2012年02月29日

羽伸ばしにはやっぱり湯治?

20120227_5.jpg

昨晩の極上オーロラ騒ぎはやはりフィンランド国内各地を湧かせていたようです。特にこのユヴァスキュラの含まれる中部地方のあちこちで、ラップランド以外では例外的としかいいようのない規模のが観測されていたもよう。なので当然、今朝の地方紙では一面で話題持ちきりでした。

こちらから、中部地方のあちこちの街で昨晩撮影された見事なオーロラ写真を見比べるられますので、是非。写真のなかにある目眩を起こしそうなオーロラ・ホールも、幸運にも自分の眼でしばらく見つめることができました。こんなスペクタクルが、セーラームーンの変身の瞬間以外にも起こりうるなんて…そもそも現実世界で!


と、昨晩は急遽オーロラ速報日記に差し替えとなったため書けなかった、昨日の日中の出来事について今日は少々。

昨日は一日授業もオケ練習もなくフリーだったので、ミッコと日帰りドライブに繰り出してきました!ミッコママが毎朝車に乗ってユヴァスキュラに出勤してきているので、退社時間まで車をお借りさせてもらったのでした。

時間に限りがあるので遠出はできなかったものの、共通の好きな音楽を聴きながら、ちょうど北海道のように延々と続く白銀の大地(←湖または農地、いずれも白い大地で見分けもつきにくい)と牧場の牛や馬たちの群勢を眺めつつ、ユヴァスキュラ近郊の湖畔田舎街をのんびり移動。ここ最近にしては珍しく天気も快晴で、青い空と白い野のコントラストの美しいことといったら…。今年に入ってずっと胸中でくすぶっていた閉塞感がやっと解き放たれて、すっかり昇華されてゆきました。


20120228_9.jpg

ただ延々と遊牧していたわけではなく、この日の一応メインの目的地が、ラウカーという隣町の風光明媚な湖畔にたたずむ中部地方民たちのお手軽リゾート地「ペウルンカ」内に昨年末リニューアルオープンした大型SPA!最近私が口癖のように「風呂が恋しい…湯船でリラックスしたい」とぼやき続けていたので、ミッコがここを強く勧めて誘い出してくれたのが今回のドライブ旅行の発端。いや〜いいチョイスしてくれるじゃないか…

、いざこのSPA施設に着いて、彼がここをプッシュしてた真の理由が明らかに…はいはい、どうせ筋トレオタクにはたまらないジム施設が充実しているからなんでしょ…

ここ西欧で、スパと聞いて、日本のスーパー銭湯や新今宮のスパワールドみたいなザ・湯けむりエンタメランドを期待してはいけないことくらい、行く前から肝に銘じてあったのでがっかりなどしません。ここもやっぱり例に漏れず、水着着用が徹底された、どちらかというとプールリゾートの要素が強い男女混合アミューズメント施設。各種サウナだけは、裸にならないと入れないので男女別になっています。

ダークな照明やスクリーンの映像が、宇宙空間を思わせる神秘的な雰囲気を演出していて、なかなか新鮮。メインアトラクションは、北欧最長というウォータースライダーです!スタート地点はガラス張りの展望スペースになっていて絶景が一望でき、そこからなんと大胆に壁や天上を突き破っていくルートでぐるぐると滑り落ちてゆくんです。道中屋内と屋外を行ったりきたりする構造なので、どうせなら屋外をすり抜けるときはスライダーの素材も透明にして外の景色が見えるようにしておいてくれたら面白いのに、とは思いましたが。ちなみに、屋外を滑る間も、恐れていた寒さは感じないようになってました。

