2014年10月27日

マズイ、もう一杯!

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昨日からウィンタータイムが始まり、日本との時差が7時間になりました。
といっても最近の電気機器はどれもこれも賢くて、放っておいても時差を自主調整してくれるので、朝に手で長針をくるりと回して再セットが必要なのは、唯一キッチンのトナカイ時計だけ。街中の時計はしばらく混乱しているので、この季節は信じちゃあいけませんよ。

冬時間になると、それまでの午後5時が一夜にして午後4時になるわけで、やはり一気に活動時間が暗くなったなあと感じて戦々恐々とします。もちろん夜明けは1時間早まるわけですが、もともと完全夜型人間で、最近は修論没頭のため朝っぱらから始まる授業も出張仕事もほぼない私にしてみたら、朝はいつでもすでにある程度明るいもの(一ヶ月後はさすがにそうも言ってられなくなるでしょうが)。この損失感を埋めるにはとりあえず一時間早起きしろって話ですね…。でも正直、朝●時にどこに行かなきゃならない、という確約された予定もないのに早起きするのは本当に苦手です。寒くて暗い季節は目覚めも悪いし、かろうじて起きてもしばらく全然頭が使いものにならないし。結局、その日その日のスケジュールやタスク量によって、次の日の(最遅)起床時間を決めて目覚ましをセットするのが長年の習慣なので、私の生活には確固たる生活リズムみたいなものがありません。

そんな私と対極的なやり方で日々を律しているのが私の相方。休日だろうがなんだろうが、同じ時間に寝て同じ時間に起きる。最近始めたバイトのせいで朝4時半起きを強いられる日は、そのぶん寝る時間を早めるか昼寝して睡眠時間は一律にする。睡眠時間だけでなくて、毎朝かならずこのコーヒーをすすってからでないと一日を始められないとか、一日何分はこのメニューで筋トレだのストレッチをやらないと落ち着かないとか、一日何字は新しい漢字を覚えないと気がすまないとか、一日何ページは就寝前に読書しないと寝る気にならないとか、もうそういう日々の自主ルーティーンワークが多すぎて、正直、気まぐれ礼賛で生きる私にとっては尊敬どころか理解に苦しむ域です(笑)
「昨日と同じ今日はいや」な非日常重視型の私。「昨日と同じ今日が幸せ」な日常重視型の相方。まさに人生の根本的な部分で考え方が食い違っているわけです…。

まあもちろんそんな2人が生活を共にするからといって、どちらかがどちらかの価値観を押し付けることもやんわりそそのかすこともなく、基本的に双方マイペースを貫くことに慣れているので生活パターンはすっかり別進行なのですが、ご飯は可能なかぎり3食一緒に食べたい+共通の休日は一緒に何かして過ごしたい、というミニマムな欲を叶えるために、ちょっとの妥協というのか歩み寄りを、共に余儀なくされています。私の場合は、相方のバイトが無い日の朝は早起きに付き合って朝食を一緒に食べる、相方の場合は、たまには漢字のテキストを閉じて何か遠出やイベント的な非日常に専念する。など。今くらいがいろんな理想と互いの心地よさをグッドバランスに保てていてちょうどいいなと思っています。近い将来それぞれが学生生活を抜け出したらまた状況は大きく変わってくるのでしょうが、それまでは。

…といいながら、最近は(暗さ寒さ超低血圧を言い訳に)ほんっと私の目覚めが悪くて、やるせない。一度起きても、いつのまにかフラーっとベッドに吸い寄せられて、無意識に深い眠りの世界に引き戻されてたりする。。加えてこの寒い季節、身体に合わないサイズの楽器を支えっぱなしの左腕の付け根から背中にかけての筋肉だけが慢性的にゴリゴリに凝ってて辛いので、諸々に見かねた相方より、最近は起き抜けに「朝の柔軟体操」の指導が入るようになりました…。柔軟といっても、あのつま先にプルプル手を延ばす前屈は「クラシック」だそうで、それ以外にも私の筋肉疲労部分をピンポイントにほぐすためのスペシャルメニューが毎朝提示されます。身体硬い私にとって今も昔も柔軟と名のつくものは苦痛でしかないんですが、私が悲鳴をあげながらワンセットやったあとに、「マズイ、もう一杯〜♪」と、どこでそんな魔法の掛け声を覚えてきたのか、笑顔でもうワンセット強要してくる体づくりオタク…

横暴きわまりないけど、さすがにこれを起き抜けにやると、嫌でも目が覚めます(苦笑)ただでも、どんなに体にいいとか目覚めにいいとかわかっていても、毎日毎日こんな同じ地味なことが続けられないのが非日常重視族の悲しい性なのだよ。「(バイト帰りに)今日はちゃんと柔軟やった?」「う、うん、まあ。。。(夢の中ではね)」…今更この本質的な性分は変えられないっすよねえ…私の意志が弱いだけなのか?

