぴかに片付けられていたのです!!ううう、主夫よ、いつも尻拭いばかりを率先してやってくれて、どうもアリガトウ…柔道着は、私が洗っておくから…

私は朝のコーヒー(だから朝じゃない)をすすって一息ついたあと、冷蔵庫整理に着手。昨日無我夢中で出し入れしていたので、何がまだ残っているのかも把握できていなかったので。そしたらなんと、個数限定だった抹茶ロールの切り分けの出し忘れが一個コロっと出てきた!あと、ゆるいので型崩れを恐れて冷凍していたエビカツのタネもひとつ…あのとき見つかっていればよかったのに、という後悔よりは、タナボタ気分が上回る♪ほとんど、自分たちが食べ損ねたものばかりだったから。
抹茶ロールは、スポンジ生地はすごく上手く言ったのに、クリームが乳酸不耐症の人を気遣ってラクトースフリーの生クリームを泡立てたところ、いつまでたっても角の立つところまでいかない程度のゆるさ止まりで、結局ロールもぺしゃんと巨大だし巻き卵形になってしまったのが残念。この(着色コーティングに頼らない)緑色のケーキ、「ちょい気味悪い…」という第一印象をもらす人も。こちらのカラフルケーキの謎の人工着色料よりよっぽど安心・美味ですよ!!と内心思いつつの私のセールストークに乗せられて挑戦したお客さんは、もれなく喜んでくれてたけども。

夜は、あまり食材でもう一度メンチカツとコロッケのタネをせっせと成形し、さらに昨日作り損ねた、我が家自慢の乾燥キノココレクションから何種類かをミックスしたクリームコロッケも準備。これで来週の相方のバイト弁当おかずには困らない(笑)さらに昨日来れなかった友達や今回もう一つのダイニングテーブルセットを貸し出してくれたカティを招いて、改めてミックスフライ定食にて打ち上げをしました。次回はこういう「定食屋さん」をやりたいなあ。ご飯、味噌汁、小鉢、キャベツ千切りと添え野菜をデフォルトにして、メインディッシュだけ選んでもらってつくりたてを食べてもらえるような。ご飯はもちろんおかわり自由で(笑)ああこんなこと書いてたら大戸屋に駆け込みたくなってきた…

そうそう、これまた昨日出せずじまいだった自家製あんこのおぜんざいもようやく完成させたので、デザートにみんなで実食。フィンランド人たちには(曲がりなりにも二人とも和食に慣れた日本びいきたちですが)、ぜんざいは食べにくいしあんこが液状化というのがあんまり受けず、添えていた塩昆布のほうがよっぽどお気に召しているようすだったので、うかつに昨日出さなくてよかったのかも…?

コンサートにレストランデーにとイベント続きだった一週間。来週は予定帳もいたってシンプルなので、帰国前柄に控えてるゼミ中間発表の準備に専念しつつ、旅行の計画を進めたりもしながら、少し呼吸を整えたいと思います。

ayana@jyväskylä.fi


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来週の週間天気予報にもひとつも太陽マークが見当たらない…これぞ!な11月やな
posted by こばやし あやな at 08:42| Comment(0) | わが家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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