この日はスキー休み初日ということで、まあ家族連れの多いこと!スライダーも長蛇の列で結局一回しか滑ることができませんでしたが、周遊プールでは久しぶりにしっかりと泳ぐことができたし(今ユヴァスキュラのプールが春まで改装中で使えずしばらく通えてないのです…)、ミッコ推奨の水中筋トレ法をあれこれ実践したりと、リラックス目的の湯治というよりはより結局疲れて帰ってきた感じ。それでも、昔から大好きな水の中で体を動かすことで随分気分は軽くできた気がします。

http://yle.fi/alueet/keski-suomi/2011/12/vesiliukumaki_on_uuden_kylpylan_vetonaula_3070539.html

↑こちら、オープン時のニュ―ス動画から全体の雰囲気が見られます。しかし、取材に応えている施設のオーナーはなぜ裸なのか

ちなみに、室内プールとはいえ水温は相当低めで、正直いつまでたっても寒いのです。ジャグジーも、あったかい、ではなく、ぬるい。相方にそう愚痴ったら、「それは最初に水風呂に入ってないからだ」と、入水口手前にある小プールを指差すではないですか。そこは正真正銘の水風呂。決死の覚悟でここに一度体を沈めて皮膚を麻痺させてから改めてプールにはいれば…ええそりゃ、あったかいですよ。けども、なんでこの国の人は、いつでもどこでもこの手の極端療法で寒さや冷たさをストイックにのり切ろうとするのだろうか!!

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


明日は10数年ぶりにスケートに挑戦予定!



posted by こばやし あやな at 06:53| Comment(2) | Laukaa-ラウカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月28日

天から降りそそぐオーロラの下で

20120228_1.jpg

20120228_6.jpg

20120228_7.jpg

20120228_5.jpg

20120228_4.jpg

20120228_2.jpg


嗚呼。

まさかの我が家のすぐ前で、人生最高のオーロラショーに巡り逢えました。
感動で全身が震え、一番活発化して空という空が光に包まれたハイライトの瞬間には、もはやカメラのシャッターを切ることも忘れて、上を見上げたままただ呆然と立ち尽くし、声をあげて泣いてしまいました。

これまで何度か遭遇したオーロラはいつも、大地の底からゆらゆらと立ち昇ってくる煙のような姿ばかりでした。

今日も、見始めたうちはそんなかんじ。でも、とつぜん頭上に時空を歪めてしまいそうな一点のホールが出現し、そこから噴射された光が世界に降りそそぎ始めたのです。まさに、光のシャワー。世界の終わりから、世界の始まりへ…そんなイメージに全身が支配されていたのをぼんやり覚えています。


ああ、まだ興奮が抜けきらず、(この私ですら)今日はこれ以上言葉が出てきません。

フィンランドに暮らせて本当によかった。

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


そういや、夕飯まだやったっけ…

posted by こばやし あやな at 06:25| Comment(3) | オーロラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

ヒックリカエル/新記事を寄稿しました

20120225_3.jpg

一仕事終えてふとベットを見やると、いつも枕元で一緒におねんねしてる蛙ちゃんが、ひっくり蛙に変身してた…あまりに可愛かったので、起こしてやる前に思わず記念撮影。

いつもお世話になってる「北欧デザイン通信」に、いつもより若干縮小版?ですが新記事をひとつ寄稿いたしました。今月からフィンランド国内各地の大手スーパー「Kマーケット」で販売が開始された、日本でも人気のデザインブランド「イヴァナ・ヘルシンキ」とK系列の商標「ピルッカ」のコラボレーション商品についての紹介です。あくまで現地でしか手に入らないアイテムの紹介となってしまいましたが、フィンランド旅行にお越しの際はぜひスーパーでチェックしてみてください!

「イヴァナ・ヘルシンキ×ピルッカが共同商品開発を開始」
http://nordicindex.org/archives/1263


それから、実は前回ノキアの長靴について寄稿したあと、日本であのHAIシリーズの輸入販売をおこなっているとある会社の広報部の方から打診いただき、北欧デザイン通信に執筆した文章を、商品推薦文として楽天のページ内に転載していただきました!