蛇足ながら朝ごはんは、一晩置いて真っ黒になった大根の煮付けと、白ご飯と、高菜。大根は豚バラと一緒に炊いてるけど、ミッコはこのメニューに限っては肉はいらないくらい大根が好きらしい。「昨日の晩より味がこくて美味しくなってるねえ」と言いながら朝から白ご飯を掻き込むフィンランド人との平穏で質素な日常は、これからも変わらず、細く長く続いていってほしいものです。

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さいきん四六時中、空が灰色。

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2014年10月26日

同郷同世代コミューン

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ユヴァスキュラには、他の街と比べて在住日本人の年齢層が圧倒的に若いと思われます。嫁いできたり仕事で滞在する人がとても少なくて、ユヴァス大や各高等専門学校にやってくる留学生および研究者が9割以上を占めているはず。しかもそのうち8割くらいがハタチ前後のうら若き交換留学生。私のように正規で何年も大学に留まっている立場だと、秋にやって来ては一年で去っていく交換留学生の子たちとの年齢差が、確実に年々開いてゆくわけで…過去3年を振り返ってみても、(自分が3年前から日本の情報を間接的にしか受け取っていないのもあり)徐々に徐々に、ちょっとしたことで世代差を感じることが増えてきたなあと実感しています。毎年留学に来る学生たちは基本的にしっかり者が多いので取り立てて「ゆとり」視する気はないので、まあ主には、好きだった番組やアーティストの名前を言ってきょとんとされたり、阪神大震災のときはまだ母親の腕の中だったから記憶もありませんと冷静に言われたり、そういうほんとにちょっとした瞬間なんですけども。それもそのはずというか、もうぼちぼち、私と一回り違う世代の子が交換留学にやって来たりもするんだもんなあ。

幸い大学には、自分とほとんど年齢差がない(そして自分同様一度社会人も経験してから浮世離れの道を選んだ)マスタープログラム生やドクター、ポスドクの日本人も何人かはいます。そんな彼らとつるんでいる閉鎖的な時間は、言語とコンテクストの読み合い労力も最小限で済むし、一番ラクでほっとするのも事実。週末ごとに誰かの家に押しかけて、ひと知恵ひと手間ひと金かけたちょっといいご飯を作って、一時帰省や出張先で手に入れたいいお酒や食材を囲んで、互いの専門的な学問話や研究室の話題もちょっぴり交わしながら、基本的にはどうでも良い話題をぐだぐだ続けつつボードゲームに明け暮れる。人生への希望や野望やこだわりはちゃんとあるが、多くは他人に語らない、オーラに出さない。無理しない。流されない。今宵も若者たちがどこぞでハロウィンパーティに湧くなか、研究室ゴシップを密告しあいつつ淡々と生地をのばし、ちらし寿司と豚汁と手作り餃子を囲んで延々と実のない談笑。これでいいのだ。そんな我々、自称ユヴァス大の「トニセン」。はい、この言葉が?な人はこのグループには入部資格が無いと思って下さい(笑)

写真は今日の夜会とは全然関係なく、昨日の晩御飯につくった激辛坦々麺と餃子と勢いで買ってしまったアサヒ黒生(1本約600円!!涙)です(餃子のタネが余り過ぎたため今日の会合に提供)。唐辛子味噌や豆板醤だけでなく、スーパーにハバネロが売っていたのでとどめに刻んで投入。これは冬を楽しむ新定番メニューとなりそうです。

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坂本クンはもう43歳なのか…

posted by こばやし あやな at 06:50| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月24日

冬のせいにはしたくないが



明日で今週のウィークデーも終わってしまうけど、今週はなんか低調子だったな。一日のエンジンかかり始めるタイミングが遅すぎて、夕方以降に何も終わっておらずワタワタしてばかり。
とりあえず、ビタミンDをそろそろ飲み始めますかなぁ。なんか年々、この時期から始まる太陽光欠如のワナの深みにはまってきてる気がするわ。。意識しすぎな(言い訳材料にしてる)だけな気もするけど。


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週末には気分転換で遊びに行きたい



posted by こばやし あやな at 01:16| Comment(0) | わが家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月23日

結婚式ウラ話(2) 両家への挨拶のこと

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ふいぃ今日は昨日までに増して、骨身にしみる寒さの一日でした。おかげで沼や湖の表面も凍り始め、今年はじめて冬を迎えるのであろう成長期のカモたちが、「え、ちょ、何コレ、湖の上歩けちゃうわけ!?」みたいな感じでアイスリンクの淵で恐る恐る足を出したり引っ込めたりしながら、安全であることがわかるとガァガァと聞いたことのない豪快な声をあげてペッタペッタ歩きまわっていたのが愉快でした。いよいよ冬がスタートを切ったようです。

しばらく「結婚式ウラ話」シリーズが後に続いていないのは、単純にフォトグラファーを務めてくれた友達からまだ写真をほとんどいただけてないからです…。彼も今論文にバイト探しに忙しいようなので、こちらも気長に待ちましょう。ただ、個人的に「2人揃っての一時帰国もされていないなか、両家への挨拶はどのように済ませたのですか?またフィンランドでは家族などへの挨拶の際の形式やしきたり、結納みたいなものはあるんですか?」とご質問をいただいていたので、今日はそれに対する回答を挿入編として書いてみます。

まず現代のフィンランド人同士のカップルが、式当日までにカップルおよび両家の両親が対面するような場をセッティングするかどうかは、まわりの反応を伺う限りでは「やる人たちはやる、でも絶対必要なことでもない」という認識のよう。もちろん日本のように「娘を遣る/娘さんをください」という一方的な出入りの感覚もないし、娘と息子の婚姻によって二つの家系の交わりが生まれる(絶対的な付き合いが始まる)という感覚もだいぶ薄いのかな、と感じます。ですからもちろん結納みたいな物品交換の風習も現代にはありません。

私たちの場合も、事前に両家顔合わせというタイミングはまったくありませんでした。私たちの場合は明らかに物理的な理由ですが…。それぞれの両親への報告は、2人で婚姻という選択を見据えた段階で(いわゆる婚約? 2人の話し合いのなかで結論を出した、みたいなものでしたが…)、それぞれの自分の両親に、近いうちに入籍する意志がある、役所での入籍日が決まったら改めて2人で挨拶する、ということだけを伝えていました。私の両親には、もちろんスカイプ越しに(メールだったかもしれない)そのことを伝えました。こんな簡易報告で双方から待ったがかからなかったのは、ひとえに両家両親が、すでに我が子の相手と少なからず面識があり、国籍が違えど相手のパーソナリティをちゃんと信頼してくれていたからに他なりません。我々がそれぞれの両親の母語でコミュニケーションが可能というのも、国際結婚とはいえ安心材料のひとつだったのだろうと思います。ミッコは数年前にうちの両親と温泉旅行に行ったとき、どこで覚えたのかうちの父と二人きりの浴場で「お背中流しましょうか」と声をかけほんとに身体洗ってあげたらしいので、今思えばここでポイントを荒稼ぎしたと言えるでしょう(笑)

2人揃って、それぞれの両親に正式な挨拶回り(もちろんここでも私の両親へはスカイプ越しでしたが)をしたのは、役所での式およびアフターパーティの日取りが正式に決まってから。実は、挙式の2週間ほど前という凄まじいタイミングでした。…挙式日の決定が当日2週間前だなんて、日本の常識を逸脱しすぎていますよね…いや多分フィンランドでもここまで切羽詰まったカップルは少数派だと思います。
このことは次回の「婚姻式について」の項目で詳しく話しますが…式を挙げる場所としては教会か市の役所を選ぶことになります。教会挙式だと日本の式場予約同様、何ヶ月も前から(人気の教会では1年待ちもざら)日を押さえておかねばならないようですが、私たちの選んだ役所の人前式の場合は、なんと日取りが気軽なネット予約なので、空きさえあれば一週間後にぽんっと執り行うこともできてしまうのです。もちろん本当はもっと前に(夏の間に)余裕を持って日を確約したかったんですよ!!でもとある事前手続きのひとつが、うちの街の役所で唯一最終判断できる職員がずーっと休みとってて一向に先に進まず、それをイライラしながら待ってたら結果こんなことに…なんともフィンランドらしい番狂わせでしたよ、トホホ…

ところで、今日の日本の新郎は、新婦の両親になんと言って結婚への賛同を嘆願するのが一般的なんですか??うちの両親への挨拶の前に、ミッコに日本でのこういうシチュエーションの台詞フォーマットを教えて欲しいと言われ、私は「とにかく「娘さんをぼくに下さい」とさえ最後に言ったらオッケーやで」と疑いなしに伝え、実際彼はスカイプ越しに、まずアドリブで私と結婚したい意を伝えた後、真顔でうちの両親に向かってその決め台詞を言い放ちました(そして父、爆笑しながら「ふつつかな娘ですが…」とお決まりの文句)。
…と、後でこちらに住んでいる日本人夫妻に話したら、「今どきそんなこという男はおらんやろ!!」と一蹴されたのですが…え、これってもう古いの!?!? 今更ではありますが、どなたか「今どき」の模範解答を教えてください…

まあそんなこんなで笑いに満ちたドタバタ挨拶もぶじに終わり(もちろん相方の両親サイドへの挨拶も気楽なムードのなかで恙無く果たし)、私はその数日後、晴れて式直前までの長期出張に繰り出したのでした。


…というわけで、前回もお断りしたように、私たちはいろんな面で独自のタイミングとフリースタイルを極めてここまで突破してしまったので、今後フィンランドで夢の挙式を…と考えている人には、どれもこれもあまり参考にならない可能性が高いこと、ご容赦ください。。
でも裏を返して言えば、そんな自己流がまかり通ってしまうくらい、フィンランドでの婚姻までの流れや挙式・ウェディングパーティのスタイルは自由で、人それぞれで、形式張る必要がない、ということなのかも。