1stDogCafe様 楽天市場サイトより
http://item.rakuten.co.jp/1stdogcafe/c/0000000166/


実際、こちらのお店から紹介したHAIシリーズが購入可能ですので、皆さん是非購入して、今年は日本でもノキア長靴を流行らせちゃってくださいね!!

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


あ〜 週末はイキカエル〜♪
posted by こばやし あやな at 22:56| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安息日和

20120225_2.jpg

中部地方のスキー休みが始まって(混雑を避けるため、国土のエリアごとに開始期間が分けられているので)、その間にたんまりだされた課題が気になりつつも、まずは安息日をということで、久々におうちをベースに引き篭っています。同居人のリーヤが休みいっぱい帰省中で、彼女の夜の恒例・テレビを見て爆笑する声や彼氏とスカイプする甘い声が聞こえてこないので、悠々自適だけどちょっと寂しい我が家です。

ま、でもこんなときこそ!と、お友達を呼んで日本食振舞ったり、せっせとお菓子作りに励んだりと、キッチン独占ライフを楽しませてもらっていますよ(笑)

気がつけばすっかり日が高くなって、今の時間はすがすがしい日光が部屋の奥まで届いてきてるから、室内の明るいこと!ああ、春はそこまで…なんとも幸せな引き籠りウィークエンドです黒ハート

午後からは、日本語スピーチ大会に出る学生さんたちの添削指導と、新作料理のレシピ開発に励みます。

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


マフィンはもうちょいぶくっと膨らんでほしかった…

posted by こばやし あやな at 17:10| Comment(0) | わが家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

あの街とこの街の意外な共通点

20120217_1.jpg

ユヴァスキュラの街って、あくまでそこに住む人達(というか学生たち)の内部評価にすぎないのかもしれないけど、「ボヘミアンたちの街」と謳われるのをよく耳にします。もちろん、本当のボヘミア人がたくさん住んでるわけではなく「伝統的な暮らしや習慣にこだわらない自由奔放な生活をしている」人たちにとって住みよい街、という意味で。

正直、私個人の感覚では、半年この街に住んでいてもまだあまりぴんとこないイメージです。なぜって多分、ここへ出てくる前、高円寺という、知る人ぞ知る東京の…いや日本有数の究極的なボヘミアン指向の街に暮らして、その恩恵にどっぷり浸っていた身だからに違いないのですが…


例えばどんなあたりが?と聞けば、ライブやギャラリーを兼ねるなど自己表現の場を気軽に提供してくれるカフェやミニスペースが多いこと、外食費浮かすために食べ物持ち込み可のカフェやバーがあること、伝統的にカルチュラル・ウィナー(成功してそこそこ名をあげたアーティスト)とカルチュラル・ルーザー(アーティスト趣向ゆえ貧乏だったり定職につかない/つけない人)の両方が分け隔てなくたまり場とするカフェやバーが点在していること、古本屋や蚤の市(リサイクルショップ)がやたら多いこと、思想差別や外国人差別がとても少ないこと…などを挙げてきます。

言われてみれば、なるほど確かに、とは思います。フィンランドのよその街に訪れたことはあっても、ヘルシンキやエスポー界隈以外で暮らしたことはないので、他の街との比較は難しいですが、この街は清楚でモダンな湖畔の街のイメージを押し出す一方で、「金はないが時間とアイデアはある」人たちが、ひっそりこそこそと独自のユートピアを築こうとしている印象はなんとなく受けます。ゆかりのある芸術家も多いし、あらゆる文化発信施設が街の規模のわりに飛び抜けて多く(これはちょっとした誇り)、何より4年きっちりで出ていく必要も、自分で必死にお金を稼ぐ必要もない、フィンの究極モラトリアム期をじっくり満喫中の元気な若者が多数集まる街となれば、自然とそんな風潮が望まれ体現されてくるものなのかしら。