そして私たちが、結果的に(ご覧のとおり相対的に相当イージーな)フィンランド流の考えや時間軸に沿ってあらゆるものごとを押し進めてしまったにもかかわらず、かたやれっきとした日本文化のなかだけで常識を培ってきた私の両親が、その都度日本という離れた場所から許し、賛同し、快く見守ってくれたことが、何よりすべての事をここまでスムーズに心地よく収束させてくれました。本当に、感謝がたえません。先日、新婚旅行と称しての丸一ヶ月日本行きのチケットを抑えたので、ここまで何もかもがメディア越しだったぶん、年末年始はミッコともどもちゃんと面と向かって話したり過ごす時間をたくさんとりたいと思います。ようやくの親戚へのあいさつ回りも待ってるしね。

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最近は日本旅行の妄想でなかなか寝付けない…


posted by こばやし あやな at 08:04| Comment(2) | 結婚式ウラ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月22日

第二言語話者のほうがよく知ってる文法

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ひゃーーさむいさむいさむい。下校時刻なんぞ、体感気温計はマイナス10度を下回っておりました。。街もほんのり雪化粧。冬がいよいよやって来ましたな。

今日ゼミの部屋に入るなり、マリアとテルヒが「アヤナーーー!"Kaksi lasta(数詞+単数分格の名詞)"のあとって、juoksee(三人称単数動詞)だっけ?それともjuoksevat(三人称複数動詞)だっけ?」とにじり寄ってきました。
最初、私のフィン語文法習熟度を試されてるだけかと思ったけど、どうやら二人とも、というかその教室に来てたネイティブたち全員マジで答えに自信がなかったらしい。。。私の教科書通りの回答を聞いて、「やっぱり文法を聞くべきは第二言語としてのフィンランド語スピーカーね!!!」と全員にんまり。そしてその後もここぞとばかりに母国語のあやふやな文法の質問ラッシュ!

はい、この例からもわかるように、フィンランド語学習者のみなさん、「(先生以外の)フィンランド人にフィンランド語文法の教えを請うてはいけません!!

これはもう経験上強く強く思うことです。前にも日記でまったく同じことをすでにグチった記憶がありますが、何語を喋る人にせよ母国語の(客観的、体系的な)文法理解度なんてたかが知れているとは思うけれど、はっきり言ってフィンランド人の、自分の母国語に対する客観的知識の乏しさ、さらには正しい文法に対する判定能力の乏しさは、申し訳ないけど呆れるレベルだと思います…。そこそこ優秀な大学の文学部の院生でもこんな感じですからね。。

そもそもフィンランド語では、本来正しいと定められている文法を、実際の会話で根本的に覆して使うのがむしろ普通…というケースが少なくないのが、この場合やはりよろしくない。日本のら抜き言葉みたいに、常識人なら本来いけないと分かっててつい…という罪悪感をともなった事象ではなく、それが口語の世界で常識化してしまっている、というレベルなのが、なんとも第二言語学習者泣かせ。。。たとえばHeのあとは-vatの語尾変化をさせた三人称複数動詞が来ますよ…て、こんなのまさに机上でのお話。口語ではだれもvatなんていちいち付けてないし、それどころかHeは人であってもNeを使うのが現実(文章を書くときはもちろん駄目ですよ)。ひと通り「正しい文法」を説明した後に、この世知辛い現実を我々につきつける時のフィン語の先生たちの眼の泳ぎっぷりが毎度切なかった。。
ついでにいうとフィンランド語文法って、規則に突っ込みどころのない、美しく整いきった文法体系に基づく日本語を母国語としている私たちから言わせると、やっぱりところどころ不完全さや破綻箇所が際立つ。だからネイティブでも冒頭のような確証を持てない文法事項がぽろぽろ出てきてしまうのは、仕方ないんだろうなあ…。

まあでも、そういう事情はもちろんあるにしても、自国の文化の嗜みのひとつとして、やっぱり母国語の基本文法の体系だった理解は蓄えておくべきじゃないかな、というのが私の持論。第二言語としての学習者の素朴な質問にある程度寄り添ってあげられるくらいには。多分こういう考えに至ってしまうのは、私自身中学時代そして高校時代にそれぞれ出会った、クセの強い国語の先生方から受けた影響が大きい。どちらの先生も、現代文にせよ古文にせよ、文を構成する品詞ひとつひとつを数式のようにすべて品詞分解することを学生に徹底させた。「言葉の表現というのは、文法という司法に基づくかぎり、どこまでも自由だ」と先生はよくおっしゃっていた。母国語なんてのは、実際は文法や活用のことなど意識しなくたって当たり前に喋れるし書けるし、正しいかどうかの判断はできる。けれど例えばこの品詞分解トレーニングによって、自分たちが何気なくしゃべっている言語には、確固たるルール、見事な規則、(ほぼ)例外ない法則がある…ということを実感させられたとき、まだ義務教育中の私でもその端正さに単純に感動して、日本語ってすごい!!!と誇らしく思えた。書道や文学みたいに、文法というのも自分たちの立派な文化のひとつなのだと。
そういう観点から、フィンランドに限らずどこでも、もう少し国語の時間に文法という世界の客観的学習に時間を割いてもいいのでは?と思うのですがねえ。

逆に(とりわけ日本で)フィン会話を学習中の方は、本に載っている文法一辺倒で勉強していると、いざフィンランド人の輪のなかに飛び込んだ時にギャップに打ちのめされる可能性が高いので、在日フィンランド人やスカイプフレンドなどをどうにかして一人見つけて、会話練習につきあってもらったり、テキスト見せながら「実際はこう言う」情報を引き出すことを強くおすすめします!

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今週まだまだ気温は下がり調子…


posted by こばやし あやな at 05:59| Comment(0) | フィン語奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月20日

誰もがサンタになれる方法

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突然ですが皆さん、これまで「クラウドファンディング」を実施したり、あるいは出資した経験はおありですか?
私自身も、かつて気にかけているバンドや観て面白かった映画がこの方法でCDや映画の制作資金を集めていた…ことからかろうじてその言葉を知っている(関わったことはまだない)程度なので、そもそも何それ?という方も多いでしょうか。クラウドファンディングとは、アーティスト支援でも政治活動でも企業サポートでも、対象になる土壌はなんでも良いのですが、「不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと(by wikipedia)」が、その定義のようです。
要は、何かこれから新しいことをしたい、でも自分だけでは資金調達が不可能(あるいは多くの人員協力が必要)…というときに、自分がこれからやろうとしているプロジェクトの面白さや意義をネット上で広くアピールして、それに賛同するネットユーザーたちから、(顔見知りでなくとも安全・簡単な方法で)資金援助などを受け付ける、というわけです。

このクラウドファンディングというやり方は、ただの寄付とも違うので、ごく最近までは「物品購入」を通して、つまり「●円入金してくれた人にはポストカードを、●●円入金してくれた人にはサイン入り色紙をあげますよ〜」という、入金額に応じた見返りを約束するかたちでしか法的には認められていなかったようです。
けれどちょうど今年に金融商品取引法の改正によって、いわゆる(見返りを求めない)個人出資も一人最大50万円まで認められるようになったそうなので、今後はもっと国内でも気軽で有力な資金調達方法になってくるのではないでしょうか。

…なぜこんな異色な前置きを始めたかというと、フィンランドで出会った私の友人が、まさに先日からこのクラウドファンディングによって素敵な自分のプロジェクトの資金調達を開始したから。やっぱりこういう活動は、まずは「世の中でこんなことをやろうとしている人がいるとは!」という、活動者のことを知るよしもなかった不特定多数のネットユーザーとの巡り合わせが大切だと思うので、私自身にとっても初めての身近なクラウドファンディングの可能性を信じて、伝達役という形でも関われたらと思いまして。

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今、自身の一大プロジェクト実現に向けてクラウドファンディングによる資金づくりに挑戦中なのが、フィンランドのヘルシンキを拠点に動物木彫アーティストとして活動されている小山泰(こやまやすし)さん。彼はサラリーマンから突如ひらりと身を翻してフィンランドで美術学生になり、その後もしっかりとフィンランドに根をはって、のびのびと創作&発表活動を展開されている、ただならぬ在フィンの先輩のおひとりです。

写真をご覧になってのとおり、彼の作品はとにもかくにも「カワイイ!」

きっとヘルシンキ市民たちの反応も一様にそうだからなのか、最近立ち上げられたご自身のブランド名も、"SÖPÖ"(フィンランド語でいうカワイイ〜の意)。子どものようにウラのない可愛さには、人はただただ癒されますよね。ギャラリーや店舗の窓越しに純朴で愛くるしい動物たちと通りの道行く人の目があう瞬間は、みんなつい立ち止まって頬を緩ませること必至のようです(笑)でも、そんな「カワイイ」の背景は、なかなかスゴイことになってるようですよ。時に1メートル、100キロにも及ぶ木彫作品の作り始めは、斧やらチェーンソーやらで木の塊をガシガシ削るところから、だそうですから。。。やはりカワイイは一夜にしてならず。でーんとした樹の幹のなかから、(ご自身も決して大柄ではなく愛嬌に満ちた小山さんが)こんなに愛くるしい動物たちを掘り出してしまう、そのプロセスを想像するだけでますますにんまりしちゃいます。