そういう人たちが目をかけるお店というのは、たいがい店長やスタッフにも業務以上のこだわりやコミュニケーション意欲があって、行けば気さくに声をかけてきて、そのままお勧めやなんでもない世間話に花が咲きやすい。人情でメニュー外のスープまで作ってくれる(笑)

つまり、確固たる目的を持たずにふらりと行っても、思いがけない掘り出し物やスクープに出会えて嬉しくなれる期待値が高い。何が得られるか、何が返ってくるかわからない物色ややりとりの時間というのは、不確かでめんどうで時間の無駄だと倦厭する人もいるだろうけれど(フィンランド人はどっちかというとその気質)、元来有機的であるがゆえに、多様で不規則で例外だらけな人や社会や自然とのコミュニケーションというのは、いつだってそんなものだろうと思う。何が起こるか、何に出会えるかわからない不確かな時間を許して、むしろそれを自分から楽しんでゆく人生でありたい。それに、自分自身の気分やリズムや欲求も、日々変化を繰り返している。知り合いのいないカフェでゆっくりしたいことも、真夜中に寝られなくて突然どこかに本を読みに行きたくなることもある。そういう自分自身の衝動の微細な変化に、ピンポイントで対応してくれる一軒一軒が、できるだけたくさん身近に潜んでいてくれたら最高だ。こんな気まぐれなお客さんを迎えることに、無上の喜びを感じる店主がたくさんいた高円寺という街は、だから私の肌に合っていたのだろうなと今でも思います。プチボヘミアンの街ユヴァスキュラにも、探せばまだ、自分の駆け込み寺になってくれそうな素敵なお店が見つかる気がします。


オリジナリティを大事にした気ままな自営業のお店の存在は、実はフィンランドではどの街に行っても(首都でさえも)本当に希少です。なにせ小さな市場しか持たない国なので、国内のお店の大半は、いわゆるSグループとKグループという強大なグループの傘下にある、割高で個性のないチェーン店に独占されてしまっているのが現状なのです。ほーんと、どこの街に行っても、中心街に並ぶ店や飲食店は同じ。最近読んだ「フィンランドで食費がかかりすぎる20の理由」という興味深い記事があり、その事実を痛快に説明&批判しているので、フィンランド語の分かる方はこちらから是非一読してみてください。


なんだか話の尾っぽが宙ぶらりんになっちゃいましたが、そろそろ出かけねばならないので今日はこのへんで〜。

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


まずは今日から三連休や!!

posted by こばやし あやな at 16:49| Comment(0) | Suomiで考えごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

卓上にまぶしい春色

20120223_1.jpg

今週は、さっと目を通す程度のものから、読み込んで回答したり要約文を書かなければならないものまで、とにかくせっせと読まねばならないフィン語テクストがあまりに重なりすぎて、地獄を見ています…。来週から一部の授業がスキー休みに入るので、その前にこれでもかと課題を出してくれるではないか雷まだまだ語彙が乏しく辞書が手放せないのと、フィン語独特のランダム文法構築、そして皮肉例文たっぷりなくせに「言いたいことはコンテクストから察してね」と言わんばかりの不親切な文構成に慣れることができず、一日かけても進みは遅く、毎日図書館を出るときには眼と頭から煙がのぼっている状況です…。

特に最近眼精疲労の気を強く感じるので、昨晩図書館を追い出されてから、何か目の保養になる美しきものをそばに…という一心で、夜おそくまで空いている街の花屋さんにふらりとなだれ込んで、キューンと目に飛び込んできた真っ黄色のチューリップの花束を包んでもらいました。2月になると、そのへんのスーパーマーケットでもさまざまな色のチューリップの花束が比較的安価で売られ始めます。人々も、いい加減白一色の世界に飽きはじめ、次の季節に期待を寄せたくなってくるものなのでしょう。

帰宅して、しばらく使っていなかった空色の鉢に移してやると、まるでボトムからグラデーションを描くように、葉の緑、そして花弁の黄色へと、鮮やかな色が移ろってゆくのに癒されます。一晩立って、今朝は早くもつぼみがだいぶ開花してふくよかになり、ますます可愛らしさがアップ。嗚呼いっそ鉢ごと大学にも持っていって、いつでも勉強机の傍らに置いて愛でていたいくらいです。

ともあれ、今日このあと午後からのプレゼン(お題:フィンランドの年金受給年齢論争について…)を終えれば、ひとまずプチ連休に突入!希望にあふれた黄色をしっかり目と心に焼き付けて、今日も元気に行ってきまーす!

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


最近あったかい。雪解けの季節もすぐそこまで…



posted by こばやし あやな at 17:08| Comment(0) | わが家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

うっとりする講義棟

20120221_2.jpg

今日使った講義棟、階段が2階で途切れてたり謎の中二階があったり、前から不思議な建物よあなと思っていたけど、なんと上階にはこんな素敵な大講義室が潜んでいたことが今日発覚!(授業は残念ながらこの部屋ではなかったけどね)これぞ西洋の大学講義風景!てなムードに浸れそうでなんだか憧れるな〜。ちなみに部屋の前後にはピアノと小型のパイプオルガン(!)まであります。もはやパーティールーム?

本館などのほうは、アールト設計ということで一般的にも注目が集まりますが、うっそうとした松林に埋もれたキャンパスの、やや後方に点々と佇む歴史ある旧館群も、実はとても素敵です。外観はレンガ造り、内観は装飾的で細かな着色もなされた木材が組まれていて、古い木造教会に似た雰囲気が醸し出されています。内部は巧妙にリノベーションを重ねてあり、最新の設備で不自由なく講義やセミナーを開講できますが、例えば装飾を塗りなおしている壁も、一部はかならず色あせ古ぼけた「創建当初の姿」がそのまま保存されており、往時の色姿に想いを馳せられます。美術品なども多く展示してあって、部屋によっては、小学校の音楽室か!というくらい、ちょっと不気味な「誰か」の肖像画が飾られていたりします(笑)

アールト建築見学にはるばる来られた方は、是非一足伸ばしてこれら旧館のほうにも見学にいらしてくださいね。

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


フィン語の速読法を身につけないと埒があかん!!!

posted by こばやし あやな at 05:17| Comment(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月22日

断食前のお楽しみ

20120221.jpg

本日、キリスト教国各国では、シュローヴ・チューズデー(Shrove Tuesday)、フィンランド語ではラスキアイネン(Laskiainen)と呼ばれる祭事の日です。イースターに向けて翌日から始まる断食の日々の前に、戸棚や冷蔵庫にある材料を使いきり、美味しいものを食べきってしまおうという意味合いから始まった日だそうで、イギリスではパンケーキを、リトアニアではドーナツを、アイスランドでは肉&豆料理を…と、お国によって「棚に残りがちな食材でつくる最後の贅沢」のメニューはあれこれ異なるようです。

フィンランドでは、お隣スウェーデンなどとほぼ同じまあるい菓子パン、「ラスキアイスプッラ」をいただきます。軽い食感のパンの間に、たっぷりのホイップクリームと、ピーナッツクリームまたはいちごジャム(なぜか一般に出まわるのはこの2種類だけ)のどちらかをサンドしただけの、まあいかにもフィンのキッチンの常用食材で作りましたといった感じのプッラ(菓子パン)。あとはヘルネケイット(えんどう豆スープ)も本日の定番メニューのひとつですね。