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小山さんはこれまでも、人々の無条件の笑顔を誘う自身の作品を、病院の小児科などまさに笑顔が必要とされる公共の場にも積極的に寄贈されてこられました。そして今彼がクラウドファンディングによって新たに企ててらっしゃるのも、クリスマスプレゼントとして、子供たちが触ったり抱きついたり出来る木彫りの動物彫刻を子どもの公共施設に寄贈するという、彼にしかできない幸せなプロジェクト。
この「子どものためのアート」プロジェクトは、フィンランドで最初に出来たクラウドファンディング、メセナーティの支援のもとでキックオフしました。小山さんをはじめ、フィンランド国内で選ばれた19人の芸術家が、由緒あるメセナーティの技術支援を受けながら、各々のプロジェクトを起こし始めているのだそうです。

ちなみに、小山さんのクラウドファンディング・プロジェクトでは、無償の支援金を募る形ではなく、日本でメジャーな返礼品購入の形式が取られています。つまり、出資すれば彼の素敵なオリジナルグッズが日本にいても手に入るチャンスでもあるのです!!
製品・作品は、すべてインターネットを通して購入できるようになっています。 この返礼品購入により集まった支援金がプロジェクト施行の最低金額に達すると、ヘルシンキの子どもの公共施設へ彫刻作品が寄付されることになります。
その返礼品の一覧はこちらをチェック!やっぱりどれもカワイイ〜♡

…と、こんな感じで彼のプロジェクトの趣旨と魅力は伝わりましたでしょうか…?
詳しくはぜひ、下のリンクから小山さん自身が用意したビデオ説明を観てください!(上で触れた大木からカワイイまでの製作プロセスも見られる特典付き!)

http://vimeo.com/107077219

賛同や支援に漕ぎ着くかはさておき、まず私のブログが、小山さんというアーティストや、こんなユニークな活動や、クラウドファンディングという支援方法と、それらをこれまで知らなかったあなたとを引き合せる場となることを願って。そしてもちろん、彼の活動をぜひ応援したい!という方は迷わず行動を!!

実現すればいいなと思う物事に対して、自分ではとても成し遂げられないことを代わりにやり遂げてくれるポテンシャルを持った人に対して、単純に応援している大好きな人に対して、現実的に何より重宝されるお金を払って支援する。この方法は、世のあちこちを彷徨っている美しい「夢や理想」と「現実(=金が要る!)」とをスマートに結びつける、単純だけどなんとも効率的なアイデアなんじゃないかしら。世の中のお金がもっと、美しい夢や希望を叶えるために廻るってもいいじゃないか、とは誰もが思っているはず。
今回も、無事にヘルシンキに住む子どもたちに嬉しいクリスマスプレゼントが届きますように、とただ心で願うだけでなく、そのサンタさんの一人となるチャンスが、世界中の人にちゃんと用意されているのです!

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来週は本格的に寒くなりそうですね

posted by こばやし あやな at 06:31| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月18日

ポテンシャル無限大のハックマン鍋

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メオト生活が始まってはや一週間。お役所まわりやお得意様へのメール挨拶まわりなども、ようやく落ち着いてきました。その後2人の間柄に変化が起こるということはまあ特になかったですが、今週から相方の帰省旅行代調達バイトが始まり、週3回はなんと朝の4時半起き(そして弁当持参)という、婚姻よりもよっぽど我々の日常を揺るがす新生活がスタートしたので、週末を前に両者ヘタっております。。

さて本日の話題の中心は、写真に映るお鍋。
結婚式のときに参加してくださった方から、日本のお祝儀に代わるプレゼントをいろいろといただきました。リアリストカップルは、事前に「コレがほしいんでヨロシク!」とほしいものリストを配ったり、現金入金用に振込口座を公表したりするのもアリなのですが、「欲しいものは?」と聞かれても、頭にまず浮かぶのは明太子とかしらすとか地酒とかどうしようもないものばかりで、それ以上に頭をひねる心や時間の余裕もなく、「なんでもいいよ」としか返せていませんでした。その結果、「さすがにコレはもらって困らんだろう…」というものすごーく実用的なものばかりが集まり、返って助かりました(笑)

そのなかで、実はこの一週間すでにめちゃくちゃ重宝させてもらっているのが、ミッコの妹リーッカがくれたこの鍋なのです。直径28センチ、深さ6センチ、そして両手づかみできる取っ手にガラス蓋付き。…まあ日本の方にしてみれば、「ただのすきやき鍋やん」でしょうが、
そうなんですよ!!!
コレ、まさしくすきやき鍋なんです!!!
はっきりいって、この手の底浅で両手づかみできるフタ付き頑丈鍋は、こちらではなかなか見かけません!あってもフライパン風片手鍋が主流。たぶんフィン食卓ではこういう容量の料理といえばもっぱらオーブン料理なので、IHにかける鍋としてでは需要がないように思われます。。
しかもこちら、フィンランドの老舗良質鍋ブランド、ハックマンのMatadorという本格調理用鍋シリーズのひとつで、まさに鬼に金棒。この特殊サイズの鍋はやはり他のノーマルラインでは出していないようですね。
リーッカは別に日本に精通しているわけでもないし、もちろん彼女の前で嗚呼すきやき鍋が欲しいとぼやいたこともないので、何を思ってこの鍋をチョイスしてくれたのかさっぱり謎ではありますが、これはグッジョブですよ!!自分でもしどこかで見かけてたら買っていたかもしれないくらい、ジャストマッチでした。

もう最近は昼間でも氷点下な時間帯が少なくなく、夜はやはりあったか料理をみんなで(といっても基本2人ですが)つつきたいところ。これまでは水炊きだって深いシチュー鍋で無理やりぐつぐつ煮ていましたが、この一週間はすでにこのお鍋を使ってすき焼き、鍋焼きうどん、ちゃんこ鍋、そして今日は夜に友達がスペイン土産のイベリコ豚を持って遊びに来てたので、どーんとパエリアを作ってみました(出来たては食べるのに夢中で、なんだか中途半端な写真でスミマセン)。
和食文化を心の拠り所として生きてゆくかぎり、この鍋を持ってて損はなし!まだまだこの鍋で作ってみたい料理がたくさんあるし、今年の冬の楽しみがひとつ増えた気分です♪

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おっとただいまマイナス8度!

posted by こばやし あやな at 07:27| Comment(0) | おかんのイチオシ商品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日

美術手帖増刊号『トーベ特集』明日発売!

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明日10月16日に、美術出版社より美術手帖11月号増刊「トーベ・ヤンソン特集」がいよいよ発売。一冊まるごとトーベ!しかもかの美手帖が手がけるトーベ特集ということで、ムーミンネタだけに偏らず、芸術家として、イラストレーターとして、さまざまな顔をもつトーベの魅力が余すところなく、より深く専門的に取り上げられているようです。

このうち、私はフィンランドロケ部分(サマーコテージが残るペッリンギ諸島やアテネウム美術館の回顧展、ヘルシンキ市内の公共建築に残るトーベの壁画などなどなど)のコーディネートと現場通訳、および、まもなく日本でも巡回が始まる回顧展のメインキュレーターらのインタビュー翻訳などを手がけさせていただきました。さまざまな協会や島の方々の情報錯綜に振り回されたり、なかなか直前まで予定がフィックスせずやきもきすることも多かったのですが、朝5時起きで地元の漁師さんの船で出発し、トーベが夏を過ごしたクルーブ・ハル島の上で(危うく海にドボンしかけながら)ゆったり眺めた海原と朝の柔らかな光が、今夏一番の印象的な風景として目に焼き付いています。それから、島の住民たちによって上演されていた手作りサマーシアターのラストシーンの美しさも!!スウェ語上演でまったく会話の内容はわからないのに、最後の演出は美しすぎて大号泣してしまいました。

日本より専属ライターさん、カメラマンさんをお迎えし、ありそうでない初共同仕事同士の女3人チームでのロケ(旅の前半はドライバー兼スウェ語翻訳補助でミッコもついてきていたのですが)。これだけ長い期間ずっと一緒に動き働き休み…していると仕事外の話もはずんで不思議と意気投合してくるもので、あと相方を終始可愛がってもらったし(笑)、今でも時々我が家の会話に出てくる魅力的なお二人とは、またお仕事でもプライベートでもぜひ再会したいと今でも思い続けています。

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写真撮影にいらしてくださっていたのは、ご夫婦でユニットフォトグラファーとしてもご活躍中のArai Akikoさん。清らかでどこか懐かしい風景写真、静物写真に長けてらっしゃる方で、あとでまさかのクルーブ・ハルでの我々の隠し撮り写真がこっそり送られてきました(笑)最近のろけ写真をブログに載せることに麻痺してしまってるので、こちらも記念に。Akikoさん素敵な一枚をどうもありがとう!

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というわけで、皆さん、ぜひ明日は書店やオンラインにて美術手帖11月号増刊「トーベ・ヤンソン特集」お求めください!

ああ、それにしても今年は本当にありがたい年で、日本では一愛読者だったあの雑誌この雑誌に、ここフィンランドから紙面製作に携わる機会を次々にいただいております。今後はフィンランド関係で全然違う分野の雑誌や書籍づくりにも携わってみたいなあ。鉄道とかハイキングとか歴史物とかいかがでしょう?笑

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相方が最近早朝バイトを始めたので、お弁当にせっせとお好み焼きだのたこ焼きだの作ってるウェスタンな新妻です。
posted by こばやし あやな at 02:48| Comment(2) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月15日

新苗字はスウェーデン語?