写真は、今日大学のカフェでいただいたピーナッツクリーム味のほうのラスキアイスプッラ。カフェやスーパーでは、なんやかんやで半月くらい前から出回っていたかしら。今日は学食の前でも屋台販売までされていて、日頃食堂のレジを売ってる気の良いおっちゃんが、大阪のたこ焼き屋台のおっさん並に気合入れて呼び込みをしていたのがおかしかったです。「ちょっとそこの兄ちゃん、たくさん買ってって、街で出会った可愛い子にくばっちゃいな!!」って、なんとも古めかしい宣伝文句で。。。キリスト行事の産物がナンパに使われるなんてイエス様も驚き呆れていることでしょう(笑)

ちなみに、美味しい物を食べる風習は色褪せませんが、このご時世、断食自体はだれもやりませんよ、もちろん…。


20120221_3.jpg

これはいつぞやヨーロッパを周遊していたとき、チェコの人気観光街チェスキー・クルムロフでたまたま遭遇した、地元の人たちによるシュローヴ・チューズデーのお祭りの一コマ。ポルトガルでは、この日になんとリオカーニバルを踊る習慣もあるそうな。


20120221_4.jpg

そのアクティブな祝い事に対抗するかのように?、フィンランド独自のラスキアイネンの過ごし方として、「積極的にそりすべりに励みましょう」というますますよくわからない慣習も、いつのまにやら定着しています。これはもちろん当日の放課後にやってもいいし、その前々日の日曜日に休日レジャーとして挙行する人も多いみたい。街の丘という丘が、ソリスベラーでごった返す珍現象が起こります…。

フィンランドの一年の歳時記を目の当たりにしていて、毎年どうもこの行事あたりから、ん?と懐疑的になりざるを得ない、どうも本来の趣旨を独自に解釈しすぎたオリジナル珍行事が並び始めます。その履き違えの最たるイベントは、知る人ぞ知る5月のメーデーなのですが…ともあれ、このラスキアイネンからちょいちょい続く各種祭事のことも、追ってレポートしてゆきますので、お楽しみに♪

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


何もかも捨てて逃亡したくなるくらい、やることまみれ。




posted by こばやし あやな at 07:18| Comment(0) | Suomi×歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月20日

イナリで稲荷

20120220_2.jpg

20120220_6.jpg

20120220_5.jpg

20120220_4.jpg

20120220_1.jpg

3年前、2009年のちょうど2月20日前後は、そういえばラップランド東部のイナリという街に滞在して、私にとって唯一のサーミ人かつトナカイ飼いのお友達、インガの一日のお仕事を手伝ったり(終日極寒の屋外で…ですよ!!)、漆黒の夜空に揺蕩うオーロラに興奮したり、わざわざ材料を持ち込んでイナリで稲荷を食べつくしたり…そんな素敵な旅を満喫中でした。


…嗚呼、思い切ってどこか飛んでいく時間とお金がほしい(涙)

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


最近鬱憤晴らしのつぶやきばかりでごめんなさい。。。
posted by こばやし あやな at 15:55| Comment(0) | Inari-イナリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月19日

臨機応変

20120217_2.jpg

大学最寄りのバス停前で停車ボタンを押したにも関わらず、運転手さんがうっかり停留所で止まりそびれてしまった。すると「ごめん!!君は大学にいきたいのかい?それなら…」といって、なんと大学の入口前まで運んで降ろしてくれた。


週末は学食が一斉に閉まってしまうので、図書館横のバーのスープランチはやっているかしらと入店して尋ねてみたら、平日限定とのこと。諦めてよそに移ろうとしたら、「ちょっとまって!時間を少しくれたらなんとかしてあげるわ」といって、内情はさっぱりわからなかったけれど15分後にほかほかのシスコンマッカラスープとサラダ、パンをちゃんと出してくれた。


何かにつけて公平さを謳うわりに、相変わらず人情や取り繕いや気まぐれが飄々とまかり通ってしまう不思議な国だこと。ネタに事欠かないからありがたいのですがw

ayana@jyväskylä.fi


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ


心置きなくだらだらしたい

posted by こばやし あやな at 20:54| Comment(0) | Jyväskylä-ユバスキュラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。