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大学図書館の自習スペースの窓より。秋深し、ですなあ。これを撮った直後に落ち葉のバキューム作業が始まって、まもなく地面が青い芝生になおっていましたが。

火曜日は修論ゼミがあり、毎週ドキドキ、というかビクビクしながら午後を迎えます。今日はさらに事前に教授との個人面談もあり、やれ出張だの入籍だのどたばたしていた先週から、なかなか気を抜くタイミングが訪れません(苦笑)

大学事務や教授には昨日苗字変更のお知らせを送って手続きしたのですが、今日配られた今後の予定リストなどはもうすでにちゃんと新苗字に変えてくださっていて、ありがたいこと。ゼミの最初にも先生から報告いただき、皆さんの祝福を受けました。ところでうちの教授はそもそもトーヴェ・ヤンソンなどと同じスウェーデン語系フィンランド人(スウェーデン語が母語のフィンランド人)で、大学のときはフィンランド語で課程を修めたそう。ちなみに彼女の一家は由緒ある学者家系で知られ、もう他界されたお父上もかなり有名な政治学者さんだったとか。その彼女が私の新苗字をさらりと読んだとき、それがあまりに我々が普段発音している感じと違いすぎていて、一瞬アレ私のこと?と戸惑ってしまいました。。

というのも、私の新苗字、表記自体はスウェーデン語なんですよ(読み方やアクセントはあくまでフィン語流なので、教授のネイティブな読み方とのギャップがすごかったのです)。といっても相方の家系は教授のようにスウェーデン語系というわけではありません。今日のフィンランド人の苗字をざっと眺めていると、10パーセントくらいは、明らかにフィンランド語じゃないなという綴りのタイプが見つかります。どうしてこういうことが起こるかといえば、そもそも1800年代後半までは、かつてのスウェーデン支配の名残でフィンランド人の多くがまだスウェーデン語苗字を名乗っていたのです。ところがその後、民族独立意識に煽られてか、自分の家系の受け継いできた苗字を意味そのままに「フィンランド語化」してコロっと改姓するのが一大ブームとなったのそう!!つまり、今日明らかなフィンランド語感の苗字を持っている人たちも、その2,3世代前のご先祖様がブームに乗っかってスウェーデン語姓から改姓していた可能性がある、というわけですね。で、頑なに?従来のスウェ語を守った一部の先祖の孫の孫が、今もスウェ語苗字を受け継いでいる、と。

私の新苗字は、もしフィンランド語化するならSuolahtiとなるそうで、さすれば意味は「沼湾文菜」てとこですな(笑)実際、改姓済みのSuolahtiさんもこれまで何人か出会ったことがあります。wikiによると、先祖には1800年代までは牧師が、それ以降は学者&文化人が多い家系だったようですね。
wikiのこちらのページには、代表姓のスウェ語・フィン語互換表まであって、それぞれの改正年や改姓を始めた人物の名前まで明記されています。
なかには、スウェ語のあとにフィン語をくっつけたバージョンの新苗字を編み出す人もいたそうで、前々からなんでこんなでこぼこな苗字なんや?と違和感を持っていたかの国民的芸術家、アクセリ・ガッレン=カッレラ(Akseli Gallen-Kallela)もまさにこのタイプだったみたい(というか彼自身が改姓したらしい)。

今現在のフィンランドでは、さすがこんなふうに自由に改姓することはできないけれど、例えば結婚後の新苗字の選択肢はあきれるほどバリエーション豊富。もちろん夫婦別姓や、夫が妻の苗字を名乗ることだってOKだし、よくあるのは(今やちょっと古い女性のやり方というイメージがあるけど)夫の苗字と妻の苗字をハイフンでくっつけてクリエイトされた長い新苗字。この意味では、現代でも全く新しい苗字を創造することだって可能なのですよね。こういう歴史からも、「代々受け継がれてきた苗字」みたいな執着はフィンランドでは極めて薄いですな。

最後に、これはフィン語学習者にしかわからん話ですが…ワタクシ、入籍直後まで、自分の新苗字の語尾活用間違って使ってました。。。パルティティーヴィやイッラティーヴィあたり…。「だってほら、人の苗字ってあんまり活用させる機会ないし、馴染みないスウェーデン語系だからさあ」というのが、言い訳でも何でもなく事実なんですが、そもそも人名だって助詞を付けた時点で容赦なく活用が発生するフィンランド語、やはり恐るべし。。

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あら、気づけばこんな時間

posted by こばやし あやな at 08:38| Comment(2) | フィン語奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月13日

安息の週末

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やはり週後半にかけて濃密な毎日が続いていたので、週末は疲労でほとんど何も生産性あることができず、重い腰をあげて頑張ったのはメッセージ返しと戴きものの整理と、祝辞カード(やこれまで2人がもらったいろんなポストカードや色紙)をこれまで持て余していたキッチンの掲示ボードに飾りつけてみたくらい。今日は今年最後のキノコ(スッピロバハベロという種)の収穫を期待して少し森に入りましたが期待はずれでしたね…夜は無性に食べたくなり関西風うどんすきを煮込みました。

明日からも途切れなく続く日常。気張りすぎず、欲張りすぎず、ちゃんと休息もとって、ただし心地いいことには絶えず積極的に!

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来週は学業集中ウィーク!

posted by こばやし あやな at 06:22| Comment(0) | わが家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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